“鶏”妙洒脱をモットーに。2017年、よ～いドン

2017年の初日の出（標高の基準である東京湾にて）
　　

時間がない時に限って
仕事部屋の整理がしたくなる。

今年、もとい昨年も師走、それも大晦日、
仕事の目鼻がほぼついた夕方から、
遅ればせながらの大掃除となった。

こっちには、仕事で使った資料が捨てられず
山となっている。あちらには登山関連の資料や
記録が連山をなしており、ひとたび“入山”と
手をつけ出すと、もう収拾がつかない。

気がつくと、すでに2017年。
足の踏み場もない状態で
新たなる年が始まってしまった。

さてどうするか。ここは気分を変えて、
いや現実逃避というのが正しいのか、
とにかくいったん作業は中止。

夜ふかしついでにと、仮眠後、
早朝の電車で初日の出見学に出かけてみた。

選んだ場所は竹芝桟橋。

理由は、確か山などアウトドアで気にかける標高は、
日本の場合、東京湾の平均海面を基準にしていたはず。
そこで標高ゼロの東京湾から昇る太陽をと考えた次第だ。

当日の天気は晴。また風もなしと、
絶好のご来光ウォッチング日和となった。

最初はビルに隠れて、オレンジ色の光はあっても
なかなか姿を現す気配がなかったが、それもつかの間。
じらしてソーリーとばかりに、一気に登場である。

新年は酉の年。よし今年は
軽やかでしゃれているとか、さわやかで洗練といった意味の
軽妙洒脱をもじって“鶏”妙洒脱をモットーに
粋でいなせなナイスなおっさんを目標に
ひとつ頑張りますかな。

このモットー、まるで突然、
思いついたような感じだが、そうではない。

実はこれは、最近仕事で先の軽妙うんぬんという言葉に
出くわし、頭にこびりついていたための産物だ。

だが、いま私は初日の出を拝み、新年のモットーなどを
ぼんやりと考えている場合なのだろうか。

よし戻ろう。仕事部屋では
うずたかく積まれた本や書類の標高を
ゼロにする作業が待っている。