うちの天然生活

2014年07月17日 | 日記

方々から いろいろな素材を集めては、それらを混ぜたり焼いたりしてお菓子を作る。

この素材に関しては どの地域のものが質が良い、とか、

あのメーカーの あの商品の味に奥ゆきがあるとか、

・・・そもそも、精製された砂糖って身体にとってどうなんだ?とか、

日々考えたり見比べたりしながらお店を営むこと10年。

このところ、めっぽう私たちが夢中になっているのは「地産」の恵みです。

「地産」といっても、地元産というよりもっと身近な、「うちの裏で獲れる植物」

土地の恵みです。

もともと、この地域に住んでいない頃から、母が梅酒を作ったり、

らっきょうを漬けたりはしていたのですが、その素材はスーパーで買ってきたもの。

でも、さすがにこの北広島町という大自然の中で暮らしていると、スーパーで売っている野菜も

土や水や太陽が育み、人の手によって送り届けられたものだということが実感できます。

で、この水の美味しい地域で、この肥沃な土に育まれた植物にも相当な効能があるんだろうな、

とつくづく思い、思い、、思いは 最近実り始めて、気が付けば裏で獲れたハーブで

ハーブウォーターを常備するようになった我が家の面々。

これは父の常備水。スペアミントと昆布が入っています。

爽やかな中にもまろやかさがあって、喉と心を気持ちよく冷ましてくれます。

そして、下のは店主のハーブウォーター。

ミントとレモンバーベナ、それにシナモンスティックが入っています。

仕事がひと段落して体が火照っているときに、見事に火照りを鎮火してくれます。

ちなみに、これは家で獲れたものではないのだけれど、母作。

米麹で作った甘酒の原液です。

甘酒なんて、酒粕で作ったものしか飲んだことがなかったので、

米麹から作られた甘酒の美味しさに心底びっくり!砂糖なしでこんなにも甘くて豊かな味わいがするとは!!

天然生活の驚くべきところは、作るのは簡単なのに 衝撃的な感動のあるところでしょうね。

 

さ、長くなりましたが、最後にまたしても

裏のどくだみ草でどくだみ茶作り。

干したものを、現役を引退した古鍋でほうじて出来上がりです。

といってもほうじる作業も中々の手間。

こうやって、作る難しさとか手間とかを体感することで、ますますお店屋さんに

売ってあるモノのありがたさもわかるってもんです。

ほうじたどくだみは、お湯を淹れたら、なんとまぁ美味しいお茶になること!

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夏のおくりものギフト

2014年07月12日 | ギフト

すっかり三田風月堂の顔的ギフトになった甘夏みかんのバターケーキと

新作の「木洩れ陽」を、パウンドケーキのハーフホールサイズにして

詰め合わせたギフトが登場しました。

どちらも涼やかなケーキなので、すだれの箱に納めて『夏のおくりもの』と

銘打ってお出ししております。

甘夏みかんのバターケーキは下がしっとりバターケーキ。上に甘夏のジュレの層があります。

甘夏みかんの甘みと苦みが絶妙に調和して、甘いのに嫌みのない、奥ゆきのあるケーキです。

写真のものはホール型ですが、今回は長方形の形(下の「木洩れ陽」と同じ形)です。

「木洩れ陽(こもれび)↑」は今回新作なんですが、北広島の大自然が育んだ豊かな恵みを頂戴しました。

大朝のよもぎと大朝の米、そして千代田の卵を使用しております。

特に、このお菓子のキーマンである「よもぎ」は、若い部分を使用しているので、

独特の苦みや臭みがなく、逆に爽やかでスタイリッシュな香味がします。

下の層(浮島)に若いよもぎを入れ、やわらかな緑色とやさしい味わいを出しています。

また、浮島には餡(あん)も入っているので、よりまろやかな風味が味わえます。

上部分の錦玉羹(きんぎょくかん)は もっちりとした食感になっていてとても豊かな味わいです。

上の錦玉羹と下の浮島がとても上品にマッチングしていて、大満足の仕上がりになりました。

この夏、三田風月堂が胸張って完成させた「夏のおくりもの」ギフト。

ぜひ、お召し上がりいただきたいケーキセットです。

¥1,800(tax in)

