~バンドの中のスターになるのが嫌な人より~
「バンドの中の一人の歌手になりたい、ちょうどフェアポートの時代のようにね」(I.M)
タイガー・ウィル・サヴァイヴ/イアン・マシューズ・セカンド
Tigers Will Survive / Ian Matthews (1972)
イアン・マシューズ(I.M)本人がコメントしてるように、バンドの演奏とヴォーカルが
どの曲も絶妙に溶け合った素晴らしいフォーク・ロックの傑作に仕上がっている。
“なんとも控えめなアーティストのソロ2作目は傑作だ。”(Moondreams)
Moondreamsも嘘つかないアルヨ!
♪ ハイ、ロン・ロン
なんとこれが、英国ヴァーティゴ・レーベルからの1972年発売というのも凄いね~。
ここで、英国田園風景を微妙に残し、米国のシンガーソングライターの影響も感じつつ
英国人が、米国風カントリー・ロック、フォーク・ロックを演奏し価値あるアルバムにした。
しかしこれが、日本の秋の高い空の下にもお似合いなんですよ。どうですか奥さん(笑)
インディアン嘘つかない!
~ブログの中のスターになるのが嫌いな人より~
「言葉使いに気を使う(ブログも楽じゃない)現代・・・アメリカ先住民族の呼称を
インディアンとすることはよくないらしい。ネイティブ・アメリカンと読み替えてもOKよ。」
♪ Da Doo Ron Ron
そーいゃ“ザ・モンキーズ 恋の合言葉 HEAD!”(1968)なんてのがありましたが。
忠臣蔵 討ち入りの合言葉は、「山!」「川!」。では、ロックの合言葉は?
“Bo !”といえば“Diddley !”....である訳でして。
Bo Diddley / The definitive Collection (2007)
四角い箱型ギターを抱え、ロック・ミュージシャンを虜にした魔法のビート
" Bo Diddley Beat " を繰り出し名を成したのが、ボ・ディドリー その人だ。
ローリング・スト-ンズ、ヤードバーズ、ドアーズ、トム・ペティ、アニマルズ、E・クラプトンなど
有名アーティスト達も彼の曲をライヴで演奏すれば、会場が大いに盛り上がる曲は数々あり。
Mona(I Need You Baby), I’m a Man, Who Do You Love?, Bo Diddley, Pills,
Road Runner , Diddley Daddy…etc このCDには主要な曲が全て入っており、お買い得。
また、このジャングル・ビートとも呼ばれる強烈ビートに触発され作られた曲にも傑作が多い。
古くはバディ・ホリーは“Not Fade Away ”、ザ・フーは“Magic Bus”で
ブルース・スプリングスティーンは“She’s The One”で....etc.おっと!!!
灯台下暗し 日本代表 山下達郎のドーナツ・ソングやジャングル・スイングもそうだった。
←"Bo"nusあります。(笑)
Tatsuro Yamashita / OPUS (2012) ”ドーナツ・ソング”等収録あり、これもお買い得盤。
“フボ?”いや“ヘボ?”いや、いや“モボ!”の皆さ~んBo Diddley Beatで
”Bo” x2 (BOHBO) と今夜も盛り上がり(やっちゃい)ましょう。
これこそがロックの合言葉は「 ぼ!」と いえる証なんだ。
ビートルズのオリジナルアルバムが、50周年記念でリマスター・レコード発売へ
ロック界の偉大な巨人は、何でも実現しますね~ … ってな訳で ぼくが、
レコードで(せめてリマスターCDオリジナルな形での)再発を願っているのは
1976年に焦点を合わせ、解像度を上げればみつかるポップ・アルバムの逸品。
Andy Pratt / Resolution (1976)
僕のレコードジャケットは、少しダメージうけています。
偶然中古で拾い上げたLPだけど、ジャケットの損傷具合いで敬遠されていたのか
肝心のレコード盤面はピカピカでグッド・コンデション。1000円以下の拾い物。
全然ヒットしなかったらしいので、誰も何も話さない。ならば、ここで僕が取り上げるのだ!
アンディ・プラットが大プロデューサー アリフ・マーディンArif Mardinと手を取り合って作った
この作品は、ポップなメロディでアレンジも見事な心地よい極上サウンドのオンパレード。
ビートルズ影響大であり ’70年代シンガーソングライター系統で、エミット・ローズあたりの
ポップさを求めるヒトにはおすすめですね。彼にThe Dream of Rockの称号を与えよう。
秋の夜長、静謐な夜のひとときの音友(おとも)に いかがでしょうか?
なんとか音源だけなら i-Tunes 等でも OKみたいです。・・・・・・”いい夢見ろよ!”
遠い昔、はるか銀河の彼方で スター・ウォーズに夢中になった世代が
父親(ダース・ヴェイダー)になり、息子(ルーク)を育てる愉快な育児書
の傑作!?......っんま、たのしい絵本には違いありません。(笑)
「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」ジェフリー・ブラウン作 とみながあきこ訳
” Darth Vader and Son ” by Jeffrey Brown (2012)
STAR WARSファンなら思わずニンマリする絵本ですね。
"episode3.5" からして、クスクス。
音楽(ビートルズ)ファンならルークがレコードを聴いている場面(絵)で
ダース・ヴェイダーが “ほかのものを聴こうじゃないか・・・” と言って、
「WITH THE MODAL NODES」(エピソード4にでてくる酒場バンド!)
なるアルバム名のLPを差し出そうとする絵なんかもあり・・・。
まるで、僕(Moondreams)のことのようで泣けます。
Modal Nodes
ラストもホロリとさせる いい絵本ですよ。