ロックンロールの荒くれ者

ああっ、夏休みが終わっちまう！課題はタンマリ残ってるし・・・どうしようか
寝汗とともにそんな悪夢で起きるってことないですか？
子供の頃～夏休みのダメな過ごし方（悪癖）が、トラウマ・悪夢となって甦る
５０過ぎのオジサンです。こんな日は、気楽なロックで気分をかえよう。

ロック・オブ・ザ・ウェスティーズ/エルトン・ジョン
Rock of The Westies　/　Elton John (1975)
70年代ポップミュージックの時代の寵児として人気を誇ったＥ・ジョンが1975年に
発表したお気に入り最高のロックアルバム。何故か不人気なのがよくわからん。　　

そしてこれがオリジナル・アルバムでは最後の№１獲得アルバム（6作連続）。
これ以降のアルバムや曲目では、軽快さが少なくなってきたのが、ファンとしては
エルトンの頭髪が薄くなるよりも残念だった。個人的にはリアルタイムでエルトンの
新譜を買ったのがこのレコードだったので、思い入れも強いアルバムなのでした。

軽い乗りのロックが一杯だから、これを聴けば記録的豪雨被害など暗いニュース続き
だった今年の夏が、無邪気な子供の頃の夏休みのように、ひとときでも紛れるかもよ。

 まだまだ夏休みは1週間あるぜ、課題は後回しだ遊ぼうよ ! アイランド・ガール
　Island Girl

エルヴィス・イン・メンフィス

毎年恒例のエルヴィス・ウィーク（August 9 - August 17）開催中。
僕のELVIS祭りは、今年はこれで盛り上がるのだ。
エルヴィス・イン・メンフィス　From Elvis in Memphis / Elvis Presley (1969)　

長年の映画製作から解放され、メンフィスに出向いて録音した素晴らしい作品集。
ゴスペル、R&B、カントリーをELVIS流に昇華し不朽の名作に仕上げた。
こんなアルバムを70年代にいくつも作ってほしかったけど、御存知の通り今度は大掛かりな
イベントよるコンサート・ライブ盤（ジャンプスーツ姿のＬＰ）ばかり発表し続ける。（泣）

B面最後の3曲はどれも渋い選曲（最後の2曲はシングル発表）で、
もう世間に迎合することのない王者の貫録。
“恋はいばらの道を”True Love Travels On A Gravel Road、ニック・ロウのカバーもNice。
“エニー・デイ・ナウ”Any Day Now”では、バカラック・メロディを歌い、
“イン・ザ・ゲットー”In The Ghetto は、今迄取り上げることのなかった社会派の曲。

南部ブルース・フィーリングをいっぱいにロックンローラーの実力を発揮したプレスリー。
このアルバムは数々のバリエーションでＣＤ化されており、最新はレガシー盤（2009）。
 My CDでMemphis祭り!
“The Memphis Record”(1987)：右
“The Memphis 1969 Anthology”(1999) 2CD：左上
"From Elvis in Memphis"アップグレイド盤（2000)　:左下

今年は“60 Years of Rock’n’Roll”なんだ・・・ロックの王様の命日（8/16）を偲んで・・・。

More American Graffiti

Hi ! 　ジョージ・ルーカスの傑作映画「アメリカン・グラフィティ American Graffiti」（1973年・米）の
サントラ盤MCA 2-8001が好評により、米・MCAレコードが映画とは関係なく続編を作ったのがこれ！
モア・アメリカン・グラフィティ More American Graffiti (1975) MCA 2-8007
ウルフマン・ジャックのDJスタイルを継承したこの２枚組LPは週末に聴くにはゴキゲンです。

選曲が、凡百のオールディーズ・コンピレーションCDより優れている。
僕が気に入ってるオールディーズ・コンピ盤は、このシリーズと
“Oldies But Goodies " Orignal Soundシリーズぐらいかな。

山下達郎のサンデー・ソングブップ（FMラジオ番組）でやっている『棚からひとつかみ』的
レアな曲も多く、ウルフマン・ジャックのおしゃべりと相まって楽しい侮れないアルバムです。
“Gee”  The Crows　や　“LOUIE,LOUIE”  The Kingsmen
“Could This Be Magic” The Dubs　...etc.
彼のオールディーズ番組にもリクエストされていてもおかしくない＜マニアック＞な選曲でしょ。（笑）

極め付きは、キャロル・キングの“泣きたい気持ち”
“It Might As Well Rain Until September” Carole King
これら貴重な音源が1975年当時は、なかなか聴けなかったんだ。

Attention ! 同じタイトルのアルバムがもう一つ存在する。1979年の映画『アメリカン・グラフィティ２』
原題が”More American Graffiti” のサントラ盤MCA 2-11006だ。
映画も前作の続編だから、さらに関係をややこしくしている。こちらは、有名曲ばかりでつまらない。


（↑ 続々編の第三弾“American Graffiti VOL.Ⅲ”MCA 2-8008も結構いいんだよ。）
“More American Graffiti”をWebで検索すると、『アメ・グラ２』関係ばかりがヒットするので
More Better ならず “泣きたい気持ち” になる モアモアさまぁ～ず２ なのでした。

宵の心痛節

♪ ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ～
夏本番！夏祭り、花火大会など各地で夏のイベントが盛り上がっていますね。
わが町でも今週末（８／１～８／３）は、盆踊り＆阿波おどり大会、バンド演奏、
夜店など多彩なイベントの「七夕まつり・市民サマーフェスタ」を開催中です。

♪ ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ～
地域限定なのか？我が町の盆踊り   でも20年以上前から
荻野目洋子の 1985年ヒット曲 「ダンシング・ヒーロー」を踊るのだ!
この曲で踊れるなら、あの曲も盆踊りとして踊れるんじゃないって密かに思ってます。それは、
イーグルスの1979年の№１ヒット 「宵の心痛節」の音頭ver.を荻野目ちゃんのように踊るのだ!!

Eagles / The Long Run （1979）からの先行シングルでアルバムもロング”Run”セラー。
アルバムは、モンスター・アルバム《 ホテル・カリフォルニア Hotel California 》後の
燃え尽き症候群的ラスト・アルバムになりまして・・・。（これは、また別の話。）

♪ ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ～
でも『「宵の心痛節」を盆踊りで思いっきり踊りた～い!!』 なんて大きな声では
言い出せなくて...”I Can't Tell You Why”。

　
♪ ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ、ドン・ドコ、どん・どこ～
P.S.「宵の心痛節（”Heartache Tonight”）」 こんな邦題は、ありません。（笑）