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紅茶と焼き菓子のギフト

2014年07月09日 | ギフト

作って~と言われたら喜んでお作りするのですが、

普段は1000円台のギフトばかりをついつい作ってしまうので、

今回は目指せ2000円ギフト。

鉢カバーに焼き菓子をたくさん詰めて、美味しい紅茶を添えました。

マダム向けギフト。

美味しい紅茶と焼き菓子で、園芸の話にでも花を咲かせていただきたいです。

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名残惜しき思い出かな ~同窓会編~

2014年07月09日 | 日記

三田風月堂の上空に 景気よく閑古鳥が飛ぶので久しぶりにブログでも。

ブログばかりが充実してしまうので、みなさまたまにはご来店を。(笑)

 

 もう先週のことになりますが、横川シネマ改装前イベント『横川シネマ 大同窓会』

三田風月堂のお菓子をもって参戦してまいりました。 やぁ本当に素晴らしいイベントでした。

贅沢で、あたたかくて、面白くて、懐かしくて。

時間というもの、過去というものの価値が これほどまで深く濃いものだったのか、

と 気付かしてもらえるイベントでした。

横川に足しげく通っていた人たち、今は日本のあちらこちらに散り散りになった人達も

この日のためにここに集って、昔と何も変わらない笑顔で冗談を言い合いました。

横シネに馴染みのあるアーティストが集い、横川を愛する人たちが集い、

まさに 『大同窓会』な3日間となりました。

私たちが参戦したのは3日間のうちの2日目、3日目だったんですが、

2日目のニカまんも、3日目の映画鑑賞用お菓子も、ありがたいことにたくさんの方のお口に入れてもらえました。

( ↑ 3日目、cafeネコバコの隣りで出店した様子)

( ↑ 3日目の映画観賞用お菓子)

当日のケータリング時間ぎりぎりまで頑張って作った甲斐があったというものですね~。

みなさんに喜んでいただいて、お菓子屋冥利に尽きるイベントでもありました。

 

さて、今回の横川シネマ行き、ケータリング&イベントを楽しむことが一番の目的だったんですが、

実は私には第二の目的として、横シネで「確認したい あること」という密かな目的がありまして。

それは、数年前、実家の母が とある公民館で不要になった本をもらってきて、子持ちの私に譲ってくれた時のこと。

「わぁ『11ぴきのねことあほうどり』じゃん!懐かしい!!」とか言いながら 私は喜んで自宅に持ち帰り

さっそく子どもに読み聞かせました。

全て読み切って、最後のページをめくった時に目に飛び込んできた裏表紙の文字

こ!これは、横川シネマの支配人、、溝口さんの名前じゃないかぃ?!!

あまりの驚きに子どもそっちのけでワーワー叫んだのを覚えております。

その本をいざ!横川シネマに持ち込み・・!!

溝口さんへ見せました。まずは表紙から。

「あ~これ好きだった本だ~」なんて言いながら、ぺらぺらとページをめくる私の横で

目を点にしている溝口さん。

最後のページをめくって「みぞぐち とおる」の丁寧な文字を見た途端

「マジか!!これ、覚えとる!!」とのけぞる溝口さん。

あ~よかった~やっぱ溝口さん本人のだったんだー。と私も嬉しくなりました。

それから絵本は溝口さんの手にわたり、しばしの記念撮影タイムへ。

食い入るように本を見ながら触りながら、懐かしむ溝口さん。

 

ま、今はうちの子ども達の宝物本なので、ありがたく譲り受けましたけどね。(笑)

思わぬ同窓会。

そして思わぬ偶然に出会えた出来事でした。

横川シネマ、次は新しくなって10月オープンです。

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きたひろしま特選 夏 ギフト ~お中元のご紹介です~

2014年07月04日 | ギフト

北広島町商工会が企画した北広島町特産品のお中元ギフトのご紹介です。

昨年の11、12月に期間限定で販売し、町内外から多くのご注文をいただいた

「きたひろしま特選ギフト」を 今夏も販売いたします。

広島の県北・北広島町の自然が育んだ原材料をふんだんに使った商品を集めた

魅力あふれるギフトです。

このギフトを贈られた、北広島町で生まれ育ったけれど今は町外在住の方々の反響が

驚くほどに良かったので、二度目の企画となったようです。

※ このチラシ(裏面が注文書になっています)は三田風月堂にも置いてあります。

下記 通販サイトでもお申し込みいただけるようなので、ぜひどうぞ。

→ きたひろマーケット

注文締切日は7月18日(ギフトの発送日は7/25)です。

北広島商工会 2014きたひろしま特選夏ギフト

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