どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

日笠鉱山の支山

2019-06-27 12:14:40 | 鉱物採集 岡山
二ヶ月ほど前に物知りな方と話す機会があり、趣味で鉱山を調べていると話すと思いがけない話を聞けた。
XXX鉱山は日笠の支山だったと言うのだ。

岡山県での金銀鉱山は和気と備前に金銀鉱山が集中している。
兵庫西部では赤穂、有年、上郡、相生まで多数の金銀鉱山が存在している。
特に兵庫は生野付近から日本海に向かってとんでもない量の金銀鉱山がある。
というかその鉱山、それなりの規模の鉱山だったのに書物が残っていないのが不思議ではあった。
書物が無い鉱山も普通に見てきたので特に気に掛けてはいなかったが・・

日笠の支山には稼業中、索道が250m程、鉱外での軌道が100m以上あったと言う。
索道が250m程あったというだけで、大きかった事が伺える。
日笠から鉱夫が7人程、地元住人を10人程雇って稼業していた。
毎日何度も3輪車が来て鉱石を持ち帰っていた。
最後は昭和中ごろには廃棄された。

詳細な場所と情報を入手した後、軽く下見をしに行く事に。

建物か何かの石垣だろうか。
場所は間違いない、だが季節を間違えている。
この時期に来る場所じゃない。


更に進むと鉱石が現れた。
ここで確信を持てたので撤退。
冬季にしかこれないとも断言できる。

11月頃に再訪したいと思います。

Secret Mine 2部その8 (16) END

2019-06-17 18:06:52 | 鉱物採集 秘密

この鉱山には索道が存在するとは聞いていたが、まさかこんな山奥に原動機滑車が設置されているとは。
しかもこれ、昭和中頃に札束を片手ほど掛けて設置されたという鋼鉄製の索道だ。
距離にして数キロ在ったという。


前回の写真。
これは大きなかさ歯車だ。
手前側はモーターに繋がっていて、奥側のギアはプーリー側に入る。


下から上がってきたギアが、ギアプーリー回す。


大きなギアプーリーだ。
残念ながらモーターの設置されている部屋は崩落していてモーターを見る事は出来なかった。


索輪というのだろうか?大きな受輪が多数ついている。
どれも手で回せばグルグル回る。


なんというギアプーリーの大きさだろう。
久しぶりにこんなに大きなギアプーリーを見た。


索受の柱も相当強固に設置されており、コンクリート基礎には幾つかの段でガッチリ地面を固めていた。
これなら全く問題ないだろう。


サビているが状態は決して悪くない。
索道小屋の方が問題だ、今にも崩れそう。
後どれくらいこの小屋が持つのだろう。


こんな物が見れるとは思っていなかったので満足してしまった。


近くには何かの巻き上げ機が放置されていた。
ボロボロだ。


ガッチリ固定された索道。
とても楽しい時間をありがとう。


山を降りて小屋の方を見返す。
どこに索道の小屋があるかわかりますか?


薮だらけの道を帰っていくとな索受の鉄塔を見つけた!
こんな所にあったとは、わからない訳だ。
しかしこいつ細い、こんな細くて荷重を受け止められるのか?
他に荷重を受け止める索受があるはずだ。


また少し離れた場所に索道の受けがあった。
こちらは少し短いがガッチリしていて登っても問題なさそうだ。
だがこちらも細い。


うおおおお!!!
こいつこそ索道の荷重を支えるべく設置されているやつではないか?
他の華奢な鉄塔では荷重を受けきれないので、こいつが荷重の受けを担当して他の鉄塔でワイヤーのたるみと一時的な受けを担当しているのではないだろうか。
しかしスゴイぞこれ、滑車が8連だ。
どんだけの荷重があったのだろうか。
基礎もガッツリ地面に埋めてあった。


この後軽い軽索や、水槽などを見て山を後にした。
今回本当に色々な発見があった。
特に索道はこの近辺では皆無であろう。
索道の反対側を見つける事ができなかったが、この先機会があればまた訪れたいと思う。





Secret Mine 2部その7 (15)

