ほこワングランプリ2023
二回戦第1～第4試合が
遊楽園ホールにて行われた。
第3試合は
伊福部卍丸と
ジャッカル浅沼の
一騎打ち。
自分のリズムに
持ち込めない浅沼の
苦戦が続いたが
卍丸の腰痛を機に
形勢が逆転。
バックドロップで
勝利を収めた。
卍丸は序盤から
浅沼の腕に攻撃を集中。
多種多様な腕攻めで
浅沼を追い込む。
飛び技でペースを
掴み返そうとする浅沼。
だが、卍丸は浅沼に
主導権を握らせない。
浅沼は卍丸の脚を攻め
形勢逆転を狙う。
相応のダメージを
与えることに成功するが
それでも卍丸の
優勢は覆らない。
グラウンドの卍固めや
年齢を感じさせない
見事なブリッジで
観客の驚きを誘う卍丸。
浅沼のヘッドバットには
ヘッドバットで返すなど
負けず嫌いな一面も見せた。
終始、卍丸の老獪さに
翻弄され続けた浅沼。
だが、浅沼の
ここまでの奮戦は
無駄ではなかった。
水滴石を穿つ、
卍丸が脳天杭打ちを
仕掛けようとすると
腰に蓄積された
ダメージが爆発。
思わず技を解いてしまう。
チャンスと見るや否や
大技で畳みかける浅沼。
満を持して放った
バックドロップを
卍丸はなんと
カウント2.9で
キックアウト。
ならばと浅沼は
より厳しい角度で
卍丸を頭部から
マットに突き刺し
激戦に終止符を打った。
敗れはしたものの
68歳の老兵は
今大会で一番の
拍手を受けながら
リングを降りた。
to be continued...
★Mr.しもの中の人の裏話★
この試合、
もしかすると
「ぎっくり腰オチかよ」と
ガッカリさせちゃった
かもしれないですね。
この展開には私なりの
こだわりがありまして
卍丸先生が
高齢であることを
しっかり弱点として
描いてみたかったんです。
ゲームの設定上では
スタミナがないとか
腰へのダメージに弱いとか
できるとは思うんですけど
そうじゃなくて
明確に高齢であることが
結果に関わるような展開を
描いてみたいなと。
卍丸先生が
ぎっくり腰になって
浅沼さんが棚ボタで
勝ったかのように
見えちゃったところは
私の表現が足りなかった
部分と反省してますが
イメージしたのは
浅沼さんの
序盤からの攻撃が
少しずつ蓄積していって
卍丸先生が
パイルドライバーを
仕掛けるタイミングで
爆発したって感じです。
決してたまたま
ぎっくり腰になって
卍丸先生が
負けちゃったわけでは
ありません。
卍丸先生が
腰を痛めてからは
2人の役割を
入れ替えた感じで
構成しています。
浅沼さんが
ガンガン攻めて
卍丸先生が
粘り強く抵抗すると。
だからこの試合、
なんだかんだで
卍丸先生ばかりが
強く見えちゃうんですよね。
うーむ、プロレスは
奥が深い・・・。
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