ひとり歩きのハイカラ味来人

北海道は日本海側の田舎マチ<増毛>
人生の折り返しポイントを大きく過ぎてしまった太っちょ男が綴る食べ歩き日記。

未完の

2024-11-02 18:08:00 | たてもの

ゴツゴツとした粗削りな建物に見えるのは、未だ完成前だから。

宮島の豊国神社は、豊臣秀吉の命で建てられたものの、秀吉の急死で未完のまま。

それが今まで残されていることにも驚きます。

ここに旅するまで、この存在など知りませんでしたから。

凄い太さの柱。

頑丈な造りゆえに残されたのでしょうね。

全国各地…、そこまで歩いているとは言えませんが、未だ知らないことが多いワタクシ。

旅先が日々勉強です。

ホントは、もっとじっくり見て学びを深めなきゃ意味が無いのかも知れません。

でもね、そこら辺はサラッと流れちゃう。

どちらかと言えば食べもの重視なワタクシなので。

まあそれも旅の大事なテーマ。

仕方がありません。

何の番組でしたかね。

この豊国神社が建設される頃、厳島神社を見下ろす場所にあって、完成時には厳島神社を壊してしまえってことも話されていたとか。

さすが秀吉。

今となれば、その両方が残ったのですから。

歴史とは深く、おもしろいものだと感じるのです。

もう少し年に見合いの勉強をするべきか…。

あら。

少々雨がパラつき始めます。

最後までゆっくり歩けるかと思っていたのに。

傘があるので心配は要りませんがね。

行動範囲が少し狭まりそう。

どこまで行きましょう…。

夜はフェリーで戻った宮島口で穴子飯。

でもまだ3時。

晩ご飯の予約は6時だったので、まだまだ余裕です。

壁を塞ぐものの無い豊国神社。

床下の低い所もそう。

構造が丸見えです。

それもまた魅力的。

もう少し先に行けるかな…、数歩進むもそれ以上は無理。

何だか変な動きをするジジですな。

それでは下へ降りて次の目的地を探します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豊国神社

2024-11-01 21:55:00 | たてもの

春の宮島、散策話が続きます。

町屋通りから細い上り坂を進み、茶店を眺めながら辿り付いた先は五重塔。

建立は1407年とか、1951年に改修されている国の重要文化財。

高さは27.6メートル。

この屋根は、裏側の垂木が平行に組まれているのは和様。

だけど、反り上がった形になっているのは唐様と呼ばれる工法で、その調和が素晴らしい建築。

内部も見応えのある龍などが描かれているようですが、残念ながら一般公開無し。

外観のみを撮って次へと進みます。

五重塔の隣に建つのは豊国神社。

「ほうこく」と読みます。

豊臣秀吉の命により、建立されたものの秀吉の急死によって未完成のままになっている神社。

千畳閣とも呼ばれる広い床に畳を敷くと、857畳にもなるのだとか。

軒瓦には金箔が押してあり、完成していればさぞや豪華な桃山文化の大経堂…、そんな説明でした。

内部には大鳥居再建工事で使われた尺杖、天井にはたくさんの絵馬などなど。

見応えがあります。

しゃもじは、宮島を代表する特産品。

宮島しゃもじは、厳島神社の弁財天が手にしている琵琶を象って作ったのが始まりとされているとか。

しゃもじでご飯をすくうことが「敵や幸せを召し取る」ことに通ずるとして…。

「召し取る」は「飯取る」に読めるから“しゃもじ”。

宮島ならではの縁起物。

そうそう、大鳥居の尺杖とは、明治8年に再建された今の大鳥居を建てる時に使われた物。

長さは16メートルで、大鳥居の高さと同じ。

尺杖とは、長さを測る現場用の大きなものさしのこと。

それが、このどこかに飾られていたのですね。

お邪魔した時は知らなかったです。

大きな絵馬が次々と目に飛び込んで来ましたから。

一旦は板の間に座り、休憩もしたのですがね。

どこを見ていたんだろ。

やっぱり絵馬に圧倒されていたのでしょうね。

それぞれの意味など全然知ることも無く。

ううーん、広過ぎてどこをどう見ればいいのか…。

パチパチと撮り続けてはみましたけど。

こちらは祭壇。

その両脇にも多くのしゃもじが並びます。

その左隣には授与所。

御朱印はここでいただきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近々

2024-10-30 23:45:00 | たてもの

