頑張れ たまごチャン

2008年05月09日 | 日記

三田風月堂のたまごは 町内の“小田養鶏場”という
個人でされている養鶏場のたまごを使っています。
小田さんの卵は コクがあって本当に美味しい!
なので、根強いファンも多いんです。
(うちもその一味ですが。笑)

さて。まだこの地域が寒くて 手がかじかむ頃、
災難なことに 小田さんの事務所から火災が発生し
事務所が全焼してしまいました。
事務所には書類や 卵を洗う機械類がありました。

毎日 ひとりきりで にわとりを飼い育て、
卵の回収、洗浄、分別・・ついには配達までしている小田さん。
日々の業務に加え 目をそむけたくなる火災処理
それに機械に代わって全て手作業の作業で
さすがの小田さんも過労の色が隠せずぐったり。
私達はそんな小田さんに 励ますことしかできることがなく・・
とってももどかしい気持ちになっていたのでした。

       

あれから 数ヶ月が経ちまして
小田さんにも笑顔が戻り、相変わらず 美味しくて
栄養たっぷりのたまごを配達してくださいます。
お客さんや周りの人の励ましが小田さんを力づけているんだろうなぁ。
と、思って微笑ましくなったりもします。

だけど、小田さんを応援しているのは、人間だけじゃないようで。 

最近、仕込みの時に たまごを割り入れると
双子のたまごが多いことに驚きます。
1回の仕込みに大体10個たまごを割り入れるとして
2~3個は双子ちゃんなのです。

小田さんに「二卵性のたまごはどういう時にできやすいんですか?」
と こないだ聞いてみたら、
「卵を産み始めるようになった若いにわとりに多いとは言うねぇ。」
と 教えてくださったのですが、、
それにしても この双子の数。。。

もしかしたら・・もっともっと たくさんひな鳥を産んで
小田さん(にわとりにとってはお父さん的存在)に
頑張ってもらい、っていう
にわとり達のエールなんじゃないかしら

なんだかその考えが まんざらウソではなさそうな
気がしてならない 今日この頃です。