先日、パソコンでネット情報を見ていたら、
突然、画面が真っ黒になり、
大きな警報音とともに、
「ウイルスに感染しています!」という警告が表示された。
悪意のあるサイトにアクセスしてしまったのかと、
頭が真っ白に。
どうしようとオロオロしていると、
「ウイルス除去のソフトをダウンロードしてください!」
「今なら最小限の被害で回復できます!」と、
作業を急がせるメッセージが次々に画面に表示される。
わたしのパソコンはMacなので、
セキュリティは強固だと聞いていたけれど、
その警告の発信元が
「Macセキュリティセンター」と表示されている。
画面の指示どおりにするべきかどうか、
迷いに迷った。
でも、
実際には感染していないのに、
ウイルスに感染したと見せかけて、
除去ソフトなるものをダウンロードさせ、
料金を請求してくるフィッシング詐欺を知っていたし、
感染しているとされるファイル名にも違和感があり、
あせる心をおさえて、
Macのカスタマーセンターに電話した。
私のパニック状態を感じとったらしく、
サポート担当の男性は、
「だいじょうぶです。わたしに任せてください。
必ずご一緒に回復させます」と。
パソコンの状態と警告の内容を聞いて、
詐欺だと確信したようだった。
偽りの警告を信じて、
ソフトをダウンロードしていたら、
逆にウイルスに感染して、
大変なことになっていたようだ。
しかし、
人の心理を巧みに操り、
冷静な判断ができないように
猛スピードで追い詰めていく、
巧妙な手口には驚いた。
ネットの世界の怖さを思い知ったという意味で、
良い勉強になったというべきなのか・・・
複雑な心境であります。
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