どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

富栖鉱山 西盛鉱床 その6 

2019-03-01 18:28:17 | 鉱物採集 兵庫
200M付近まで降りてきました。
ここから標高が下る為、鉄分も増え、鉱水の湧き出しも増えてくる。
もう乾燥した坑道は見れないだろう。


これが200M坑だ。
レールはただの飾りで手で普通に動く為なんの意味もない。


進んでいくと少しホールになっており断層が入っていた。
粘板岩のようにみえる、幾層にも堆積している。


天井から鉄分を含んだツララ状の物が垂れている。
これが坑道に現れ始めると、どこの鉱山でも黄鉄鉱の鉱染が激しくなり始める。
黄鉄鉱の量が多ければ多いほど凄まじい量となり、最後はリムストーンを形成し始める。


寺谷・・・一体なんだろう。


鉱水まで赤くなって来た、鉄分が豊富な証拠だ。


200m坑内でこの鉄分の染み出し具合。
これは下部は想像以上に鉱染されていそうだ。


奥へ、

まだ奥へ、

更に奥へ、

行き止まりーw


中間部まで戻ると敷板があり、1lv下への竪坑があった。
奥へ進んでみたが画像の様に崩落していたため出口へ。

200Mを探索し終えたので、180M坑を目指す。

キャリアカーと資材置き場だ。
エアホースや削岩機、配管、リアカーのホイールが置いてあった。


180M坑へ降りてきた。
少し休憩、既に4時間以上山に登ったままだ。


では180Mへ入坑。
高さもだが、横幅が半端ない広さ。
2台分のレールで行き来していたのであろう。


入り口を少し行くと竪坑があった、これは150M坑へと続くものだ。


思ったより結構深い。
落ちたら間違いなく大ダメージだろう、いや・・・クリティカルヒットだな。



進んでいくとコウモリちゃんが居た。
グッスリ眠っている。


中心↓ なんだろう?


ホッパーがあったが180M坑は殆ど崩落していて進めなかった。
これは事前に集めた情報の通りだった。


凄まじい量の捨石だ。
これを見るからに180M坑は崩れてこそいるが重要な役割を果たしていたのが見て取れる。
坑内が広いので上部の竪坑から落としたズリをここで外に捨てていたのだと思う。
崩落しているので不明だが、180M坑の走行延長は上部程長くないのではないだろうか。


電柱も切って処理してある。

では最後の150M坑へと向かおう。


以前に見た品が現れた。
ブレーキやバケットだ。


石垣も以前のままだ。
150M坑だ、気合を入れて入坑しよう。
これが最後の坑口になる。


落書きばかりだ。
久保田とは・・


行き止まりだが2.5と書いてあるのが分かるだろうか?



壁も汚くてよく分からない。
細い石英はピコピコ走っているみたいだ。


入り口近くの十字路付近は湿気てる。


入り口側。


では奥へと進もう。




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