五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

アン・ルイス Gee WhizⅣ

2024-11-26 00:11:26 | 音楽

「ジー・ウィズ」特集も今回で最終回。ラストは、今まで取り上げた3人より馴染み深い
日本代表のアン・ルイスでいってみよう。アン・ルイスと言えば一般には、アッパーな
ロックテイストのヒット曲で有名(「六本木心中」「あゝ無情」「ラ・セゾン」など)。
<歌謡ロックの女王>としてバリバリ活躍してたのが最も印象深いアン・ルイスですが
「Good bye My Love」などのバラード歌手としての一面も魅力的でした。

Cheek/Ann Lewis(1980)
アン・ルイスの洋楽バラード・カヴァー・アルバム。竹内まりやがアン・ルイスに提供した
「リンダ」と「ワン・サイデッド・ラブ」の英語ヴァージョンも混じって入っております。
他のポップス名曲の中にあっても違和感のない出来で、楽しいアルバムだ。

アン・ルイスが、オールディーズ・ナンバーを遊び気分で甘酸っぱく歌っているのが
微笑ましい。此処から、僕の推薦ナンバーで”チークタイム”をお楽しみ下さい。(笑)

Gee Whiz”・・・モチロンこの曲から。さて貴方は、4名の歌手のうち誰がお好みでしたか?
(㊟3曲目です。30秒しか試聴できなくて御免_(._.)_ YouTubeにあがっていませんでした。
 中古盤かストリーミングなんかで、この曲フルで聴いてほしいな~)
Oh Me Oh My”・・・英国歌手ルル1970年のヒットナンバー
"Leader of the Pack"・・・シャングリラス1964年のNo1ヒット

最後は、10年振りにアルバムを出した竹内まりやさんのお祝いをかねて「リンダ」を。
"Linda"・・・”リンダ”というのはアン・ルイスのミドルネームなんだってね。
Ann Linda Lewis

【EXTRA(おまけ)】愛のさざなみ
島倉千代子がヒットさせたラブ・ソングで、僕のお気に入り。ポップス歌謡の大傑作だ。
この曲をバブル景気に沸いていた頃、テレビのXmasスペシャル番組にアン・ルイスが出演し
歌ったのが秀逸でした。
愛のさざなみ~Dedicate to "CHIYOKO"(アン・ルイス/小泉今日子/松任谷由実)
愛のさざなみ(島倉千代子:オリジナル)

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シェレール Gee WhizⅢ

2024-11-19 00:11:19 | 音楽

『ミネアポリスの歌姫』として1984年にデビューしたR&B・ソウル歌手のシェレール。

彼女、巡りあわせが良ければジャネット・ジャクソンやホイットニー・ヒューストンのような
なんとも信じられない!(Gee Whiz!)時代の寵児カリスマになっていたかもしれなかった。
チョッとしたタイミングのズレ、はたまた運命のいたずらがそうさせたのか、惜しかったね。
そんな彼女の経歴を振り返りながら、シェレールの歌声を楽しみましょう。

ロック・R&Bファンなら<ミネアポリス>と聞けばプリンス。そのプリンスの元一派だった
ジャム&ルイス(プロデューサー)の庇護のもとシェレールは、ヒット曲を数曲飛ばします。

ジャム&ルイスはシェレールと3作アルバムを制作した後、シェレールが在籍していたTabu
レーベルを離れA&Mレーベル傘下の自分たちのプロダクションに活動拠点を移してしまう。
ご存知ジャネット・ジャクソンの「コントロール」のプロデュースに取りかかり大ヒット。
大プロデューサーとなりジャネットの快進撃のサポ-トを続けました。

シェレールがジャム&ルイスとの制作を続けていたらどうなっていたのでしょう?
”五万円、七万円、十万円、運命の分かれ道!”←これ、わかる人はいるだろうのか(笑)

そんな1作目から3作目までのヒット曲
I Didn't Mean to Turn You On」 ☆プリンスかジャネット・ジャクソンのようだね
(マライア・キャリーとロバート・パーマーがカバーした)
Saturday Love」*          ☆ジャネット・ジャクソンのようだね
Everything I Miss at Home」*  ☆ジャネット・ジャクソンのようだね
 (*アレクサンダー・オニールとのデュエット)

The Woman I Am / Cherrelle (1991) 
このアルバムはジャム&ルイスと別れて、プロデューサーにホイットニー・ヒューストンを
スターダムに押し上げたナラダ・マイケル・ウォルデンを迎えてのシェレール4作目。
残念ながら前3作ほどヒットせず、ましてやホイットニーを超えることもなかった。

