日々逍遥

時のはざまで
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人の悲しみや痛みに寄りそうこと

2024-07-07 11:42:54 | 日記

 

2001年に40歳で亡くなったキャスター、

久和ひとみさんのドキュメンタリーを

図書館で借りて読んだ。

 

久和さんについては、

1995年の阪神淡路大震災のとき、

メインキャスターであるにも関わらず、

しばらくの間、

化粧をせずにニュースを伝える姿に驚き、

 

なかなかできることではない、

その思い切った被災者への共感の示しかたに

深い人間味を感じた。

 

一方で、

某公共放送出身のキャスターが、

地震で全壊した家屋の前に、

高級な毛皮のフルレングスのコートとハイヒール姿で立ち、

現場中継している姿には

被災者のひとりとして強い怒りを覚えたものだった。

 

「ジャーナリズムとは人間の悲しみや痛みに寄り添うこと」

という言葉を読んだことがある。

 

ニュース番組をショー化せず、

ましてやバラエティ化したりせず、

 

ジャーナリストと呼べる本当の意味のキャスターに、

じぶんの言葉と姿勢で、

ニュースを伝えてほしいなと思う。

 

 

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