大身谷鉱山 富盛脈 AuAg

２週間くらい前に行った富盛脈。


こっちは下部です。
両方軽く土嚢で塞がれていたけど、両方少しだけ上部の土嚢が取られて中が見えた。
この脈のズリには紫石英が多数ありました。
富盛通銅と比べると、標高が高い場所にあった。

トンネル付近の林道登って進むと火薬庫があった。

かなり古い。
これは富士野トンネル作ったときのやつかな？
もしかして焼杉鉱床生けるんじゃないかと思ってかなり奥まで進んだけど余裕で焼杉は無理だった。


話し反れちゃうけど、以前地主のおじいさんに聞いた話で、山陽新幹線のトンネルを掘る際、発破を保管する場所をそれぞれのトンネルの近くの自治体の区長さんにお願いをして火薬庫を作らせてもらっていたと聞きました。
その地主のおじいさんのところは大きな火薬庫が2箇所あった。
相当厳重に保管していたらしく火薬庫それぞれに警報機や、センサー類を付けて区長さんの家まで線を引き込んでいたらしい。

ここは山陽新幹線ではないけれども、トンネルのすぐ側でたぶん大身谷の坑口はこの辺りにはないはず。
こういう壊れた遺構っていいなぁ。

高瀬鉱山 Cr

久しぶりに高瀬行ってきました。
今回は探索仲間と坑口含めての探索しにいきました。
やはり探索が目的だと色々な遺構を発見できました。


この風景。
素晴らしいですなぁ。
見てください、この軌道、この腐り具合、そしてこの空を！


ズリの方は登るのが大変な為、インクラインを登っていきます。
と言っても、インクラインの方もかなりしんどいｗ


遺構がゴロゴロ残っています。
つーか今更だけど凄まじい量の鋼材がそのまま残されてます。
ウィンチもそのままです。


これビックリしました。
インクラインの最上部は転車台っていうのかな？がありました。
こんな物まであるとは･･･さすが高瀬さんやで。


インクライン最上部から下を見下ろす。
時間が経っているがまだまだ形は残っている。

この後ズリ上部にある、所謂プロト直閃石がある坑口の前から他の坑口を探していきます。
今回手持ちの資料が古かったためそれぞれの坑口の名前がわからなかったですが、かなりの数の坑口跡を見つけました。


穴1個目　小規模　ズリ少量


穴2個目　小規模　ズリ少量


穴3個目　大きい採掘跡　ズリもボチボチ


火薬庫前の水槽


火薬庫1　鍵が閉まってた。


火薬庫2　こちらも鍵が閉まってた


穴4個目　アライグマクラスの体ならまだ、穴に入れる状態。


4の側にあった穴5個目、かなり大きい埋没跡


かなり広い表面の採掘跡。
この他にも更に頂上部向かってバイプと堀跡がある場所も。


これ、縦に堀跡が埋没してた場所が並んで３個あったが、一番下側に坑口跡が6個目。
この縦に埋没した跡から出た捨石は凄まじい量で、皆さんが行く高瀬のホッパー上のズリの半分近くは有るであろう量だった。
写真には残していないが、こちらの穴から捨石に続く軌道の長さも凄まじく、この規模の鉱山ではありえないであろう、軌道の複線が70m程続く場所もあった。
この坑口近辺だけで数百ｍの長さの軌道があった。

そして高瀬高山と言えば、そう、クロム石榴。
しかし我々の今回の探索は一味違った。

相方と見つけた特大サイズのクロム石榴。
こんなにクロム石榴がまぶりついているものは二度と採れないでしょう。


私もその半分と、頑張って採集した物。
今回普通じゃ考えられないくらいクロム石榴が採れたので死人がでるんじゃないかと(汗)
普通はこんなに採集できないので、高瀬行く方気をつけてくださいねｗ