どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

大村鉱山 オイシガ&滝谷鉱床 Mn

2018-01-13 11:42:18 | 鉱物採集 鳥取
前回の水谷鉱山を後にし、大村鉱山にやって参りました。
アミーゴが大村鉱山も下調べしてくれていたので早速調査開始。

おお・・・
これは綺麗な入り口だ。
坑道が崩落後も水が流れるようにキッチリ石垣を積んである。


ここまで入り口を綺麗に石垣で組んでる鉱山は中々見ない。
早速坑道に入ってみよう。

デジャブかよw

この坑道想像以上に大きかった為。気持ちよくなって写真を撮り忘れたので内容だけ…
10M~サイズの竪坑が2箇所とレンズ状の鉱体の大きな採掘跡が両手ほどあり、坑道延長は500Mはあると思う。
更に坑内もキッチリと石垣を積んであり、すばらしい坑道だった。
強いて言うなら坑道の高さが低く少し歩きにくかった。
また鍾乳石が二次的にたくさん生成されていたので一つ綺麗な物を持ち帰った。

この後抗口から滝谷鉱床の北側に繋がる鉱脈の横掘り跡を調査した。
この横掘り坑道も含めると坑道の長さは7~800Mはあると思う。
また今回は調べなかったが、竪坑の上にある坑道まで調べた場合、1km近くの坑道になる可能性もあると思う。

この坑道は3レベルあり、一番下の坑道が川の側にありこちらにホッパーがあり坑道も100M以上ある。
中段が綺麗な石垣の抗口で、更にその上にも坑道があると思われる。
竪坑の位置は中段坑道の奥の方だったので、そこまでの坑道内の距離も長そうだ。

最後に滝谷鉱床前の広場は埋め立てられているが、この場所にコンプレッサーやエアータンク、エアー配管など多数の機材が埋まっているのが川から見える。

オイシガと大村本鉱床は調べた結果KUSOつまらなかったので除外する。

水谷鉱山 奥谷鉱床 Mn

2018-01-10 14:16:29 | 鉱物採集 鳥取
去年の記事ですが、水谷鉱山行ってきました。
本当は奥谷鉱床の後に、大平鉱床にも行きたかったのですが生憎雪が少量積もっていたのでパスしました。

斜面はボチボチ。
すぐに抗口がある。


おっふ、かわいいやん。


この鉱山で一番坑道が長かった、坑道30~40Mくらいで途中Y字になるがすぐに行き止まり。
一番奥は脈があったのか大きく掘ってあったけど、すごく水が湧き出していた。
枕木には犬釘もあったのでこの坑道に対する気持ち注ぎ具合が伺える。


抗口を20M程あがると平地で横長に採掘跡とハクビシン1匹。
ここが平地である為、鉱山図にある小屋があった場所だと予想。
しかし採掘跡は殆ど埋没していた。
平地の下側の斜面には掘り跡が二箇所あった。


坑内は二酸化マンガンと少量のバラのみ。
この坑内は上と下に穴があるけど、下はズリで埋められていた。
上は山の表面に向かって採掘してあった。
この後上部を少し登ると採掘跡がチラホラあるが、坑道もショボくつまらないので途中まで降りて採集した。

後谷鉱山

2012-10-29 19:03:11 | 鉱物採集 鳥取
今回は後谷鉱山いってきました。
この鉱山かなり大規模な鉱山だった様でズリの長さが尋常じゃない。
谷にズリを流しているわけですが控えめに言っても長さは300メートルは軽くあると思います。

道の終点が広場になっているので端っこに車を止めさせて頂き山を上がります。
大体広場から10分程度歩くと最初のズリが見えてきます。
ここにはコンデンサーやレール巻き上げ機などがゴロゴロしています。
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ここからさらに5~10分くらい進むと二つ目のズリ山が現れます。
このズリ山からズリ頂上の第一抗口までの長い谷がズリで埋まっています。
道中の写真はないので山頂です。
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ズリ頂上には第一抗口があります。
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入り口は縦2500横4000位かな結構大きい。
入り口右側のサクがへちゃけているのでそこから進入しました。
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入り口から入るとすぐ近くの天井に通気するような穴があります。
中はかなり計画的に掘られているのか綺麗に採掘されています。
ふっと入り口左手を見ると先が見えないほどの綺麗なトンネルが・・
このトンネルを上がるのに木で作った人工物を上るのですがこの人工物の下は大穴なのでもしトンネル行く時は絶対落ちないように・・
最初砂が落ちる音がしたけど気にしなくてわからなかったが、ものすごく危なかった・・
トンネルは進んでいませんが相当程度の距離があると思われます。
またレールが敷いてありトンネルの先には鉱脈があるのでしょう。
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少しズリを下がっていくと露頭がありその上部にはまた抗口があります。
こちらは完全に水没していますが奥に入り口がみえますね。
手前は天井抜いてあるみたいです。
ズリの一部は林道の工事にかかっています。
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よく掘ったなぁ・・
露頭の上で抗口がある場所には木材が飛び出しています。
磁硫鉄鉱の石垣ですモッタイナイ。
磁硫鉄鉱なんぼでも採れるでw重くて大変だけど・・・

鉱山の規模は非常に大きく抗口も5~もあり、精錬もしていたようですが色物が見当たりませんでした。
一部で孔雀や珪孔雀があったくらいで黄銅鉱や黄鉄鉱・方鉛鉱がたまに採れる程度です。
しかしこの産地は閃亜鉛鉱を見つけられて運が良ければ硫カドニウムが採集できるかもしれません。
今回は私だけ硫カドニウム採れました。

硫カドニウムはこの鉱山と銅珍くらいでしか取っていないので私は大変満足でした(´・ω・`)