六根清浄、お山は晴天。 登って下って、どっこいしょ。

たまに書く、時々入力、気が向いたら、したためる。駄文満載、阪神裕平ことおやじぃ雅のアウトドア雑記帳。

盛りのピンクに、名残のホワイト

2015-05-07 21:01:11 | Graffiti~チョイとひと言

ゴールデンウィークに、新潟の2つの山に出かけた。

ひとつは、今がまさに旬というべき
カタクリの花が盛りとなったピンクのお山。

そしてもうひとつは、雪解け進む
福島との県境にそびえる残雪の白、ホワイトのお山だ。



カタクリの花咲く山は、
かつては不落の城でもあり、
現在は地元のシンボル的存在。
花を愛でにと、訪れる人でにぎわっている。

高さはないが急登が続く。
軽装な人たちのなかに混じり、ここでは使わない
装備が大半の大荷物で歩く姿は、さながらひとり歩荷トレーニング。
おまけに天気は晴天。大汗でバテバテだ。

        

歩くこと45分で
人、人、人でにぎやかな634mの坂戸山山頂に着く。
低いながらも展望は素晴らしい。

そして下山開始。下りは脱兎のごとく。
あっという間に
カタクリの花の咲くふもとに着く。
普段は花より団子派だが
たまにはと、花の美しさを楽しむ。



しかし団子も捨て難い。
そのため駅前にて団子、
ではなくまんじゅうを1つ購入してガブリ。
さあ移動だ。


今度はホワイトの世界へ。
メジャーではないが、秀峰のこちらでは、
残雪があればこそのルートをゆく。

が、今年はいつになく雪解けのペースが速いようだ。
途中、回り道あり、ささやかなヤブ漕ぎありとなる。

かなりの時間を要したが、本日も無風快晴。
天候に恵まれたお陰で、汗も出尽くした頃
1585.5mの浅草岳山頂に立つ。

山開きは例年6月だが、いまは大型連休。
先客がと思ったが、そこにはポツンと三角点。
相変わらず“渋さ”をキープのピークである。

        

では戻ろう。気持ちは若いが身体はおっさん。
無理せず、慎重に、だが少々急いでの帰り道だ。
やっと林道が視界に入ったのは、日没直前。
ぎりぎりセーフで、やれやれ、お疲れさま。

花を見て、まんじゅう喰らって
残雪と新緑のなかを登ってくだって。

そういえば、どちらの山の周辺も
休日返上で田植えの準備が進んでいた。

いい歳になった今でも
小学生時代の7月20日あたり、
あのワクワク感がよみがえる
今年も、アクティブな季節である
夏が、もうすぐやって来る。



(2015年5月4日と5日に歩く)