どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

ウラン鉱 放射線測定

2020-05-09 13:29:27 | 日記
先日放射線測定器購入しましたので、手持ちのウラン鉱を色々測ってみました。
採集した鉱石は自宅の石専用部屋に置いてありますが、ウラン鉱だけは専用の容器作って車庫に保存してあります。
測定機器はSOEKS 01-Mです。


こちら人形峠鉱山の燐灰ウラン鉱。
お師匠からの頂き物です。


こちらも人形峠鉱山で中津河の高品位の人形石です。
結局手持ちの中ではこれが圧倒的に数値がヤバかったです。
こちらもお師匠からの頂き物。


こちらヤフオクで購入するつもりで入札した後色々事情があり、頂く事になった人形峠のウラン鉱です。
主に燐灰ウラン鉱ですね。


こちらは山口県の柳井鉱山の物ですね。
こちらもお師匠に貰いました。


これは人形峠鉱山の物です。
結構前にヤフオクで購入しました、数値的には悪くなさそうです。


こちらは岡山の剣山鉱山で採集した中で一番品位の良い燐銅ウラン鉱です。
燐銅ウラン鉱の結晶が数百は~付いている高品位鉱ですが、人形峠の足元にも及ばないと言う・・
石仲間さんから頂いたシェップ、カソロ石も計測しましたが、中々でした。
岡山の三吉鉱山の砒銅ウランも複数個計測しましたが、ハナクソ状態でした。
人形峠近辺以外は殆ど観察程度の物でしょうか。

剣山は思い入れのある鉱山で、採集を始めた当初アホみたいに通い詰めました。
メインで稼業していた剣山鉱山周辺でウラン鉱を探鉱していた露天掘りの場所にも多数赴き山の中で彷徨ったりもしました。
試掘露天の山の中に突然堀跡があり穴に落ちかけた気がします。
その甲斐もあってか多数のウラン鉱を採集しましたが、どれもカスだったという結末を見ました。

大伊鉱山 Mn

2020-05-08 17:24:47 | 鉱物採集 鳥取
鳥取マンガンツアー2020春 2箇所目。
第二糸白見から少し離れた山の中にある大伊鉱山です。
こちらは前回の糸白見よりも大きいため期待できる鉱山です。

駐車スペース確保したらイザ出陣。

入口はわかりにくい小さな谷ですが、マンガン鉱が転がっているので採集できる人なら容易に判断可能。


途中幾つかの広場がありますが、目的地は一番最上部の採掘跡ですので登っていきます。
80m程度登ってしまえば最上部です、採掘跡が複数あり、一番大きな採掘跡は崩落しています。


わかりますかね?
斜面に採掘跡があります。


縦掘りの2段目です。
これが最上部の広場の一部にありますが、縦掘りのみ4段程度の高さで採掘されています。


なんかの基礎の跡、小さい上にかなりの荒い作りですね。


縦掘り2段目から少し斜面を登ると採掘跡。
マンガン鉱山にある横掘り跡もあります。


こちらが縦掘り4段目です。
撮影している下側に3段目がありますが、崩落しています。


これ少し掘り方おかしいですが、書物読む限りマンガン鉱採掘していた様です。
パッと見は銅山ぽい掘り方ですし、縦?って感じですけどね。


縦掘り4段目は上下に分かれています。
下側、上側共に坑道は10m程度です。
この辺り、品位の高いズリがありません。
マンガン鉱自体はポロポロありますが、小さいです。


一番大きな採掘跡から東側に露頭部分があるので行きました。
小さなマンガン鉱がポロポロあるくらいでなんだこれ~って感じでした。
が、ズリ掘り返して割っていると少量ですが黄銅鉱や孔雀などが出てきました。
書物を見るとこちら特に記載がないので、採算に合わない程度の銅鉱物を採掘できたのかもしれません。

全体的には駐車場から40m未満の中段ズリ以下、谷筋の西側で採集するのがベストかと思われます。
上部に行くほど珪酸分が多くなる上に、千枚岩も増えていき見た目での判断がし難くなりました。
バラ輝、満礬石榴石にしても中段ズリ以下がオススメです。

第二糸白見鉱山 Mn

2020-05-07 10:11:10 | 鉱物採集 鳥取
鳥取マンガンツアー2020春に行って来ました。
まずは第二糸白見鉱山です。


横付け産地でズリはほぼありません。



マンガン鉱山アルアルの綺麗な掘り方です。


坑内は竜頭だらけでした。
この竜頭部分にのみバラ輝や菱マンが残っていたので、全体的に低品位だったのだと思われます。
露頭部と坑内の少量のズリは酸化マンガンしか残っていませんので実質採集は難しいと思われます。
流石に上盤支えている竜頭から採集するアホは居ないと思うので。


坑道入口側ですが、奥は下に向かって採掘しているので入れるのは少しだけでした。


マンガン鉱山のこの採掘の仕方は個人的に好みです。
採集するのは石が硬く腕が痛くなるので大変ですが・・


採掘の始まりか終わり側、つまり脈の端っこです。


坑道が下に向かっています。
小さな鉱山なのでこれでお終いですが、観察するだけなら楽しめますね。





神美鉱山 その2

2020-05-06 09:17:12 | 鉱物採集 兵庫

水抜きした坑口へ戻ってきました。
20センチくらい水を抜いたので、長靴でも入れるようになりました。
外の怪しい遺構群を裏付けるべく、中を見させてもらいましょうかね!