月曜は冬囲いの案内を発送しました。

日曜に予定している神社境内の作業。

数人にはLINEでお知らせ出来るのですが、大方はハガキ。

届くのは昨日か今日。

みなさん来てくださいますかね。

郵便局前に停車中のトラックは、日本郵便のもの。

結構なサビですなぁ。

たくさん活躍したのですね。

ご苦労さまです。

秋深し。

それでもイチョウの葉が黄色くなるにはもう少し掛かりそうかな。

龍淵寺の屋根はピカピカ。

山側は既に新しくなっているのですが、今度は海側。

それと横も。

近々完成でしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤色

2024-10-04 10:35:00 | たてもの

神社の屋根に人影が見えたのは昨日のこと。

横の通りは何度も走っているのに気付かなかったもね。

雪が降る前に塗装も終わったようです。

きれいな赤が戻りました。

傷んでいた部分の補修も済んだのでしょうか。

これから雨の多くなる季節。

助かります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着きました

2024-09-28 09:50:00 | たてもの

北広島駅からエスコンまで歩く。

久しぶりです。

昨年のゴールデンウイーク以来。

ここを初めて見たのが、駅から徒歩で向かった時。

20分も歩きましたかね。

何度も見ると慣れて来るけど、やっぱり目に飛び込んで来た瞬間は少々驚きます。

大き過ぎると感じることは無くなったかも知れませんがね。

昨年は試合観戦が5回と、それ以外に老人クラブの旅行引率で1回。

なのに今年はこの1回だけ。

楽天戦だけど勝ってくれるのか…。

鍵谷選手の引退セレモニーも予定されています。

まあそれだけ見れたら満足かな。

試合開始まで1時間は余裕…、そんなつもりで出掛けて来ましたが、いざ着いてみるとそうでも無く。

選手たちの練習が始まったのですが、晩ご飯を調達しなきゃお腹がペコペコ。

ううーん、この時間帯も魅力的なんだけどなぁ。

コンパクトデジカメだとズームしてもこれが限界。

ちゃんと脇を固めないとブレちゃう。

気付けば息も止めてたりして。

外野ライト側1階席。

ライトとセンターなら結構近くに見ることが出来ました。

でも、フライのボールがファールかどうか…。

わかりづらい。

ゴールドの111パネル。

111ホームラン賞としてビジターチーム選手も含め公式戦でのホームランで、ここに当てると111万円が贈呈されるとか。

今年3月の企画なのですね。

この日、改めて知りました。

さすが新庄監督。

やることが奇抜です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大事にすること

2024-09-19 07:38:00 | たてもの

月曜から始まった事務所近くの解体現場。

壊し始めると早いですね。

木造平屋の住宅は、作業3日目にもなると積込みを残すだけ。

それにしても取り壊される家の多いこと。

中心部でも更地になるところが増えました。

その後の使い道があればいいのですがね。

過疎は想像以上に進んでいます。

大規模な改修をして保存される建物たち。

それだって主人が住み続けるワケでもありません。

静かでのんびりした時間。

それがこれからも続くよう、暮らしと繋がった維持ってものを考えなきゃ。

使ってもらう工夫。

何が出来るのですかね。

そろそろ答えが聞きたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また来ます

2024-09-17 19:12:00 | たてもの

旧増毛小学校の最後は、町内で廃校になったところの思い出コーナー。

所狭しと並べられるのは、卒業アルバムをはじめ、写真や絵画、書、工作などなど。

どれも当時を記録した貴重な資料。

そして校旗や校章までもが並びます。

校舎が現存していれば現地に残るものも、壊され更地になってしまったものは、ここに運び込まれました。

ここも随分古いのに、結局はみんなの拠り所。

まあ、それに足るだけの広さも持ち合わせていますから。

ここの卒業生だけじゃ無く、町内各校の同窓会などいかがでしょうか。

欲を言えば、他町のみなさんでもご希望があればどうですか。

4か所ある階段。

大きな鏡があるのは玄関近くの2か所だけですがね。

