ある破天荒なロックンローラーの葬儀で、
その人の娘さんが読み上げた、
慣例にとらわれない謝辞が評判になっている。
率直で型破り、しかし人の心をうつ、と・・・
さまざまな評価がネット上に並んでいるが、
印象に残ったのが次のコメントだ。
父と母を語った彼女の謝辞に対して、
「詩的であり、論理的であり、
当事者的であり、第三者的。
締めを別次元に飛ばす感性。
言葉えらびと言葉はこびが、すごい」と・・・
ひとりの人間が紡ぎ出した文章に対する、
これ以上の讃辞があるだろうか。
言葉や文章を生業とするものとして、
これは深く胸に刻んでおきたいと思った。
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