「 東山道 」って 知ってますか
中山道(なかせんどう) は知ってるけれど 何それ・・・ ? って人もいれば
ああ、知ってるよ・・ 五街道とか制定される前の官道って言われる道でしょ?
って サラリと言う人もいるらしいね
そう 古くは大和朝廷の頃 都から東(東北方面)に向かう道筋をそんな風に言ったそうだね
碓氷峠 入山峠 和見峠・・などなど 軽井沢から峠を越えてそちらへ向かう道は幾筋もあって
それぞれの旅人は命がけの旅を続けながら どれかの峠を越えて目指す方向へ向かったんだろう
碓氷バイパスを群馬側に進むと カーナビが「 群馬県に入りました 」と伝える辺り
左手フェンスの向こう側に そんな大昔の旅人が 旅路の安全を祈った「 祭祀遺跡(さいしいせき)」
と呼ばれる 遺跡が発見されていて 考古学に詳しい人には知られている
周辺は 車の往来が激しくて駐車スペースは特に設けられていないから 通りかかったついでに
ちょっと 見学して行くって環境じゃないんだけれど
その入山峠に向かった道筋のひとつと言われる場所が 案外分かり易い所にあるんだ
教育委員会で設けた 案内板には「 入山道石仏群 」と 解説されている
このあたりを通って 入山峠へ向かったと言われているようだね
当初からこの場所にこんな風に整然と並んでいたわけでもない
何年か前に 歴史好きな人たちの散策会が ここを通過して 一昨日ここでお話した
新鳥井原橋を越えて塩沢方面に向かう道あたりを辿って行った様子をお話をしたことがあったけれど
ここに安置されている石仏も いつの時代にどのあたりにどうして建てられたかなど
正確なことは 想像の域を越えないものらしい
なんと言っても 1000年からの歴史を刻む道筋
石仏それぞれも壮大な時間と 数々の歴史ドラマを目撃して来ている事だけは間違いないだろう
ちょっと 散策がてらお出かけして ゆっくり石仏様を見学したり
流れた歳月に思いをめぐらして 対話してみてはいかが
この場所はね 新鳥井原橋のたもとにある 鳥井原地区公民館正面に向かって右手
町道の 坂の下に設けられた三角地に安置されている
多分 画面手前の道が 古道だったんじゃないかな・・ って 聞いた気がするんだな・・