民宿本間のブログ

世界自然遺産知床羅臼から情報発信 

この国に未来はあるのか?~不都合な真実・・・・

2011-07-04 09:25:49 | Weblog
この国は危険でない事は「危険!!」と大騒ぎし、本当に危険な事は「大丈夫」「安全」と言う、世界有数の洗脳国家である事。巨額なCM料もメディアに対する口止め料とお伝えしてきました。

3月11日の東日本大震災と福島第一原発の危機的状況、多くの国民の命に関わる、この未曽有の大惨事の時に、やはりこの国は「大丈夫だ」「安全だ」健康に問題ない」と御用学者を使って無責任な情報を垂れ流しています。
世界一原発を抱え、核に対し熟知しているアメリカは、すぐに原発周辺に無人偵察機グローバル・ホークを飛ばし、沖縄・嘉手納基地から最新鋭の電子偵察機RC-135Uを派遣して福島原発から漏れている放射性物質を分析した結果、福島第一原発から50マイル(80キロ)圏内から直ちに退避するように大使館命令を出しました。
同じく国内電力の80%を原発に頼る、原子力先進国フランスは、日本に滞在するフランス人に対し直ちに日本から脱出するように通達を出し、自国民救出の為に臨時航空便で避難させたのです。
これに対し、日本の大手メディアは「過剰反応」「大袈裟」との報道をしました。
NHKも「危険だから逃げるように」というチエーンメールが流れているが、嘘の情報には惑わされないように・・・正しい情報(TV/新聞)をみて冷静な判断をするよう呼び掛けていました。
所が4月12日に国は、放射性物質の外部からの放出量からチュルノブイリ自事故と同じ、レベル7で有った事を発表したのです。
本当は危険性を察知しながら、リアルタイムではなく、時間が経ってから公表する。
これも原発事故では何度も使われてきたやり方です。
チュルノブイリとは違う、同じレベル7でも放出された放射能の量は10分の1・・・」と報道されていますが、東電が会見で「放出量がチュルノブイリに迫ったり超えたりする懸念もある。と考えている。」と話したように、チュルノブイリは、10日で放射能の放出を止める事が出来ましたが、福島第一原発は放出が続いており出口が見えないです。

チュルノブイリは1つの原子炉の事故ですが、福島第一原発は4つの原子炉が事故を起こし、4つ共に危険な状態を脱していません。原発には大きな問題が幾つもありますが、そのうちの一つに、原発に使った後の使用済み核燃料、核のゴミの問題があります。
今回の4号炉の事故でも、此の使用済み燃料が入ったプールの水が減少し、危険な状態になっています。
使用した後も冷やし続けなければならない、地球上で一番恐ろしく厄介なゴミなのです。
高レベル放射能廃棄物は原子発電を続ける限り増え続けていきます。そこでもう一度ウランを燃やして出来たゴミの中からプルト二ウムを取り出して燃料として使いましょう、と言うのがプルサーマル計画です。資源の無い日本では有効な発電であるとか、リサイクル発電と宣伝されていましたが、本当でしょうか?

プルトニウムは微量でも肺癌を引き起こす猛毒物質です。ウラン燃料に比べて桁違いにエネルギー量が強く、高温なプルトニウム発電にウラン用に設計された原子炉が絶える事が出来るか?という問題があります。ウラン燃料に比べてプルトニウムとウランを混合させたMOX燃料が出す、放出放射能はY(ガンマ)線で20倍、中性子線で1万倍、α(アルファ)線で15万倍という恐ろしい物質なのです。
放射性ヨウ素の半減期は8日間、セシウムは30年、プルトニウムは2万4千年です。
という事は、1度汚染されてしまったらおしまいという事です。
ですから、プルサーマルに反対する人達は、事故が起こったら取り返しがつかない!!と強く反対してきたのです。

 前・福島県知事の佐藤栄佐久さんは、電力会社の申し入れに対し、「福島原発では、
絶対にプルサーマル発電はさせない!!」と強固に反対してきました。その前知事は、
無実の罪(贈収賄)で失職したのです。そして、福島県は2010年の2月にプルサーマル計画を条件付(耐震補強)で認め、2010年10月から3号炉でプルサーマル発電を始めてしまったのです。
ところが、大事故が起こりながら、TV・新聞は大スポンサに気を遣い3号炉がプルサーマルである事さえ伝えようとしません。
福島第一原発が危機から脱するのに何年かかるのでしょうか。

