一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

建築関連の資格(1)

2007年04月07日 17時32分44秒 | その他
私は建築関連の資格をかなり持っているのですが、これは以前の会社で受験させられたり、自分でその知識が必要だと思い取得したものです。

どういった資格があり、その資格の内容について私が詳しく知っているのもについて、お話しましょう。国家試験やそうでないもの、民間認定のもなど意外に勘違いされているものもあるようです。

資格があっても、実務経験が少なくて戦力にならない人もいますし、資格をもっていなくても実力のある人は大勢います。ですが、私は資格は最低限の知識を努力して学んで理解した、今後も新しく出てくる知識に勉強すれば最低限理解できるということの証明ではないかと考えています。そのため、実力があることは別として、取得していない資格の勉強をスタッフにも勧めています。

ちなみに、私が取得しているのは、

一級建築士
一級建築施工管理技師
インテリアプランナー(前回更新忘れで現在は無し)
インテリアコーディネーター
宅建主任者
二級福祉住環境コーディネーター
その他



A 建築士関連

一級建築士、二級建築士、木造建築士

 いずれも国土交通省の国家試験です。更新はなく、その資格によってどの規 模までの建築物の設計や監理ができるかを規定しています。建築関連で仕 事をするには、鉄筋コンクリート造以上なら一級建築士が、木造だけなら二級建築士が最低必要だと私は思います。

建築士が最初に設けられたときには、大工さんを含め建築業で長く仕事をしていれば、簡単に資格が与えられました。制度の発足にあたり、多くの建築士を必要としたからです。ですから、かなりお年を召した方の場合は、いわば無試験で資格をもらえたようです。


B 工事関連


一級建築施工管理技師、二級建築施工管理技師

いずれも国土交通省の国家試験です。30年前はありませんでしたが、建築士が現場を知らないケースが多いため、現場を管理するには工事の専門知識と経験が必要だということで、設けられました。監理ではなく管理です。設計やその監理をする建築士ではなく、現実に職人を使って工事を進めていく現場監督と思えばわかりやすいでしょう。建物の規模に応じて、一級と二級に分けられています。

いってみれば、一級建築士と一級建築施工管理技師の両方の資格があれば、超高層ビルであっても設計し、工事管理ができるということです。あくまで資格上ですから、実際にその能力があるかどうかは別です。


次回は、皆さんにもなじみ深いインテリア関連の資格の説明を詳しくしましょう。

インテリアプランナーとインテリアコーディネーターの資格の違いは、おわかりですか?意外にご存知ないようです。




ミタス 一級建築士事務所のホームページ  






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