五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

ラスト・ワルツ

2025-01-26 00:00:06 | 音楽

「ザ・バンド」のメンバーでキーボード奏者ガース・ハドソンが1月21日死去(87才)した。
ザ・バンド最後の生存者だったが、これでメンバー5人とも天国に旅立ってしまった。寂しい。
この偉大なロック・バンド及びG・ハドソンを偲んで、音楽葬といきたい。

The Last Waltz / The Band(1978)
ザ・バンドにとって2枚目のライブ盤で、映画のサウンドトラック盤。3枚組LPは、高価で
すぐに買えなかったな~。今回久しぶりに聴き返し、ゲスト陣の演奏に改めて感動しました 。

ザ・バンドは1968年~1977年の間に7枚スタジオアルバムを発表するが、メンバー間の軋轢に
より一夜限りの解散ライブ(1976年11月25日米国では感謝祭)をもってグループを解散する。
この模様を記録した映画が『ラスト・ワルツ』監督マーティン・スコセッシ。

1980年1月名古屋の納屋橋にあった名画座 ミリオン座にてロック映画2本立てで観ました。
併映はレッド・ツェッペリン 狂熱のライブ(1976)で、僕のロック狂への分水嶺でしたね。


エリック・クラプトンがザ・バンドのメンバーになりたかったという有名な話もあるほど
多くのミュージシャンから尊敬を集めた孤高のバンドだったから、ゲスト陣の豪華さも
うなずける。この夢のようなコンサートの観客になれたなら。(於:Winterland Ballroom)

では、この『ラスト・ワルツ』から   
ラスト・ワルツのテーマ - Theme from The Last Waltz

ゲストの中から僕は、ワイルドな親爺ぶりが魅力のヴァン・モリソンの歌に圧倒されました。
アイルランドの子守歌 -Tura Lura(That's an Irish Lullay)
なお、最初のレイ・チャールズ風歌い出しはThe Bandのリチャード・マニュエルです。

最後にG・ハドソンを哀悼し、ザ・バンドのファースト・アルバム『Music from Big Pink』から
G・ハドソンが弾くオルガンのイントロが印象的な曲で、さよならしましょう。
チェスト・フィーヴァー - Chest Fever

-THE BAND-

Rick Danko (December 29, 1943 – December 10, 1999)

Levon Helm (May 26, 1940 – April 19, 2012)

Garth Hudson (August 2, 1937 – January 21, 2025)

Richard Manuel (April 3, 1943 – March 4, 1986)

Robbie Robertson (July 5, 1943 – August 9, 2023) 

R.I.P

The Last Waltz Suite: Theme From the Last Waltz (feat. Orchestra)

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白蛇 ~ 大人じゃん。

2025-01-13 00:01:13 | 音楽

令和七年、今年の干支は巳年。神様Zeppの使いが、白蛇Whitesnakeという話を
訊いた事はないかい。ハードロック/ヘヴィーメタル(HR/HM)ファンならば
巳年にはへび🐍めたるを!?... 新春の筆頭に聴かねばならぬバンドである。(笑)

サーペンス・アルバス~白蛇の紋章 / ホワイトスネイク Whitesnake(1987)
デイヴィッド・カヴァデール率いるイングランド出身のロックバンドでいってみよう。
アメリカ市場攻略のためゲフィンレコードと契約し、見事全米で支持を得たアルバム。

日本でも絶大な人気を誇るバンドとなり全米No.1ソングの”Here I Go Again”は、
アントニオ猪木さんの名言『この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、
危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となリ、その一足が道となる
迷わず行けよ、行けばわかるさ』の欧米版の歌(?)みたいで、元気が出ます。

Is This Love”も全米2位のヒットとなった。にしきの あきらが歌っていた
もう恋なのか』(1970)の欧米版(?)ロックバラードで珠玉のラブソング。

最後に、このアルバムの肝で古くからのHR/HMファンからも好評だった曲で締めよう。
Still of The Night”・・・レッド・ツェッペリンLed Zeppelinが80年代に蘇ったような曲。
何処かZeppの”Black Dog”を思わせます。6:38の長尺で威風堂々しており、見事でした。

これらを聴いて頂いた皆様方、きっと幸運・健康・豊穣が近いうち訪れるハズですよ!!

2025.1.13『成人の日』(月曜日/祝日 )大人じゃん。
2000年から成人の日の祝日は、1月の第2月曜日があてられるようになった。そして
2022年4月から18歳が”大人”に。成年年齢が20才から18才に変わった。2025年現在
成人式の記念式典対象年齢や開催日も土、日、月曜で自治体により区々のようだ。
まあ、兎に角 成人おめでとう。  『成人の日』C.M. ~おはよう~ 魔法のコトバ 

コメント (12)
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ペギー・スーの結婚

2025-01-06 00:05:56 | 映画

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。お正月にHD録画の
中から見つけて観た映画から、ファンタジーコメディ映画を紹介してご挨拶いたします。

ペギー・スーの結婚 Peggy Sue Got Married”(1986年・米)
監督フランシス・コッポラ 出演キャサリン・ターナー、ニコラス・ケイジ

【ものがたり】
浮気男の夫(N・ケイジ)と、別居中のふたり子持ちの主婦ペギー・スー(K・ターナー)が
25年振りの高校同窓会に出席。ペギー・スーが同窓会パーティーの女王に選出され感極まり
発作を起こし卒倒。
目覚めたらタイム・トラベル(時間旅行)しており、時は1960年で高校3年生に戻っていた。

彼女は、同じ人生をたどっていくのか?それとも運命、宿命を変え新たな人生を歩むのか...。
映画を観てるアナタならどうする?...といった軽快なコメディ映画で初笑いもよろしいかと。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)を女性版にした時間旅行もの。映画ブログ
なんかのSNSでは、二番煎じとかプロットが安直な作品と批判的なものを時折見かけますが
こんなのは、楽しんだものが勝ちの映画ですから。恋人同士や倦怠期夫婦にもおすすめ。

K・ターナーのコメディ演技の魅力と50年代ファッションとオールディーズが満載で
ノスタルジックに酔いしれるのが正解ですね。F・コッポラ監督の軽い演出も心地いい。

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新春お楽しみクイズ:大好きなオールディースが流れる傑作映画から出題
〖次の3つの映画で、設定された時代を古い順に並べ、その年代(西暦)を答えなさい。〗
  ①「アメリカン・グラフィティ」(1973)
  ②「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)
  ③「ペギー・スーの結婚」(1986)
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話を映画「ペギー・スーの結婚」に戻すとオールディーズのファンなら原題だけで
ピン!と来ます。これはバディ・ホリーの曲名からタイトルが付けられたのですね。
"Peggy Sue Got Married"この曲は大ヒット曲"Peggy Sue"の続編でB・ホリーの死後に
発表されたシングル盤。ただし映画「ペギー・スーの結婚」で使用された曲は、
シングル盤Ver.ではなく、当時未発表のアコースティックVer.が使用されています。

1.シングル盤バージョン「The Buddy Holly Story Vol.Ⅱ」に収録あり 


2.映画に使用されたアコースティック・バージョン「Memorial Collection」に収録あり  

映画ではB・ホリーの大ヒット曲”Peggy Sue”も、ペギー・スーを囃し立てる同窓生達によって
歌われています。(エンドクレジットでオリジナル曲も流してほしかったな)Check it out!

コメント (2)
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