2019-06-16 17:21:17 | 鉱物採集 秘密
脆い坑道帯から離れ歩き続けると以前とは別の道があった。

鋼管で出来たエアー配管を進んでいくと鋼板のドアがあった。


開けて進むと火薬庫の一時保管所があった。
勿論中身は持ち出し用のカラ箱しかない。


機材があった。
これはエアー用なのか、水用なのか・・・


突然外に出た。
エアー配管はここから送り込まれていたようだ。
充気タンク横にはコンプレッサーが据わっていたようだが取外されている。
これは本坑前の建物に移設されているのを以前見た。
建物は崩落しているが、小屋の中にはコンデンサーが沢山並べてあった。


小屋の中には当時のモノがそのまま置かれていた。

もう一つ隣に小屋があったのでそちらにも入る。


これは・・
コンプレッサーじゃないか。
本坑の方には更に大型のロングストロークのコンプレッサーが有ったがこちらも中々にデカイ。
ベルト6本掛け、四気筒低圧コンプレッサーだ。
モーターは3300Vだった。


ボーリングマシンまであった。
こちらは相当程度程度がイイ。
全てが問題なく稼動する状態だった。


先ほどのコンプレッサー用の充気タンクだ。
これが最初に設置してあった充気タンクの裏側を通り坑内へ接続されているみたいだ。








この先で我々は思いがけない光景にであった。
















こ、これは!!!











Secret Mine 2部その6 (14)

2019-06-15 09:05:45 | 鉱物採集 秘密

横方向に大きい鉱体があったようだ。


ホールは置いといて先ずは坑道の調査。
150m程行くと行き止まりだった。


このホール縦と横に細い形だった。
長さは50mくらいあるのではないだろうか。
ただ幅はかなり狭い。
ロックボルトで天井の保護をしていた。


下側に別の坑道が見える、降りる距離からしてlv0.5下だろう。


この鉱体の近辺、掘り方だおかしい。
この鉱山の掘り方とは思えない掘り方が多数されていた。
これについては帰宅後鉱山資料にて理由が判明したが、特殊な事例の為ブログでは発言できない内容だったので控えさせて頂く。


近くには行き止まりの坑道。


このホール付近落盤が酷かった。
もう永くないかもしれない。


パイプ橋を渡り元の坑道に戻ろう。


スクレーパーのワイヤーを掛ける滑車が放置されていた。
ここも最後の方まで採掘していたのだろうか。


鉱井だ!
こんな所にも鉱井があるとは、それなりに深かった。


木でバッテンにしてある。
その奥は掘り下っていて落ちたらアウトだ。


ボーリング部屋の側にコアが捨てられていた。
鉱物は入っていない。


斜めに採掘してある、小さな鉱体があったようだ。


この坑道の枝道や人道の先はほぼズリが充填されていた。
ズリが落ちないようにレールで塞いでから充填した箇所が多数見受けられた。


脆く危ない坑口が多い。



ぶらり7Fちゃん

2019-06-14 18:42:09 | CB750FC
久しぶりに100キロくらい7Fちゃんで走りました。
7Fちゃんも手元に来てから6年経ちました。
手元に来た時は30年近く持っていた方が走った37000キロだったのですが、やっと43000キロになりました。

私が車移動の多い時期、一月に走る距離とそんなに違わないという。
そんな7Fちゃんにも一月に1回近場を30分ほど走ってますが、今回は少し遠出してきました。


上郡から北上してダラダラ走ってたら津山の方に行ってました。
行き過ぎてたので南下して行くと道なりに福山小プール?とやらがありビックリしました。

バイク止めてガッツリ見てしまいました。
長さ10Mくらいの小さなプールですね。
プール内の水の色も最高ですは、抹茶Verです。
この付近山のてっぺんにメガソーラーばっか作ってました。

バイク乗る時は、ナビや地図見ずに彷徨うのがスキです。
私が免許取立ての頃はまだナビなんてなくて、地図しかなかった頃から流れでしょうか。
迷いながらでも着くやろw みたいな。
車だったらナビ見ますけどね。


更に南下して八塔寺で久しぶりに北側ルートで進みました。
八塔寺って南側ルート通る人が多いですが、北側ルートは川に沿って走れるので気持ちイイですよ。
北側ルートには写真のあかね橋があります。
この橋大人が一人で歩くだけでも動くんですよね。


川はそんなに綺麗じゃないけど、夏になったら家族連れがたくさん泳ぎに来て賑います。


7Fちゃんも調子良さそうでした。