みちのくの風の旅人

米沢・山形・東北の自然や文化を季節の便りとして届けています。

東日本の大水害 ~台風17・18号の影響~

2015-09-12 13:07:14 | 日記・エッセイ・コラム

  きのうから天気が回復しつつあるが、今朝の米沢は久し振りに澄み切った秋空となった。関東や福島県会津、宮城県などの大規模な洪水被害が想像できないぐらいである。

 ※ 実りの秋が一歩一歩近付きつつある。斜平山の稜線がくっきりと見えた。


  きのうは東日本大震災からちょうど4年半、台風18号が日本海に抜け温帯低気圧に変わった後も、台風が上陸した名古屋付近よりも遠く離れた関東から東北にかけて、大規模災害をもたらした。

 気象庁から大雨に関する特別警報(50年に一度起きるかも知れないぐらいの災害の危険がある)が出されていたが、鬼怒川の堤防決壊は、東日本大震災の津波を思い起こさせる様な被害状況だった。


  記録的大雨の関東・東北 氾濫・土砂災害に十分注意  9月12日 5時03分    NHKNEWSweb より ]

記録的大雨の関東・東北 氾濫・土砂災害に十分注意
 
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記録的な大雨となった関東と東北では、依然として川の水位が高く、地盤が緩んでいるところがあります。今後、少しの雨でも川の氾濫や土砂災害が発生するおそれがあり、気象庁は、引き続き、十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、関東と東北南部では、台風18号から変わった低気圧と日本の東を北上した台風17号の影響で、今月9日から11日にかけて、線状降水帯と呼ばれる発達した帯状の雨雲が南北にかかり続け、各地で記録的な大雨となりました。
今月9日からの24時間に降った雨の量は、栃木県日光市瀬川で366.5ミリ、茨城県古河市で214.5ミリに達し、宮城県丸森町筆甫では10日から24時間で214.5ミリの雨が降るなど、各地で統計を取り始めてから最も多くなりました。
また、降り始めからの雨量は、栃木県で600ミリ、宮城県で500ミリを超え、福島県では500ミリ近くと、いずれも平年の9月1か月間の雨量の2倍を超えたほか、茨城県でも300ミリ近くに達するなど記録的な大雨となりました。

 この大雨で、茨城県常総市では、鬼怒川が決壊して大規模な浸水が発生するなど、各地で川の氾濫や土砂災害などの被害が出ています。

 以下の写真はIZAニュース記事を引用 →  http://www.iza.ne.jp/topics/events/events-8044-m.html  

  ↓  鬼怒川が氾濫し、決壊した堤防=10日午後1時22分、茨城県常総市

鬼怒川が氾濫し、決壊した堤防=10日午後1時22分、茨城県常総市

 ↓  鬼怒川の堤防が決壊し、濁流に押し流される住宅で救助を待つ女性=10日午後1時46分、茨城県常総市

鬼怒川の堤防が決壊し、濁流に押し流される住宅で救助を待つ女性=10日午後1時46分、茨城県常総市
 
 ↓ 大雨の影響で鬼怒川が氾濫し街中まで水が押し寄せた=10日午後、茨城県常総市(蔵賢斗撮影) 

大雨の影響で鬼怒川が氾濫し街中まで水が押し寄せた=10日午後、茨城県常総市(蔵賢斗撮影) 

 

 

 

 


 

 

 

   9月9日の天気図 ↓ ↓   台風18号と17号

 台風画像   

  

 大雨をもたらした「線状降水帯」

 

台風の影響で次々と積乱雲が発生、帯状の雨雲になり大雨に

10日は日本海に台風18号から変わった温帯低気圧があり、日本の東の海上では台風17号が北上していた。今回の記録的な大雨は、太平洋から流入した温かく湿った空気によって次々とできた積乱雲が帯状に並ぶ「線状降水帯」の発生が原因とみられる。

栃木、茨城大雨 湿った空気が次々積乱雲に 雨降らせ続けた「線状降水帯」

「これほど広範囲に線状降水帯ができるのは珍しい」と専門家

関東から東北にかけて南北に延びた線状降水帯は、長時間にわたり激しい雨を降らせ続けた。気象研究所の津口裕茂研究官は「これほど広範囲に線状降水帯ができるのは珍しい」と話している。

 

 

 

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