昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
今回は
ファイプロシリーズが
飛躍的な進化を遂げる
きっかけとなったと言っても
過言ではないかもしれない
『スーパーファイヤー
プロレスリングSPECIAL』
をご紹介致します。
シリーズ展開としては
スーパーファミコン版の
『3』と『X』の
間に位置するこの作品、
立っている相手への
ダイビング攻撃や
雪崩式の技、
ダウン状態に
仰向けとうつ伏せの
2種類が用意されるなど
最新作でも使われている
数々のシステムの中には
この『SP』から
続いているものが
沢山あります。
劇的な進化に
驚かされたファンも
少なくないと思います。
レスラーセレクト場面も
なかなかオシャレでして
レスラー名に
カーソルを合わせると
入場コスチューム着用で
ポーズを決めたレスラーが
表示されます。
このこだわりは
シリーズ屈指かも
しれないですね。
今作最大のウリは
何と言ってもこの
『チャンピオンロード』。
須田剛一さんが書いた
このモードのシナリオは
沢山のプロレスファンに
衝撃を与えるものでした。
主人公の
デフォルトネームの
「純須杜夫(すみすもりお)」は
モーリス・スミスから
取ったものだと
ずっと思い込んでいましたが
ロックバンドと
そのメンバーの名前を
もじったものだそうです。
※この画像は正しく表示されていません。
架空レスラーたちと
織り成すドラマは
一言で言ってしまえば
鬱展開。
若く純粋な純須は
ファイターとしての
才能には恵まれたものの
何事にも信念を曲げられない
非常に脆く危うい性質で
様々なものを求めた結果、
沢山のものを失っていきます。
※この画像は正しく表示されていません。
純須が恋愛感情を抱く
冴刃明の妹、麗子は
とんでもないじゃじゃ馬で
不器用な純須が
太刀打ちできる相手では
ありません。
※この画像は正しく表示されていません。
最強の座を手にした
純須の出した答えとは・・・!?
衝撃の展開は
動画にまとめてみましたので
興味のある方は是非
そちらもご覧下さい。
師匠・若元一徹が
純須に伝授する必殺技、
"若元スペシャル'78"や
オリジナルホールドの
"スミススペシャル"など
シリーズでおなじみの技も
このシリーズからの
登場となります。
ちなみにラスボスの
ディック・スレンダーは
"超長滞空ブレーンバスター"で
何人ものプロレスラーを
死に追いやっているという
トンデモ設定(笑)
こういうぶっ飛んだの、
嫌いじゃないです!
『ファイプロSP』で
私の印象に残っている
デフォルトレスラーは
格闘家の佐岳。
"イカヅチ"という技は
拳に炎をまとわせる
パンチでした。
スーパーファイヤー
プロレスリングSPECIAL
(★は5段階評価)
ストーリー ★★★★★
もはや伝説となった
チャンピオンロードの
鬱ストーリー。
良くも悪くも
当時の子供たちに
衝撃を与えました・・・。
キャラクター ★★★★
実在レスラーを
モデルにしているものの
性格や台詞回しは
まったく別人。
ディック・スレンダーなんて
リック・フレアーの面影
全然無いですし
一徹さんなんて
殺されちゃってますしね。
操作性 ★★★
できることが
格段に増えました。
今改めて遊んでみると
ダッシュ攻撃が
思うようにできなかったり
劣勢から大技で
反撃しようとすると
掛かりにくかったり
気になるところも。
メニュー画面が
見にくいのも
個人的にはマイナス。
プロレス度 ★★★
試合終了後に
ある程度動けるのですが
ここでいわゆる
"死体蹴り"ができます。
コンピューターは
デフォ設定で
試合終了後も
ガンガン殴ってきて
結構ウザイです。
トラウマ度 ★★★★★
まるで救いのない
チャンピオンロードの
ストーリーは
当時子供だった私には
かなりの衝撃でした。
試合内容で
エンディングが
変わるんじゃないかと
何度もやり直したくらいで・・・。
総合評価 ★★★★
ファイプロシリーズとして
大きな変化を遂げた今作。
新しい技も
沢山用意されていて
面白いことは
間違いないんですけど
実は意外と
やりこめる要素がなくて
飽きが早いんですよね。
チャンピオンロードを
クリアーしてからは
あまり遊んでおらず
シリーズの中では
一番触らなかったかも
しれません。
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ご協力よろしくお願いします。
私の総評としては SPECIALは稚拙ではあったが偉大なるチャレンジャーだったと思うのです
シリーズでも特に
ファンの多い作品だったと
私は感じていたのですが
そんな致命的な設定ミスも・・・。
知りませんでした。
万人に受ける
プロレスゲームを作ることは
カンタンなことではないことを
改めて感じさせられました。
ありがとうございます!