五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

時の流れに

2008-01-31 07:17:11 | 音楽
2008年が始まったと思ったら、もう1月も終わりだ。
時が流れるのは早いもので...という訳でポール・サイモンをいってみよう!
時の流れに Still Crazy After All These Years /Paul Simon(1975)

1曲目 昔の恋人との再会を歌ったタイトル曲”時の流れに”を聴いただけで、傑作と
直感できるアルバムだ。都会的センスの魅力に溢れる曲群は、どれも均整がとれ
大人っぽい歌詞も優れている(細かいニュアンスは掴み取れませんが 苦笑)。
アート・ガーファンクルとのハーモニーが復活した”My Little Town ”は古くからのファンも
楽しいし、№1ヒット”恋人と別れる50の方法 50 Ways To Leave Your Lover”は
スティーブ・ガットのドラムが印象的な秀作。

このアルバムのトーンは、MOR的ともジャズ的(クロスオーバーと言うのかな?)いえる
大人のサウンドですが、MORの欠点であるベトつくような甘さに陥ってない点が素晴らしい。

ジャケットのセピア写真にあるように、NYのアパートメントでコレを聴いたら素敵だろうな。
そんな気分を味わうように、これで”楽しくやろう Have a Good Time”!
このジャケット写真を見るといつも『ウエスト・サイド物語』を思い出すのは僕だけだろうか?
”優しいあなた You're Kind”は、賛同してくれるかな。(笑)
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研ナオコ似のイカしたロッカー

2008-01-28 07:41:39 | 音楽
1980年代前半ブレイクしていたパット・ベネター!お顔もインパクトありました(笑)
Crimes of Passion(危険な恋人)/Pat Benatar(1980)全米2位
デビュー曲Heartbreaker(23位)の勢いそのまま黄金期に突入した2ndアルバム。
2曲のスマッシュ・ヒットを擁しポップ色も出た好盤です。

アルバム1曲目”Treat Me Right (危険な恋人・パート2)”(18位)は
ハードなロックでかっこよく決めてます。シングル邦題名は、なさけないけどね。
そして”Hit Me With Your Best Shot(強気で愛して)”(9位)は
出色の出来。軽快なR&RにのったP・ベネターのシャウトにシビレます。

”Wuthering Heights (嵐が丘)”はケイト・ブッシュのカバー曲。
『恋のから騒ぎ』(日テレ系 明石家さんま司会の番組)のオープニング曲だね。
K・ブッシュほどのエキセントリックな味じゃないが、忠実にトレースしてます。
カバー曲といえば3枚目LPに入っていた”ヘルター・スケルター”もかっこいいよ。

P・ベネターは、80年代前半米国の女性に凄く支持されてたみたい。
倖田來未のように。P・ベネターは”渋かっこいい”女性ロッカーてとこでしょうか。
僕は、デビューからLP4枚目まで追いかけたけど、その後はご無沙汰です。
P・ベネターさん!再度ブレイクし僕を Hit Me With Your Best Shot してね。
アルバム買いますから。勘違いしないで、SM趣味はありません(笑)。
蛇足ですが、勘違いしてるそこの貴方へ...
♪Hit Me With Your Best Shotは『思いっきり愛して頂戴ナ』って意味ヨ!
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悲しき願い

2008-01-25 07:16:28 | 音楽
寒い さぶ~い「朝日のあたる家」に一日中 いた~い、なんて「悲しき願い」も
叶うわけでもなく寒風吹きすさぶ街へ仕事にいくのである。がんばれ!

誰のせ~いでもありゃしない~、みんなオイラが悪いのか~
そうです。寒いギャグ・駄洒落をかます私のブログが悪いのです。
ということで”The Best Of The Animals” The Animals (1988)
ジ・アニマルズ最初の3年間(1964-1966)のベスト・ヒット曲集です。

House of Rising Sun(朝日のあたる家)は、エリック・バードンの”野獣”ボーカルと
アラン・プライスのオルガンがインパクトありで、彼らの代名詞的大ヒット曲全米№1。
娼婦の館を歌った民謡が元歌らしいが、黒っぽいブルーズに感銘をうけます。

Don't Let Me Be Misunderstood(悲しき願い)、ディスコ・ヴァージョンが
ヒットしたといえばサンタ・エスメラルダ。
チャン チャカ・チャカ・チャカ・チャカ・チャ~ン・・・って踊れば身体も暖かくなる?
でも、やっぱりこの曲 オイラの年代は尾藤イサオの日本語版が原体験なんだ。

あと、We Gotta Get Out Of This Place(朝日のない街)もイイ曲。全米3位
ジ・アニマルズにしちゃ洗練されてるなとクレジットをみたらB・Mann&C・Weilだじょ~。
さあ、ブリティッシュ・ビートの熱い音楽でテンションあげて仕事にいくんだ、ジョー!
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遥かなる影