では、このアルバムから3曲をセレクト。
Never In My Life」☆ホイットニー・ヒューストンみたいだけど、魅力あるヴォーカル!
Baby It's You」☆シュレルズ、ビートルズの歌をブラック・コンテンポラリ-にしたカバー
Gee Whiz」   ☆お待たせ ジー・ウィズ!...(最後まで読んでいただきありがとう。)

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バーナデット・ピータース Gee WhizⅡ

2024-11-12 00:11:12 | 音楽

カーラ・トーマス作「ジー・ウィズ」この曲を、前回僕の大好きな曲として紹介しました。
実は、最初に聴いたのはバーナデット・ピータースのバージョンで、ビルボード誌の最新
ヒットがかかるラジオ番組をエアチェックして聴いたのだった。確かNHK-FM日曜日
午後6時からのリクエストコーナー(D.J.石田豊)でした。

Bernadette Peters / Bernadette(1992)
これは、バーナデット・ピータースの初ソロ・アルバム"Bernadette Peters"(1980)と
セカンド"Now Playing"(1981)をミックスしたCD。なぜかオリジナルどおりCD化されて
おりません。バーナデット・ピータース版の「Gee Whiz」は、60年代ガール・ポップ風に
アレンジしており、唯一のポップヒット曲になりました(1980年春のヒットで全米31位)。

ところでバーナデット・ピーターズを知ってる方、挙手願いま~す。・ ・ ・(汗)
彼女は、柔軟な声・キューピードールのルックスを持った歌手・俳優、ダンスの才能、そして
ブロードウェイミュージカル・ステージの最高のパフォーマーとして知られています。
僕は映画『サイレント・ムービー』や『ロンゲスト・ヤード』を観ていたので俳優としての
彼女は知ってましたが、この「ジー・ウィズ」が彼女の歌唱と判り知りビックリ!しました。
ミュージカルは門外漢なので、舞台での彼女の賞賛されている仕事ぶりが分からないのが残念。

では、あと数曲バーナデット・ピータースの素敵なナンバーを聴いていただきましょう。
秋の夜長に ゆったりと

Don't」…エルヴィス・プレスリーの1958年No1ヒット
You'll Never Know」…ポピュラー音楽のスタンダードで数多くの名唱がある名曲
Should've Never Let Him Go 」面影は永遠(とわ)に…
ニール・セダカ&デラ・セダカ父娘のデュエットは1980年19位のヒット

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カーラ・トーマス Gee Whiz!

2024-11-05 00:11:05 | 音楽

1960年代にソウル音楽の”メンフィス・クイーン”と称えられた偉大なR&Bソウル・シンガー。
カーラ・トーマスはATLANTIC/STAXレーベルを創立初期から牽引し隆盛させた立役者のひとり。

Gee Whiz: The Best Of Carla Thomas(1994)
これはカーラ・トーマスのヒット曲を集めたコンピレーションで、当時勢いのあったRHINOが
編集にあたっている。これ1枚で上質なサザンソウル・サウンドに乗せた彼女の甘く魅力的な
1960年代の歌唱を、ばっちり聴くことができる。(全22曲)

僕はカーラ・トーマスの代表曲”ジー・ウィズ”というバラードがお気に入り。正確な曲名は
Gee Whiz!(Look At His Eyes)”という。『彼の目を見たとたん、もう私は催眠術に掛った
ように彼に夢中、天国にいるみたいだわ。あーなんて素敵なこと!』と歌うラヴ・ソング。
カーラ自身が15歳の時に作った曲に歌唱を盛り立てるストリングス、コーラス、アレンジ
が見事に決まっている。ロマンチックで情熱的な不朽の名曲だ。1961年全米10位,R&B 5位

他にも1966年のヒット曲“B-A-B-Y”やオーティス・レディングとのデュエット曲”Tramp
も素晴らしい(㊟米国の元大統領の歌じゃないよ)。ホーン・セクションをゴージャスに
配し、印象的なギターのカッティングもありの'60sスタックス・サウンドがかっこいい。
❞じゃんけんポン!❞

貴方が、オーティス・レディング、サム&デイヴ、ブッカーT&ザ・MG'sらが好きならば
『君もカーラ・トーマスを聴くんだぜイェ~!ガッタ、ガッタ』とキヨシロー
(忌野清志郎)も天国から言ってるよ。

『ジーウィズ』と聞いて『痔ぃーwith!』と勘違いしたそこの貴方!
患部を治して出直していらっしゃいベイベェー。(笑)

コメント (4)
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