どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

金足鉱山 

2018-11-27 18:22:13 | 鉱物採集 鳥取
智頭鉱山を後にし、地獄の金足鉱山へ向かう。

まずは広場を探索。

坑道は3箇所あり、一箇所は崩落していて2箇所は坑内が見れる。
内部は石英脈を追っており輝水鉛を採掘していたであろう。


無茶苦茶荒れてました。
現状この広場に車で行くならジムニー以外は無理だと思います(汗

今回の目的地である露天掘りの方ですがこちらは山頂の付近に在ります。
広場が620m地点にあり、露天掘りが960m。
索道で降ろしていたという事もありかなり気合が入ります。


早速登りました。
沢はかなりの荒れ具合で中々辛かったです。
そして尾根まで到達するとまさかの雪。
雪があるこの時点でもうオワタ感が半端ないですが、折角ここまで歩いたので尾根を歩き露頭へと向かいます。

雪でズルッズルの尾根は登りにくかった。

そして足が寒いです。


いよいよ露天掘り部に到着。
コンプレッサーや削岩機、ビットなどが捨てられていました。


はぁ~ガッカリですな。
雪で何も見えません。
そして石英以外なにもなかった。

国岡金足商?

索道の滑車には期待していましたが
基礎等はなくて地面に小さなプーリーが2箇所埋め込まれているだけで全然見栄えのするものではなかった。
これだけの高低差があるにも関わらず基礎がないとは・・
広場には索道のワイヤーが数キロ分置いてあるのに。

智頭鉱山 Mn

2018-11-27 10:57:01 | 鉱物採集 鳥取
智頭に雪が積もる前に行こう!ということで行ってきました。

まずは平坑に向かう。
鉱山道があり進んでいくと中段へと行き着く。

中段は結構なズリの量でマンガン鉱に石英が多量に混ざっている品位の低いものばかりのようだ。
これは文献に記載されている通りだ。

抗口は開いていて中に入ったがそれほど深くはなかった。


次に平坑の本坑へ向かう。

大きく口が開いていて、抗口より上部から山頂に掛けて多数の堀後があった。

平坑は内はそこそこ大きくそれなりに採掘したようだ。

坑道内部も大きく掘り込んであり、坑内には竪坑で中段と思わしき場所へと接続されているようだ。
竪坑は水没していて、奥へと進む坑道があるが降りたら梯子がないと登れない感じだったため断念。


坑道内部は天板を突き抜けて空が見えていた。
抗口前に比較的品位のいいマンガン鉱があったのでそれを適当に叩き下山。


次に藤坑を目指す。

oh...
このズリの時点で嫌な雰囲気が漂いだす。


藤坑の抗口前。
藤は水平ではなく、縦?に鉱脈があったのか、ズリから尾根上部に向かって縦掘りしてあった。
露頭が多かったようだ。
ズリはほとんどなくてあるのは酸化マンガンのみ。
藤坑にガッカリした為、2,3抗は探索を打ち切った。

大立鉱山 宇之輔百尺、大山1坑

2018-11-12 17:08:53 | 鉱物採集 兵庫
宇之輔抗を後にし、登山道である所謂VIPロードを歩き大山1抗を目指す。
流石に当時のVIPロード歩いていくので特に苦もなく到着。

やっと大山坑1.2.3全ての抗口を探索しました。
長かったですが、無事全部見つけられて良かったです。
肝心のズリですが、ここもそれなりの量ですが細かく不毛な石英ばかりでした。
しかしコケは余り生えておらず不思議。
来た道を戻って宇之輔百尺を目指して進んでいきます。


こちらが宇之輔百坑になります。
思っていたような坑道ではなかったけれども見つかっただけでヨシとする。
この後下山し和田山で1泊しました。

大立鉱山 淡立、宇之輔坑

2018-11-10 17:43:31 | 鉱物採集 兵庫
前回の大乗の後に神子畑観光し、その後大立鉱山へ。
淡立と宇之輔は事前に調べてあるので山頂付近を目指します。
以前相方と山頂まで登りましたがやはりめちゃくちゃキツイ。
途中でズリが見え始めるも、書物に載っている様な銀黒はなく大立、大身谷によくある不毛なズリばかり。

バケツを横目にヒーヒー言いながら登りました。


淡立のズリ。
ズリはかなりの量で石英は細かく砕かれており古い坑道であることが伺える。
半分以上のズリにはコケが生えており古い、という判断が容易である。
ちょっと怪しい所がな難点かあったが、ズリの始まりの平らな部分に大きな土砂の崩れが起きており抗口は埋まった可能性が高い。
と、言うのもこの長大なズリの始まりの平らな部分と長大なズリはコケまみれで、相当な時間の経過があった事が一目で分かるにも関わらず平らな部分から山頂方向はあまりにも綺麗すぎたのである。

またその平らな部分の縦方向には多数の陥没跡があり、淡立に在ったという複数の抗口であろう。
ズリを少し眺めた後に宇之輔に向かう。

途中露頭堀があった。

その後宇之輔方面に歩いていくと当時の鉱山道が現れ非常に歩きやすくなった。

宇之輔のズリと抗口。
ズリはそこそこで不毛な石英である。
銀黒やどう鉱物はほぼ皆無。
ここでも石をサラッと流し見て宇之輔百尺坑へ向かうことにする。

大乗鉱山 西山ヒ

2018-11-09 16:23:43 | 鉱物採集 兵庫
新しい採集仲間が加入し、遠方から探索に来られたので1泊2日で兵庫探索しました。
まずは大乗鉱山です。
東側の遺構&坑道は私と相棒でほぼ探索してありこちらを案内後に西山ヒを一緒に探索しました。

堰がありその周りから山奥に向けて地面にズリが大量に敷かれてありました。
確実に堰の工事で崩されてるな、と判断。

とりあえず怪しいところないかチェックしに山を少し登りました。

東側と同じく貯水へ溜め込むための給水口の様な物がありました。


貯水の蓋が開けれたので中を見たところやはり貯水でした。
そこそこに深そうでした。
貯水の真上にはエア抜き?のような抜き出し口が6個程。

かなり大きなコンクリートの遺構です。
この地面の下に大きなマスが埋まっているかと思うとすごい。

一番怪しいのがこの掘り跡。
ここの土砂をたくさん削り取って、その隣の盛り上がった部分に故意に掛けたような跡がありました。

民家が近くにあったこともあり公害対策を兼ねて埋めたのでしょうか。
また近辺にはカラミが散乱していて銅を採掘対象にしていたか、かなり古い採掘跡だったかの二択ってところでしょうか。
ズリは銅鉱石が多く銀を含むような物はなかった。
沢の上流にさらに坑道がある可能性もあるが次がある為ここで引き上げた。