2008-01-22 07:10:22 | 音楽
カーペンターズ・・・ヒット・シングルを好んで聴いていた初の洋楽アーティスト。
オリジナル・アルバムは”Now And Then”しか持ってない。
おっと、でもコレも入れていいじゃない。という訳で
The Singles 1969-1973(1973) / Carpenters 全米№1

収録曲12曲中10曲がTOP10入りという輝かしい記録を収めた
カーペンターズ活動中 唯一の公式ベスト盤。
リチャード・カーペンターは、再アレンジしてトータルアルバム的な
仕上がりにしている。何ともファン思いなんですね。

1曲目、曲の冒頭”遥かなる影”及び”スーパースター”をプロローグにした
粋なアレンジで”愛のプレリュード”が始まる。
また、4曲目~6曲目”スーパースター””雨の日と月曜日は””愛にさよならを”
3曲の曲間を詰めて一連の曲(メドレー)のような効果を上げています。good!
そしてB面ラスト(B-6曲目)リプライズのように”遥かなる影”で終わる。
こんなところが、たんなるベスト盤じゃないトータルアルバムっぽい所以ね。

CD時代になった今、リマスター、曲数も増えた編集盤が多数店頭に並んでいる。
でも僕は、コレに愛着があるな。久しぶりにカレン・カーペンターの歌声を聴いて
癒されよう。洋楽に興味を持ちはじめた70年代前半(ティーン・エイジャーの頃)
の遥かなる青春の光と影の思い出とともに。・・・P.S.もうすぐカレンの命日だね。

カレン・カーペンター(Karen Anne Carpenter:1950.3.2-1983.2.4)
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あこがれのローリング・ストーン

2008-01-19 21:13:23 | Weblog

magmypic.comというサイトでお好きな雑誌の表紙を飾れます。お試し下さい。
どうよ!COOKIE THE DIRTY DOG
もちろんBGMはこれで決まり!
Cover of the"Rolling Stone" / Dr.Hook & the Medicine Show(1973)#6
<Thank you,miss.mie>

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ららららい

2008-01-17 07:13:02 | 音楽
ラララ ライ♪ ラララ ライ♪ 風車奏法でエクササ~イズ♪
お笑いコンビ・藤崎マーケット(吉本興業)で遊びましょ。
本当は違うよ、このアルバム収録曲名は”La La La Lies”(A-4)ねっ。そこかい!(笑)
風車奏法は、ピート・タウンシェンドの有名なギター奏法なんです。ガシーン!

MY GENERATION / The Who (1965)
僕が持ってるのは、80年に出たre-issed Virginアナログ盤MONO。
”マイ・ジェネレイション”(A-6)はザ・フーの代表曲になる3rdシングル。吃音(どもり)の
ヴォーカルに荒々しい演奏が見事に若者の気持ちを代弁してる傑作だ。
”ザ・キッズ・アー・オールライト The Kids Are Alright”(B-1)もビートルズっぽい
佳曲。モッズ族の応援歌のようで素敵です。

『老いぼれる前に死んでしまいたい』と”マイ・ジェネレイション”の一節にあるが、
藤崎マーケットは、老いぼれるまで続けられるのか・・・。(失礼かな?)
当の本人 ピート・タウンシェンドは、すっかり じじいになっても生き延びてる。
僕は、老いぼれる前にThe Whoを観てみたい!来日フル・コンサートの実現を祈る。
だから実現するまで『老いぼれないようにずっと健康で長生きしたい』のです。
ラララ ライ♪ ザ・中年達・アー・オーライ!(笑)
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ライク・ア・ローリング・ストーン

2008-01-14 07:10:01 | 音楽
ロックンロールの革命的傑作、そんなことは言わずもがなこと!それは麻薬のような
言葉のマジックと強烈なビートに酔わされる”Like A Rolling Stone”を含むアルバム
追憶のハイウェイ61 Highway 61 Revisited 』(1965)を聴けばわかってもらえるはず。

Bob Dylanは、一部の古くからのファンに罵声・軽蔑を受けようとも
フォーク・ロックの旗手達が歩むべき道筋を先陣を切ってRockin'する。
当時のボブ・ディランにとっては血の轍だったようで・・・。革命は大変なのだ!

収録されている曲は、”やせっぽちのバラッド”、”追憶のハイウェイ61”そして
” 親指トムのブルースのように”などバラッド、R&R、ブルースと変化にとんでおり
プロテストソングやトラディショナル・フォークをやっていた頃に比べ、リズミカルで
メロディアスな曲調をもちパッションに溢れた傑作が並んでいる。

難解な歌詞で単調な曲調の繰り返しが終始していると思われ、B・ディランに距離を
おいているロック・ファンがいます。もう少し聴き込むと良いフックをもっていて意外に
メロディアスな曲だな~と感ずる。・・・そこを境にイッキに膨大な楽曲に挑戦することに
なるといいのですが・・・ディラン普及協会NPO中部支部より(←そんなのありません 笑)