掘り方と坑道の広さは普通ですね。
大きすぎず、小さすぎず、地面には枕木の跡くらい。
電化されており、ハンガーが壁に刺さっていました。


奥まで来ました。
入口まで70mくらいでしょうか、そんなに距離はありませんでした。


風化してボロボロです。
坑道東側は崩落していますが、鉱水の量がすごいです。
崩落の先はまだ続いているかもしれませんね。


こちらが竪坑側のようです。
とりあえずクサイです。
鉄分が染み出した匂いですね。


この木材のカスはなんでしょうか。
機械室かとも思いましたがよくわかりません。


竪坑の正面は斜坑になっていますが、普通に考えるとこれは巻き上げ機のワイヤーを通す為の穴の様に見える。
が、基礎その他の位置が巻き上げ機だとおかしいので詳細は不明。


上の写真は撮るのを忘れましたが、5mくらい上に大穴が開いており、竪坑の下側は写真の様に10mくらい下に繋がっています。
竪坑が居り坑道の下部を採掘していたで間違いはないでしょう。
下部は水没、若しくは崩落しているので詳細は不明。
竪坑の上下ともにコンクリートで補強されているのでこの辺りは間違いなさそうです。


竪坑付近は坑道も拡張されており軌道と施設のためかと思われる。
この坑道の地面には綺麗に溝も掘られていたので、この鉱山は全体的に鉱水の量が多かった事が伺える。
外にも水路があるのはこれで納得だ。


西側の坑道は20mくらいで行き止まり。
全く話にならない。
坑道はこれだけしかないので、本当にこれだけの坑道で外の遺構を動かすほどの採掘をしていたのだろうか?
どっかの鉱山から鉱石を買い処理していたのかもしれない。
この鉱山の裏側にも坑道があるとの情報があったが、それも関係しているのだろうか。

仮に竪坑が稼動していたとしても、坑道内部の施設量からして竪坑の下部に更に数レベルの坑道があるとは思えない。
外の広場のズリの量は相当な物だった。

アーチトンネル上部の広場も相当な物だった。
この鉱山は露天掘りを兼ねていたのではないだろうか・・

神美鉱山

2020-05-05 08:31:34 | 鉱物採集 兵庫
探索先がどんどん日本海側に近づいて来ました。
仲間が居らず一人だったらこちら側まで来ることもなかったでしょうね。

神美鉱山は遺構があるという事で行って来ました。
詳細は記事がポロポロあったので割愛。


入口近辺。
相当な広さのズリが広がっている。
一応石英は落ちているが微妙な物が多い。



基礎などは多数見られた。
規模としては中程度でしょうか。


何を置いていたのでしょうね。


ここは鍛冶場でしょうね、岩盤に向かって修理したものを試掘りしたのでしょう。


坑口が二つあり、こちらは試掘でした。
そういえば、火薬庫を見なかったな。


こちらがプロパン屋裏の本坑の様です。
ヒの名前はわかりません。
一先ず坑道の水抜きをして、その間に周辺の探索。


水槽でしょうか。


これは掘り跡からして便所っぽいです。


これも水槽。
この木めちゃくちゃ気合入ってますね、倒れないように全力で背筋反りしています。


斜面のプロパン屋側にはホッパーやクラッシャーの基礎が並んでいました。
規模はボチボチでそんなに大きくもない。
アーチ上のトンネルの上部はホッパーに成っており、出口側からクラッシャーへ落とし込むための通路の様だ。
上部にも別の坑口があったのだろう。


アーチトンネルの中の水溜りには多数のヤモリが居ました。
ヤモリとか久しぶりに見ました。


遺構の西側に道が続いており、上部に登れるようです。


遺構を後にします。


これまた大きな広場が広がっています。
こちらは露頭か坑口があったのでしょう。
ズリで平たくならされているが、風化花崗岩が多い。


一番奥の水溜り。
坑口があったような気がしなくもないが、よくわからない。


アーチトンネル上部のホッパーだ。
かなり大きく綺麗に作られているが、これを使うほどの鉱山ではないと思うのだが。
詐欺目的の鉱山みたいな記事もみたが、あながちウソではなさそうだ。
坑道へ戻ろう。