一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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インテリアコーディネーターなどインテリア関連の資格

2007年04月18日 11時07分35秒 | その他
こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。

建築関連の資格(1)  の続きです。

インテリア関連の資格の違い、特にインテリアコーディネーターとインテリアプランナーの違いなどについてもお話します。

皆さんに馴染みのあるインテリアコーディネーターという資格は、通産省の認定試験です。国家試験ではありません。

あまり知られていない、インテリアプランナーというのは、昔の建設省、今の国土交通省の国家試験なのです。

インテリアコーディネーターは、通産省というだけあって、インテリアの販売という分野も試験にかなり出題されます。

インテリアプランナーは、インテリアに関して一級建築士と同等の知識と経験を要求している国家試験なので、インテリアコーディネーターと比べれば、はるかに難しい試験です。

インテリアコーディネーターは、勉強すれば実務経験のない主婦でも取得できますが、インテリアプランナーは、実務経験がないと合格するのはかなり大変でしょう。

その他の、福祉住環境コーディネーター、キッチンプランナーや商業設計士、照明プランナー、などなどは、すべて民間の認定試験なので、比較的簡単に取得できます。この中では、福祉住環境コーディネーターが、社会的に認識されていますし、2級の人は役所にリストも置かれるので、価値があるかもしれません。


インテリア関連全部の中で、比較的簡単に取得できて社会的に認識のあるのは、インテリアコーディネーターですね。

インテリアプランナーは、業界内でもそのレベルを知っている人には評価されますが、難しいわりにメリットが何も無いのが残念です。

インテリアプランナーの資格が設立されたとき、当初の数年間は、経験があれば4日間の講習会に出れば資格がもらえました。通常の試験も並行してなされ、私は会社の命令で、どの程度のレベルかを見極めるために通常の試験を受験させられました。

1次試験は、1級建築士でも受験した半分の人は落とされました。2次試験は、7時間30分の長い時間のなかで、インテリア設計図面やパースなどを描かされるのですが、ゆっくり考えていると時間は足りなくなります。これも簡単ではありませんでした。

合格はしましたが、難しいとわかったので、次の年から社内の資格対象者は講習会で資格を取得しておくように指示がでたくらいです。かなり昔なので、現在のレベルはどうなのかは知りません。

5年に一度の更新で、2度目か3度目かのときに、ぎっくり腰で2週間動けないときに書類提出の期限がきていたことを忘れしまい、更新できませんでした。もう一度試験で取れといわれても、メリットがないし、7時間30分も描き続ける根気がないので、受ける気はしません。(^^)ゞ 取得済みの方は、私のように更新を忘れませんよう、早めに手続きしてくださいね。


さて、インテリアコーディネーターについては、私の以前のユーザーが、こんな夢のある仕事を自分もしたいと会社を退職され、資格をお取りになって、以前の会社に入社された方もいらっしゃいました。しかも、同じ会社の私の後輩と結婚というおまけまでついて、本当にご縁があったのでしょう。


新築を期に、インテリアを勉強して資格を取ったという方のお話もよく聞きます。


次回は、そういう人のためにインテリアコーディネーターの資格取得勉強法の極秘テクニックをお教えしましょう。


ちなみに、私の資格取得の勉強期間は、いずれも学校に通ったことはなく、
休みの日がなく終電には間に合うように帰りたいという会社勤め時代に取得したのですが、

インテリアコーディネーター    試験1週間前からの昼休みの時間のみ
福祉住環境コーディネーター2級  試験前日の夜10時から
一級建築士            1次試験に1ヶ月間のみ
宅建主任者            試験1週間前から

インテリアプランナー、一級建築施工管理技士、その他は勉強時間なし。 


ミタス一級建築士事務所の事務スタッフも、本人の努力ですが、私がかけたプレッシャーに耐え独学で取得しました。

興味のある方は、お楽しみに。 

 


ミタス 一級建築士事務所のホームページ  









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