新春に観る映画は、肩の凝らない愉快な娯楽映画じゃなくちゃ!
テキサスの五人の仲間(A Big Hand for the Little Lady)1966・米
監督 フィルダー・クック 脚本 シドニー・キャロル 出演 ヘンリー・フォンダ
ジョアン・ウッドワード、ジェイソン・ロバーツ、バージェス・メレディス
物語:テキサスの大富豪五人が年に一度集まって大金を賭けるポーカー・ゲーム大会に、
ヘンリー・フォンダ夫妻とその息子が居合わせる。ギャンブル狂のヘンリーはゲームに
飛び入り参加し、色々あって彼の妻ジョアン・ウッドワードが代わって勝負に挑むが…。
こういったポーカー・ゲームの行方を描く映画のストーリーは何も語れない。まして
結末なんて。とにかく見て損はない痛快西部劇。どこかで情報を仕入れて観たんじゃ
絶対ダメな映画のひとつ。以下に僕が述べることだって知らない方がいい。
まぁ、どんな映画だろうとも真っ新(サラ)の状態で見たほうが楽しめるのだけどね。
(H・フォンダの旦那ぁ~、全然ポーカー・フェイスじゃないぜ、大丈夫かい?)
映画のポスターだって警告してる ”you must sit in from the beginning!” って
***興味のある方 以下のことは読まず すぐにビデオで観て下さい***
(夫の代わりに私がやらなければ、全財産を失ってしまうわ!)
これは、まず邦題がいいね!『テキサスの五人の仲間』配給会社を褒めてやりたい。
俳優のランク・品格でもトップ、主役のへンリー・フォンダが物語の序盤で烈しい
ガンファイトもなく早々に画面から消えるのが愉快、観客・映画ファンを食ってます。
西部劇によく出てくるタイプの美しい良妻賢母役に扮したジョアン・ウッドワードがいい。
テキサス西部の町に現れた紅一点に、男達は誰もがメロメロだ。おいしい役柄でしたね。
彼女は当時 35~6歳の女盛りで、すでにポール・ニューマンと結婚しており適役でした。
"Ma Blushin' Rosie"(Rosie you are my posie) / SALOON(酒場)で流れていた曲もNice
この映画の妻に負けてなるものかとP・ニューマンが後年ポーカー・ゲームをやる役のある
『スティング』の出演へ願い出たとか出なかったとか・・・。似たもの夫婦ですね。(笑)