どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

日笠鉱山の支山 その2

2019-12-08 19:39:45 | 鉱物採集 岡山
シュリンケージ跡だが、堀跡を滑っていく可能性もあるので私だけ坑内に突入しました。
今度行くときはクライミング装備持っていかねば。


竜頭の状態も良く、脈もそのままのようだがかなりの低品位だ。



坑道としては本坑1から考えるとここは3になるのだろうが、坑道延長としては100mもない。
どれだけ深く掘っているかだが、これはシュリンケージからロープで降りていかないと事実上確認する事はできないだろう。


3m程度の間隔で竜頭が設置されている。


シュリンケージの高さ的には10m程度だが、内部では坑道の様になっており、3レベルくらいに分割されている。


竜頭はまだまだガッシリしていて当面は壁を支えられそうだ。


坑道としては短いが、脈が見える坑内としては中々楽しめる。


石英脈がここまで残っているのも珍しい。
金銀鉱石としては全く価値が無いのであろう。
一部のみ銀黒が入っている場所もあったが、今回は装備的に内部観察に止めた。


3抗を後にし、周辺の探索を開始する。
1抗よりしたに-1抗を発見したが、20m程度で行き止まり。

写真を撮影していないが、他にも数箇所の試掘と採掘跡を見つけた。

本坑としては1抗~3抗までの直線状に主脈があり、2~3抗付近では一部露天掘りに切り替わっている。
採掘方法としては日笠と同じくシュリンケージでの採掘法で、掘り方としても殆ど同じだ。
これは日笠の主坑道の松2坑に入った人なら判断できるだろう。
3抗から入ると目視では2抗より更に下部を採掘しているが、クライミング装備が無ければ降りる事ができないので確認はできなかった。
1抗にズリ広場まで続くトロッコ用の軌道の跡があるが、本当に1抗から搬出していたのか微妙である。
広場的には2坑が最も規模が大きく3抗のシュリンケージの途中から2坑にも接続していた。






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