おっちんとん。

おとなりの かわいらしいママと小さなボーイが
お茶をしにやってきました。
会う度に“ベビー”から“男の子”になっていくボーイに
たのもしさを感じ 微笑ましく思います。
人間の（特に子供の）可能性の大きさには感動させられっぱなしです


さて、この子がいすの上で立ち上がった時
ママが座らせようとして「そういえば」と話が始まりました。

ママ曰く
　子供にお座りさせる時、なんて言う？
　私は“あっとん”って言われて育ってきたんだけど、
　ここら辺の人はどうやら“ちゃっち”って言うようよ。

へぇ～地域によって違うんでしょうか。。。
考えたこともなかったけれど、赤ちゃんに対する言葉の表現というものは
かつて 自分に対してお母さんやお父さんが
話しかけてくれた言葉そのままなんでしょうね。
だから地域によって違うし、もしかしたら家庭によっても
違うのかもしれませんね。

ちなみに私達はお座りする時、
“おっちんとん”と言われていました。
みなさんはどのように言われていましたか？

そういえば、もう７月。

今日は、日昼モワっとした湿気を含んだ、なんともじっとりした空気でした。
少し暑さがひいたので、夕方にせっせと、せんべいを焼いていたら、
山の方から、多少の湿気は含んでいるものの、木々の香りとともにさらっとした風が、吹いてきました。


夏が来る。


その空気を吸った瞬間に、夏の暑さや濃い緑、セミの声や、ぐぅぅんとした夏の空を鮮明に思い出せる。そんな匂いの空気。

千代田にも、もうそこまで夏が来ているようです。

妖精

ブログの更新が滞っているので小話をひとつ。

厨房に向かって自宅の廊下を歩いて
ふと前を見ると祖母が階段から降りてきていました。
涼しげなワンピースに白い腰巻きエプロン、
そして頭には白い三角巾。
身長の低さや佇まいが とっても愛らしかったので
ついつい言葉が出ました。

「妖精かと思った」


すると祖母は
「リョウテイ？」
と聞き返しました。

私「妖精！」

祖母「ヨウヘイ？！」

・・・

自分の存在をどう思っているのか
なかなか“妖精”に辿り着けない祖母なのでした。