美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

映画「ローマの休日」~ラストの名セリフ

2011-12-24 21:20:37 | 日記


映画「ローマの休日」のラストの名シーンで、
別れの辛さに胸がいっぱいで、
見送られたり、言葉をかけられたら、もっと辛くなるので、
このままお互いに背を向けて別れましょう、という、
涙ナミダの別れのシーンです。

アン>
はい、私はあなたの元を去ります。あの角まで行って曲がります。
あなたは車の中にいて、走り去ってください。角の先に行って、私を見ないと約束してください。
ただ走り去ってください。私もそうします

ジョー>
わかった。

アン>
お別れに何と言っていいかわからないわ。どんな言葉も思いつかない。

ジョー>
何も言わなくていいんだよ。


すごいですね。
切なさがひしひしと伝わってきます。
が、
このブログは映画評論のブログでは無くて「美里町の探検日記」なので、
上記のセリフを美里人の男女が言ったらどうなるか、
というのをご紹介します。

アン>
ほしたら、うちもう行くでな。うちはあそこの角曲がってくで。
あんたは車ん中におって、行ってもうたらええで。先行ってうちのほう見やんといてな。
こっから家に帰ってえな。うちもそうするで。

ジョー>
そうするわ。

アン>
お別れにって何言うてええかわからへん、うち何にもよう言わんし。

ジョー>
何も言わんでええが、はよ帰りい。


三重県中勢地方は、基本的に関西語圏なので、
関西弁のイントネーションで読んでいただければ結構です。

本来の美里弁は、女性言葉で自分のことを「わたい」と呼ぶようですが、
今ではもう、そういう言い方をする人も少なくなりました。
女性のほうの切ないイメージを壊さないように、と思うと、
「うち」のほうが合うような気がします。
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NHK短編ドラマ「野田ともうします。」 今夜11時30分からクリスマススペシャルを放映

2011-12-24 11:25:57 | 日記


NHKのワンセグ専用コンテンツとして製作された短編ドラマ「野田ともうします。」 
講談社の雑誌Kissに連載されている同名のマンガをドラマ化したもので、
既にシーズン1(全20話)の11話まで放映されています。

昨日の夜(正確に言うと24日の午前2時ごろ)、
この11話をNHK教育テレビで一挙放映していたので、一挙に見ました(笑。

どんなドラマかと言うと、
野田さんは、群馬県出身で埼玉にある東京平成大学の文学部ロシア語科に通う女子大生。
「手影絵サークルに所属」「メガネにみつあみ」「無印の灰色トレーナーにGパン姿」。
独特なキャラクターを持った彼女は、しばしば級友から浮いてしまう存在です。
でも、サークルの先輩や、友人たちは、野田さんのことが気になって仕方がありません。
というか、愛されています。
そんな野田さんとまわりの人々の、くすっと笑える一話完結の短編ドラマです。

まず、
地方出身で首都圏の私立大文学部に入学してきた女子大生、という設定がリアル(笑。
田舎から東京にやってきたものの、
「東京はすごいなあ、群馬とは違うなあ」と口にはするのだが、
では、東京のここが素敵とか、ここがダメとか、そういう価値観の主張は一切しない。
唯一彼女が熱くなるのは、自分で図書館なりネット検索で調べたデータが手元にある場合のみである。

同じバイト仲間の(野田さんはデニーズらしきファミレスでバイトしている)
富沢さんの彼氏は、売れないストリートミュージシャンで、
ちっとも働かずに富沢さんにお小遣いをせびりに来る、ダメな男。しかも歌もギターも下手。
で、富沢さんは「あんな男、別れたほうがいいのかしら」と相談するのだが、
野田さんは「ダメな男」「歌が下手」という基準を持っていないので
その相談には応じないのである。
この年頃の女の子なら、彼女に同情し、もしああいう男が自分の彼だったら嫌だわと、
自分の価値観で話してしまうものだけど、野田さんはそういう価値観の押しつけはしないのだ。
「よくわからないけど、一生懸命歌ってたから良いのではないですか」という。
で、言われた富沢さんのほうが気付くのである。
「大声で歌っているところしか、褒めるとこが無いのかよー!」と。
野田さんの一言は、はっきり言って「うざい」のである。
でも核心を付いていることが多々あるので、皆んなが野田さんの言動に注目するのだ。

「野田ともうします。スペシャル 野田さんとメリークリスマス」
NHK総合テレビ 12月24日(土)夜11時30分から
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