九州・玄海原発が日本で始めてプルサーマル原発をすると発表した時に、住民が質問しました。
「プルサーマルを実施すれば危険性の高い発熱量の大きな使用済みMOX燃料が発生する。これをどうするのか?」これに対して2004年7月13日に動燃(現・原研機構)はこう返答しています。
「使用済みMOX燃料は発熱量が高いので、地下に埋められる温度に下がるまで、500年かかります。」…500年前といえば、応仁の乱が終わって戦国時代が始まろうか、という頃です。
室町時代の終わりごろに作ったゴミを現代の人が処理するのです。
500年何事も無く冷やし続ける事が出来ればの話ですが・・・・


プルトニウムの言語は、プルートー「地獄の王」という意味です。
日本は、手を出してはいけない「地獄の王」に手を出し、目覚めさせてしまったのかもしれません。

 2011・5月号<地球と子供の未来を守るネットワーク  代表大田 篤>


原子力発電の電気を使い続ける事にはいつも疑問と国策、そこに群がる利権者、御用学者と無知な民間人、秘密のベールに隠された「安全」の言葉をうのみにして来た私たちにも大いに責任があるが、何十年後に被爆手帳を手にした今の時代に生きている子供たちの姿が重なり合わせて見えるのは、私だけではないと思っております。

国民の悲痛な現実を真摯に受け止め、真剣に議論し、国民に被害が一つでも少なくなる事を祈っております。

被爆国家の日本が何故自国で起きた一番大事な事に目をそむけてはいけない事であり
他国で起きた事には神経をピリピリ~~~何か狂っていませんか??。
人は国の宝であり、その宝物が不安に感じている事を払拭出来ない事はとても悲しい事である。

国民には知らせなければ成らない事と、知る権利が有る筈である。
知らせる義務を怠れば、安心してこの国に住む事が出来ない・・・・


相泊温泉情報
7/4
入浴可能


7/2~4、二泊三日で知床連山縦走ガイド。
シレトコスミレを初め、高山植物の写真撮影が目的です。

初日は岩尾別から入山し、羅臼岳登頂後


三峰指定キャンプ地で幕営


2日目はサシルイ、


オッカバケ、二つ池


南岳と縦走、念願のシレトコスミレに出会う


知円別平のお花畑は満開


硫黄山第一火口指定キャンプ地で2泊目

ここはフードロッカーがまだ雪渓に覆われ使えませんでした。
念のためフードコンテナ持参してよかったです。

3日目は朝から悪天候。
強風とガスで視界もなく、硫黄山登頂は断念してカムイワッカへ下山

無事縦走達成!お疲れ様でした。

シレトコスミレの開花はほぼピークで、南岳~硫黄山にかけて咲きまくり。



コマクサとメアカンキンバイ


そして、珍しいと思うのですが、

ほんのり赤いイワウメを初めて見ました。

稜線上はどこも花盛り。重荷を担いだ疲れも吹き飛ぶような充実の3日間でした。




手がかじかみました


本日は、需要がある午前のみの出航となりました。
凪はとーっても良かったものの…濃霧。
ちょっと不安をも感じる中出航したところ、ものの5分で何かがしぶきをあげました。
お!?っと思ったら、イシイルカの赤ちゃん1頭だけが体を出さずに一生懸命泳いでいます。
写真は撮れませんでしたが、とてもかわいらしかったです。

海鳥は本日もハイイロウミツバメやウトウ、フルマカモメ、ミズナギドリが目立ち

※IMG_6660

その後霧が濃く、雨も降る悪条件の中苦戦していたのですが
帰港途中はいたるところでイシイルカに出遭うことが出来ました。

こちらの左のお客様は、長谷川船長の友人で浦川のラーメン店『まさご』のご主人です。
お世話になっております。

※110704_1110141

皆さんとても寒い中、濡れながらも見ることができたイシイルカに大変喜んでいました。

※IMG_6662

写真は遠いですが…近くで透けて泳ぐ姿もしっかり見られお客様もはしゃいでおりました。
皆さん風邪などひかないように気を付けて下さいね^^大変お疲れ様でした。

先日ご紹介しました『根室海峡に訪れる鯨類たち』の切手シートを知床ネイチャークルーズ事務所にて
本日から販売開始致しました^^
これなら、郵便局がお休みでも当事務所にて購入できます。

詳細はこちらから
http://www.jp-network.japanpost.jp/notification/pressrelease/2011/3001_01_04_111062802.html

私が撮影した写真その他、ご協力いただきました方々の素晴らしい写真が切手になりました。
ぜひ道東お越しの際は、お買い求め下さい♪




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