M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

311震災と夢と薪と

2021-03-09 09:00:16 | MISC

夢を見た、夢の内容は、

CTでソロキャンプツーリングに出掛けた。キャンプ場に向かう山間部のワインディングを登っていくと山林を切り開いた見晴らし台に到着。そこに居たバイク乗りさんと話をした。彼はこの辺に落ちている薪を拾ってキャンプ場で使うたきぎにするつもりだと言う。

見晴らし台から写真を撮ろうとすると写り込んでしまうので気付いたが、他にも薪を拾っているライダーが数人いた。皆、玉切りになって置いてある幹や太い枝を、斧や鉈を使って割っている。

細い枝も落ちているが拾わないので、どうして拾わないかと聞くと、枝の方が残留放射能濃度が高いから、着火用はホームセンターで買った物を使うんだ、と荷台に積んであるビニール袋に入ったホームセンターの薪を見せてくれた。

と言う所で目が覚めた。

今は武漢肺炎ばかりがクローズアップされているが、311大震災から10年の節目、福島原発のその後も気になるし、昨今のキャンプでは単なる焚火に留まらずテント内での薪ストーブの使用等も一般化してきていて薪の需要も増え、拙ブログのキャンプ薪調達:ホームセンター別薪情報へのアクセスも毎日かなりの数にのぼる。

そんなことも有り、気になって少しググってみたが、

・原発事故以前から一般廃棄物最終処分場での埋め立て処分が可能な放射性物質の濃度は8,000ベクレル/kg。

・原発事故以後、薪を燃やすと灰の重量が元の1/200になることから、8000ベクレル/200で、薪の放射性セシウムの濃度の最大値は、40ベクレル/kg。

最新情報かどうか未確認だが、その事から、林野庁「調理加熱用の薪及び木炭の当面の指標値」としては、放射性セシウム濃度の最大値(134と137の合計)として、薪40ベクレル/kg(乾燥重量)、木炭280ベクレル/kg(同、計算根拠は不明)とされている様だ。

「調理加熱用」と言う表記について、それではそれ以外の用途、例えば暖房用はどうなるのかとも考えたが、暖房用とは言え、同時に調理に使う事もあるから、結局の所用途はどうであれ、薪(木炭)を燃やすと言う事全般と解釈できない事もないし、普通に考えれば暖房用途が圧倒的に多い様な気がするが、この辺が役所の逃げじゃないかという気もする。

関連については、千葉県が纏めている下記が比較的分かり易かった、原典は画像をクリックすると見える。

おそらく対象の他府県でも同様の調査、研究がなされていると思われるのでその参考までに、少し古いがH27~H28(2014~2015)福島県森林計画課がまとめた「森林における放射能物質の状況と今後の予測について」という資料も見てみた。

ここから先はなかなかタッチ―な部分もあるし、つたない知識では計りしれない事もあるが、例えばキャンプ場で販売されている薪も上記の様な管理が、当然なされているとは思うが、その辺に落ちているものは流木等も含めて採取、利用の可否はどうなのか、とか、薪用の廃材の原産地などはトレース不可だろうがどう対応しているのか、とか、炭は放置しても分解されて土には還らないと聞くが、濃縮された状態で地表、土中に永久放置されるのか、とか、焚火をして出た灰はキャンプ場では捨てずに持ち帰ると言いうが、その後の処理方法によっては、汚染物質の拡散にならないのか、とか、まあ色々と想像は出来るだろう。

キャンプ場によっては環境への配慮から云々というのを、前面に出してアピールしているところもあるが、是非この辺の話を聞いてみたいと思うのは、わたしだけだろうかw


2 コメント

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Unknown (-ver650)
2021-03-09 12:20:28
こんにちはー!

そういゃあどこか忘れましたがキャンプ場に線量計が設置してありました。

こんなになっても原発を誘致したい村があったり・・
昨年泊村を通ったとき隣の村(神恵内だっけな?)と明らかに雰囲気変わって羽振り良さそうなのが伝わってきました。
なかなか一言では括れない、はたから見るだけでは何とも言い難い悩ましい問題ですなぁ・・
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Unknown (MOMO)
2021-03-09 14:10:29
こんにちは~
中々難しい案件だとは思いますが、民主党政権下、菅が放射性物質の拡散、移動、を画策したことだけは絶対に忘れません。
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