どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

日笠鉱山の支山 その1

2019-12-07 19:28:30 | 鉱物採集 岡山
先月中旬に日笠の支山行って来ました。
事前情報があるが、ズリ広場の薮が完全になくなっているかは不明です。

まずはズリ広場を目指して歩いていく。

ズリ広場に到着、薮も落ち着いていて奥へ進めそうだ。
ズリから鉄骨が飛び出しているが索道の関係だろう。
ズリはそれなりの量があり、石英は乳白色が多く一部貯鉱している場所もあるがこれは品位調整だろう。
広場で採集していた所、偶然銀黒を採集することができた。

では本坑の方へ向かってみよう、ここからはもうあっちの方としか判断できないため手探りでの探索だ。

試掘跡があり進んでいくとトロッコの軌道用の道があった。


坑口があった。
これが本坑かどうかはわからないが、近くには広場とコンクリの基礎が設置してあった。
高さ的に考えてこいつを1抗とする。


坑口は真っ直ぐに掘られているが、入り口手前に斜坑があった。



奥行きがあるが、下に掘り下っており進めないので脱出。


斜坑を塞ぐように中に土嚢袋が置いてある。
坑口に至っては誰かが先に入ったのだろう。


先ほどの坑口から10mくらいに2段目の坑口と広場がある。


坑口の横に掘り下った試掘跡がある。


これは2坑だがここでは坑内に入らず上部に進んだ。


久しぶりに見た縦掘りの跡だ。
表面にも露頭が有ったという事だろう、大きい。
露頭採集していたのは大山寺鉱山だったな、あそこは山頂付近まで露天掘りをしてある金銀鉱山だ。


露天掘りを進んでいく。


露天掘りの最終地点はシュリンケージの採掘跡だった。
表面にまで採掘してあると言う事はそれなりに大きな脈だったのだろう。
ただ、穴のサイズがでかすぎて降りるのも相当なリスクを負いそうだ。