ネットで見つけて、
図書館で借りた本が面白かった。
植物学者・稲垣栄洋さんの、
「生き物の死にざま/草思社」。
生きものたちは、
最後の時間をどう生きて、この世を去っていくのか・・
命あるものへの共感にあふれたエッセイで、
最後まで一気に読んでしまった。
「卵からかえった幼虫に自分を食べさせるハサミムシの母親」
「数時間の命なのでエサを食べるための口がないカゲロウ」
「晩年になると危険な巣の外で蜜集めの任務につくミツバチ」
「メスにの体に寄生し最後は吸収されてしまうチョウチンアンコウのオス」・・・
180億年という宇宙の年齢、
46億年という地球の歴史を思えば、
私たちの生と死は、
あまりにも「うたかた」。
その切なさは、
人も昆虫もおなじなのだなと・・・
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