ここまで割られずによく持ち堪えていましたなぁ。

代々大切に扱われて来た証…、ってことにしておきましょうか。

保健室に放送室。

放送設備は未だ健在。

いや、職員室の機材しか使えないのかな。

機能的には極めてシンプルなものですが、とにかく情報が伝わればいいのですから。

雰囲気変わってこちらの部屋は…。

校長室です。

大きなテーブルと青い生地が張られた椅子。

ここも好きなところ。

黒板アートの特別展示で随分のんびりと歩けました。

教室が変わるたびに窓を開けて中庭のようすをパチリ。

もう少し通わなきゃいけないなと改めて感じた次第です。

そう思うでしょ。

どうですか、ご一緒に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

片付け

2024-08-29 01:48:00 | たてもの

主を失った家が解体されて行く。

増毛の人口も4千人を割ってしまい、市街地でも空き地が目立つようになりました。

古いものは残しておきたい派ではありますが、個人の家は難しいかな。

その家族が住まないとしても貸し出せるような制度があれば…。

と言っても仲介業を担当する人もいないマチ。

廃業して風雨にさらされている工場跡。

扉が壊れ風で煽られるトタンが飛び、周辺の家に被害が出てしまう。

動物が住み着くことも心配されるし…。

どこまでが財産で、どこからがゴミなのか。

法の世界には詳しく無いけど…。

周りに住む者だって快適に暮らす権利くらいあるハズなんだよなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2年後

2024-06-29 15:25:00 | たてもの

暑寒沢の果樹園の中、画家として暮らしていた加納さんが亡くなって何年が過ぎたのでしょう。

主人がいなくなり、傷みが目立つようになった家。

広い土間の玄関を持つ大きな家でした。

屋根はトタンが剥がれ、ブルーシートが全体を覆います。

是枝監督作品の映画「三度目の殺人」のロケ場所にもなったところ。

福山雅治さんや満島真之介さんが出入りした…、サポートしていたワタクシ的には思い出の場所。

それが、果樹園のPR拠点として改修されるのだとか。

廃屋として埋もれてしまうのは惜しい。

でもどこまで変わってしまうのでしょうね。

観光客にフルーツ情報を提供。

交流センターと名付けられるそうな。

果樹園の作業者不足を人材仲介会社を通じて呼び込む作戦。

上手く行けばいいですね。

実施設計と土地購入費。

来春には本体工事費も加わるのでしょう。

一体おいくらを予定するのか…。

景気のいい話が続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豆電球

2024-06-29 13:30:00 | たてもの

今日の午前中は雨竜まで。

ホントは昨日の夜に増毛入りする予定のマゴ君たち。

ちょっと都合が悪くなったようで、本日のイベント会場へ直行することに。

なのでジジはマゴ君とワンコを預かりに出掛けます。

すると途中からワンコのリードが無い。

そんなLINEが届きますから。

信砂からの道道増毛稲田線を走れば近いけど…。

留萌のホームセンターでリードを買い、その後、追加のLINEで買いものを指示されたカッターを会場近くのコンビニで購入します。

ほら、到着。

豆電球と呼ばれる廃校舎

いや、表現としては「旧校舎」ですか。

それを再利用した雨竜町のレトロなコミュニティ。

来年6月で開業20周年を迎えるとか。

凄い。

憧れるけど、そんなエネルギーは無かったなぁ。

増毛の校舎は大き過ぎるし。

ワンコ預かりました。

大人しいです。

ここは、昭和レトロなコミュニティとしてイベントは随時開催。

フリーマーケットや「まめ市」。

他にもいろんな使い方がありそうな感じです。

平屋の校舎はいいですね。

正面玄関はどこだったのでしょう。

古いものを収蔵するだけでも魅力的。

増毛にも残したいものはたくさんあるんだよなぁ。

先日の阿分会館から引き取った食器類もそうだけど。

保管しておく場所というか、出来れば展示や即売もしてみたい。

まだまだ使えるものですからね。

それは校舎も同じことか…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする