あたたかいコーヒーの湯気のゆらぐのを感じながら いただきたい美味しい郷土菓子です。
使い方のアレンジの幅を広げた三田風月堂です。
今まで、サツマイモの仕込みには蒸し器やらを使用していたのですが、
湿った紙に包んだ上にアルミホイルを巻き、オーブンにてじっくり焼くと
黄金の窯焼きいもができるじゃん!
巨大かぼちゃのみずみずしい実は、これまたオーブンでじっくり蒸気を飛ばせば とても美味しくなるじゃん!!
ってのに気が付き・・
単純なのに今はじめて気がつくことってあるよねー。
これも、長い月日と 色々な手法を試したうえでの賜物なんだよねー。と、
妙に納得してしまう私たちなのでした。
もう何年も前から 私達をかわいがってくださっている和菓子屋さん(といってもまだお若い方ですが)が
移転にともなうリニューアルオープンを最近されたとのこと。
まさに和菓子職人さんな彼は、素晴らしい腕の持ち主で、繊細な和菓子を作られている『のぞみ庵』というお店です。
元々、西条酒蔵通りの円座(わろうだ)のお隣でお店をされていました。(円座は賀茂輝酒造の経営するカフェ)
美味しいどら焼きが食べられることでも有名なお店です。
西条に行かれた際はぜひともお立ち寄りくださいね。
のぞみ庵
広島県東広島市西条西本町11-3
(082)423-3777
このところ、バターの供給が不安定と耳にしますが、自分自身が身をもって痛感するとはーーな事態。
週末から色々なスーパーを巡れども巡れども・・・
空っぽ。
空っぽ。
なんでも揃っている大手スーパーでさえ、今まで雪印の(切れてない方の)バターが置いてあった場所に
輸入物の小さーなバターが、なんと900円(税抜)で置いてある始末。
あぁ、バターが買えない。
これは一般の家庭に限ったことではなく、私達 菓子店をしている立場でも同じ。
数年前から バターの『前年度実績』というものがないと売ってもらえません。
だから、バターが10本ほしいなーと思って業者に電話しても
「前年の同月、バターの発注がなかったのでお売りできません。」という感じです。
しかも、今年に至っては、前年の同月10本頼んでいたとすると、
今月はその2割減の8本しか売ってもらえない約束が勝手にできたりもしてて最悪です。
だから近年新しくお店をオープンされたお店は 本当に大変だと聞きます。
そして業者にはマーガリンを勧められたりして、本当に腹の立つばかり。
「フザケルナーーーーー!!!」と叫びたい気持ちを必死でおさえてNO THANK YOUと答えます。
何でこんなことになった?何でこんなことになった?
背景には乳製品の内でバターの生産が一番後回しにされるんだ、とか、
生産規制の見返りだとか、コンビニエンスストアの出来すぎが原因だとか、まーとにかく色々聞きますが
安全で美味しい食べ物が確保できる、というのも、大変な技なのかもしれませんね~。
怖ろしい勢いでの食材の価格高騰に加え、入手困難というこの最悪の事態。
日常が日常ではなくなっていく焦り。はぁ~何とかならないものでしょうか。
今日も、私たちの苦しい食材集めは続きます。^^;