どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

富栖鉱山 西盛鉱床 その1

2019-02-23 21:55:20 | 鉱物採集 兵庫
富栖鉱山・・・やっと攻略してきました。
お正月に富栖の里のしゃっちょさんに現地でお話聞いて山入らせてもらってから時間が経ちました。
寒い間に攻略開始。

現地に着くと偶然地元の猟師さんが居て、当時の富栖鉱山のお話聞かせてくれました。
資本が抜けた後、鉱山はたった二人で経営されていたとの事で最後に経営者と会ったのが40年くらい前。
まだダムが出来てなかった頃だそうです。

その時坑道を案内してもらい最後にビン?の入れ物にパンパンに入った金粒を経営者から見せて貰ったそうです。
それはもうとてつもない位のインパクトがあったのでしょう、猟師さんのジェスチャーが尋常じゃなかったのです。

西盛鉱床の索道の先はクラッシャーに繋がっていたそうで鉱石を砕き水槽に流しての選鉱をしてたそうです。
ネットに索道の先が別荘地帯が~との情報が幾つかありましたが、そちらには行くのは止めるべきでしょう。
何故ならクラッシャーの遺構跡があるのは、富栖の里の裏側だからです。
そちら側にはレールや遺構があるとしゃっちょさんも以前仰っていました。

で猟師さんとのお話の最後に指さしてアッチに車止めて、アソコから歩いて山入ればいいとのお言葉。
木で塞いでるから竪坑に落ちんようにな、ってアドバイスも。

この鉱山は営業中の富栖の里の広場を抜けていく必要ありますので、前もってしゃっちょさんに許可貰って置いた方が良いかもしれません・・・
営業時間中にドカドカ勝手に入って行ったらなにか言われるかも?
それと敷地内のとその他近辺のズリ叩くのは論外、しゃっちょさん多分警察呼びます。
ただ、入りたいと伝えたからって許可とか貰えるかは知らんで?

では準備が整いましたので山登っていきます。
今回上まで登り降りていく形で探索していきます。
坑口は220m、200m、180m、150m、が在るとの事。

アース線を追いかけると電柱切ってありました。


少し下ると資材置き場と坑口が3箇所ありました。
いずれも大きくホール型に採集されていました。


資材置き場すぐ側デカイ・・

入り口の表側と裏側。


奥は行き止まりだけど縦掘りしてあります。
写っている相方を見れば大きさが伝わると思います。


縦掘りの場所は少し周りも掘っています。

この鉱山なぜかビットがよく刺さっています。
抜けなかったのだろうか・・


先程の坑口を出て隣に移動。
こちらは入り口に骨組だけ残った鋼材にカーバイトランプついてます。
中身はホール場に掘ってるだけでした。


更にその隣の坑口。

こちらは入ってすぐ奥が崩落しており少しだけ掘り跡があっただけ。

資材置き場付近の坑口は見たので頂上に向かいます。


電柱と動力線張ってあります。

動力線の横を辿ると崖に少しだけ道があり進んでいきます。

おお・・・ すごい景色だ。
そしてワイヤーがすごい。

この上に噂の動力室があるのでwktkしながら見に行きます。

うおおおお!
すごいこれは。
この頂上付近にある小屋でまだこの状態とはスバラシイ。
モーターは37kwでした。
コンプレッサーは見るの忘れました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。