11月30日(水)津市白山町で、津地区歴史ガイド現地研修会が行われ、
津市内のボランティアガイド会より60人が参加、
地元の「白山道しるべの会」会員の案内で、白山地域の史跡を巡りました。
上の画像は
左:開会行事であいさつする白山道しるべの会の今井会長
右:日程説明をする別所ガイド部長
です。
白山郷土資料館を出発して、白山町南出の信蓮寺へ。
住職さんより話を聞きました。
こちらのお寺の鐘楼の石垣は、曲線を描いて積まれていて、
よほど技術の高い職人が積んだのだろうと思われ、それがこちらのお寺の自慢だということでした。
信蓮寺の天文地蔵石仏。天文十九年(1550)の銘がある、近畿地方で最大の地蔵菩薩。
高さ2メートルあります。
続いて、白山ひめ神社(白山町南出)へ。
白山神社は「白山町」という町名の由来になった神社です。
昔、鎮徳上人という方が家城の「瀬戸ケ渕」で休んでいると、
七羽の白鳥が飛び立ち、それぞれが舞い降りた処に「白山神社」が創建されたといわれ、
倭白山ひめ神社は、鎮徳上人が加賀白山神社に懇請して分霊を祀った、と伝えられています。
その鎮徳上人のお墓がこちら白山ひめ神社にあります。
神社では雅楽の演奏を披露していただきました。
午前の部が終了して、昼食に。白山道しるべの会より草餅の差し入れ。
午後の部では、白山町古市の稲荷山古墳へ。
続いて首塚大明神(白山町古市)へ。
白山道しるべの会メンバーが紙芝居を使って、説明しました。
昔、この古市集落にあった酒屋さんがこの地を掘ったところ、地中より瓶(かめ)が出てきました。
それはこの辺りが中世の古墳だったからなのですが、
村の人達は、昔の人の骨が出て来たのはとても有り難いことだと、その瓶を祀り、
首より上の病気に効くとして厚く信仰してきました、というような内容でした。