新年1月は、早くも中旬。仕事も遊びもガツン!といかなきゃね。もう正月ボケなんて
言い訳できる時期じゃない。誰にも相手にされなくなる前にポジティブに歩を進めよう。
How does it feel.How does it feel.
To be on your own. With no direction home.
Like a complete unknown.Like a rolling stone?
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桃色(ピンク)の店

2008-01-11 07:20:02 | 映画

なぜ桃色なの?シリーズ 第3弾! 風俗店のお話ではありま編(へん)。
昨年のXmasシーズンに書こうと思ってた心がほっこり暖かくなる映画。

” 桃色(ピンク)の店 The Shop Around The Corner ”(1940・米) b&w
監督:エルンスト・ルビッチ原作:ニコラス・ラズロ 出演:マーガレット・サラヴァン
ジェームズ・スチュワート、フランク・モーガン、ジョセフ・シルドクラフト

物語:ハンガリーはブダペストにある革製品雑貨屋のマトチェック商会。
そこに勤める古参の店員(J・スチュワート)は新聞の広告欄で知った女性と文通
しており、すっかり彼女の虜になっている。その頃、店にM・サラヴァンが職を求めて
やってくる。J・スチュワートは反対するが、オーナー(F・モーガン)は雇うことに…。

E・ルビッチが撮った素敵なロマンティック・コメディの秀作。手紙をE-mailにかえて
トム・ハンクスとメグ・ライアン主演でリメイクしたのが『ユー・ガット・メール』(1999・米
119分)リメイク版は上映時間20分水増ししてるがその分だれる。オリジナル版の
ほうが作品的には圧倒的に軍配が上がる。メグ贔屓の僕はどちらも嬉しいが・・(笑)

小道具の使い方が抜群。さすがビリー・ワイルダーの師匠であり小津安二郎も尊敬してる監督
だけあります。『開くと音楽”黒い瞳(Ochi Chyorniye)”が流れるシガーケース』 これだけで、
話を2重、3重の面白さにしちゃう!実に素晴らしい。店員達の演技のアンサンブルも楽しいよ。
雪の降る寒いこの時期&今年のXmasに観るのもいいよお勧め!

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桃色の恋人達

2008-01-08 07:05:00 | 音楽
なぜ桃色なの?シリーズ 第2弾。
プログレッシブ・ロック(アート・ロック)の隠れた名作なのに...編。
マクドナルド&ジャイルズ/ McDonald and Giles(1970)

キング・クリムゾンを脱退したイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズが、
傑作「クリムゾン・キングの宮殿」より自由でPOPな牧歌的サウンドを創造した1枚。
曲想は、クリムゾン・キングの宮殿の頃と同時期に練っていたらしいので
”宮殿”バリエーションの一つとして考えてもいいのかな。

"プロ・グレ"というと大仰でもったいぶった感じで、訳の分からない曲多し
という先入観を僕は持ってましたが、曲目タイトルが(『バードマン』
『アイビスの飛行』『明日への脈動』)表しているように、
自由に気楽に聴けプロ・グレもいいなと思わせてくれました。(単純頭脳!)

配色がなぜ桃色なの?という疑問よりダブル・ジャケットの絵面がいけません。
表面が「nd Gilesの文字に髭づら男とその恋人」
裏面に「McDonald anの文字にナイス・ガイとその恋人」
ジャケット表・裏を逆にして販売すればもう少し評判になったかも・・・特に
裏面の女性が可愛いからレコードジャケット開いて紹介しました。
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桃色の鼠(ねずみ)

2008-01-05 07:51:30 | 音楽
『きゃあ~気色悪い。』このブログを覗く女性ファン(いるのかな?)が離れて
いくのを尻目に、オヤッ・・・気の弱い男性諸君もそこにいましたか?
いくぜ!ザッパ(雑派)。だって今年は、ねずみ年なんだもん。
HOT RATS Frank Zappa(1969)

当時ビートルズもレッド・ツェッペリンをも蹴落とした渋いジャズ・ロックの傑作。これは
フランク・ザッパが率いていたマザーズ・オブ・インヴェンション(The Mothers of Invention)
のような実験音楽やウィットとアナーキーさに満ちた知的な変態ロックじゃありませんよ。

ほとんどがインストゥルメンタル曲で熱いプレイ(変態Playじゃないってば!・・・笑)が
スリリングに展開します。JAZZファンも是非聴いてね。
わかり易く東洋的な風味もあるメロディではじまる”Peaches en Regalia”
曲の前半でキャプテン・ビーフハート(Captain Beefheart)が吼える”Willie The Pimp”
雑派のギターがカッコイイ17分に及ぶ”The Gumbo Variation”など秀逸な曲あり。

さあ貴方も、貴女も、エッチ・ビデオをレンタルするように
袋とじ記事つき週刊誌を見る時にハサミを入れるように
勇気を振り絞って購入予定CDの下にコイツも一緒に掴んで
レジへ急げ(そんな大袈裟な)。きっと素敵な音楽の世界が広がりましょうよ!
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