一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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耐震補強の設計と工事

2007年04月10日 21時25分24秒 | 住宅リフォーム・耐震
こんばんは、ミタス一級建築士事務所の清水 煬二です。

本日は、朝早くに都内の敷地調査と現場確認に行きました。この現場は、時間や手間は掛かりますが、楽しい設計や現場になりそうです。フェラーリレッドの色を実物でしっかり覚えてきました。

そこからハウスメーカーの現場検査へ戻り、午後は有名な中小企業診断士の先生との打ち合わせを行いました。

昼食は時間がなくカット、正確にはクッキーとコーヒーでした。夕食はまだです。という少しハードなスケジュールでもなぜか、体重はしっかり成長するるのが不思議です…。

さて、横浜市には、古い住宅の場合は簡易耐震診断は無料で行ってくれます。また、それを補強する場合は助成金が出る場合があります。この助成金は、なかなか条件が大変ですが、ぴったり合う方にはメリットがあります。

しかし、かなり大掛かりな耐震補強になる場合は、助成金があっても負担が大きいのです。

私が耐震補強の設計を行う場合、「この家にあと何年くらい住みたいですか?」とお聞きして、耐震工事費用やリフォーム費用を考えるようにしています。

自治会館の耐震設計を頼まれたときは、数年で建替えるからということで、「できれば200万円くらいで…」というご希望でした。現場を詳しく調査し、何度も設計のシュミレーションをして、工事費用を出したら、予備費をみて200万円で納まりました。

工事中は、補強などを加算する必要のある予定外のものが出てきたりしましたが、予備費があったので何とか予算以内に納まりました。

費用とのバランス、工事の効率よ優先順位を考えて耐震補強を行うべきです。そのためには、「あと何年くらい住みたいか…」ということを考えてみてください。



▲測量中



横浜市 住宅設計  





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