五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

クリス・クリストファーソン/88才の生涯

2024-10-25 00:00:25 | 映画

米国カントリー・ミュージックのシンガー・ソングライター及び俳優として活躍した
クリス・クリストファーソンが先月に死去。歌や映画の想い出を綴って、彼を追悼しよう。

ミュージシャンとして
カントリー音楽のソングライターとして同業の歌手から楽曲を取り上げられ頭角を現す。
本人の歌より他のアーティストに提供した曲のほうが有名で、僕もコッチ方が馴染み深い。

先ずは、クリス・クリストファーソンに敬意を表し本人の歌唱で
クリス・クリストファーソン "Sunday Morin' Comin' Down" with Johnny Cash
次に彼の作った曲の中で、僕の好きな曲をジャニスとエルヴィスのヴァージョンで。
Janis Joplin "Me and Bobby McGee"  Elvis Presley "For the Good Times"(心の想い出)

セクシーなハリウッド映画スターとして
『スター誕生』 A Star Is Born (1976)
バーブラ・ストライサンドとの共演作で「スタア誕生」1937年版、1954年版をへて2度目の
リメイク映画。舞台を音楽業界の話にしている。僕はバーブラ・ファンなのでお気に入り。

では、この映画からバーブラに追悼で歌ってもらいましょう。Barbra Streisand
"Evergreen"(Love Theme from "A Star Is Born ")「スター誕生の愛のテーマ」

『コンボイ』 Convoy(1978)
日本でも大ヒットした大型トレーラー・トラック運転手仲間のアクション映画。
トラック集団”コンボイ”という名称や運転手が使用する車載のCB無線もイカしてたね。
この映画からは、C.W.マッコールに歌ってもらいましょう。

C.W.McCall ”Convoy

『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』 Pat Garrett and Billy the Kid(1973)
最後はクリス・クリストファーソンがビリー・ザ・キッドに扮し、映画俳優として人気を確立
した映画から。当時36才のK・クリストファーソンが21才のキッド役はチョッと厳しい?!(笑)

ボブ・ディランの映画出演も話題になりました。さあボブ、クリスのために歌っておくれよ!
Bob Dylan ”Knockin' on Heaven's Door" (天国への扉)

今はもうHeaven's Gate(天国の門)を潜り、天国への扉をノックし到着してることでしょう。
R.I.P. Kris Kristofferson(1936.6.22-2024.9.28)

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アフターマス

2024-10-13 00:10:13 | 音楽

アフターマス / ザ・ローリング・ストーンズ
Aftermath / The Rolling Stones (1966)
初の全曲ミック・ジャガー&キ-ス・リチャーズ作でかためた4作目で初のステレオ盤。
デッカ・レ-ベル時代では、ベガーズ・バンケット(1968)と同じくらい好きな作品だ。

「アンダー・マイ・サム」「レディ・ジェーン」「アウト・オブ・タイム」ライブでも
よく演奏される曲が入っておりお気に入り。このLPは僕のステレオで聴いても音響がいい。
ストーンズ達が米国に赴き、エルヴィス・プレスリーが使用していたハリウッドのRCA
スタジオで録音されたのが高音質の要因なのかな。

ブライアン・ジョーンズが多くの楽器を演奏して貢献しているのも重要なポイントだ。
"Lady Jane"ではダルシマー、"Under my Thumb"と"Out of Time"ではマリンバ。
ほかの収録曲でもギター、ハーモニカ、ビブラフォンや日本の琴まで演奏し献身的に
グループを支えた。それにも拘わらずジャガー&リチャーズ体制が台頭してきたため
リーダーの座を追われ、数年後にはグループも追い出される余波(Aftermath)に…。

アルバムを熱心に聴いていた高校生の頃に観た映画で”Out of Time”が劇中BGMで流れるのが
ジェーン・フォンダとジョン・ボイド主演の『帰郷(Coming Home)』(1978・米国)だ。
この封切り時に観た印象深い映画は、ベトナム帰還兵たちの物語で他にも1960年代ロックの
傑作が何曲も使用されておりかなりご機嫌な気分で観た。映画はシリアスなドラマだけどね。

余談ですがその高校生時代に買ったばかりのLPをmaxell UDⅡ46分テープ✇にダビングしたが
オリジナル通りではA面B面の 全曲が入らない。全曲録音できるようA,B面の曲順を入れ
変え、オーバーした1曲はテープ残量を睨みつつ録音レベルをfade outさせながら録音した。
不憫にも犠牲になった曲は"Goin' Home"!!(爆)。 全14曲で53分は、レコード時代では長尺。
"Goin' Home"に至っては12分近くもあったのだ。こんなことも楽しかった懐かしき思い出。

コメント (16)
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見知らぬ街

2024-10-01 00:10:01 | 音楽

ボブ・シーガー&ザ・シルバー・ブレット・バンド/見知らぬ街 
Bob Seger & The Silver Burett Band / Stranger in Town(1978)

長髪に髭を貯えたワイルドなロックンローラー。マルホランド・ドライヴ(D・リンチの
映画でも有名になったL.A.とハリウッドの夜景が一望できる道路)頂上、夜の街をバックに
ポートレイト風アルバムジャケットが渋い。前作『Night Moves』で大成功をおさめた
デトロイト出身のB・シーガー。有頂天にならずここを”見知らぬ街”だと冷静に見据える。
成熟した大人のR&Rやバラードなど、いい曲がいっぱい詰まっている大好きなアルバムだ。

Hollywood Nights(夜のハリウッド),Still the Same(裏切りのゲーム),We've Got Tonite
(夜の果ての愛)は、後にケニー・ロジャースとシ-ナ・イーストンがデュエットし
大ヒット(1983年全米8位)タイトルが "We've Got Tonight" 邦題も『愛・ひととき』と
替わっていました。このアルバムで忘れちゃいけないのが、Old Time Rock & Roll
(忘れじのロックン・ロール)この曲を聴くといつも元気にしてくるのだ!

❞俺は古いロックンロールが好きなのさ
 俺の魂を癒してくれる
  俺を過去の遺物と呼ぼうが
   時代遅れと呼ぼうが
    下り坂と呼ぼうが
     俺の魂を癒す古いロックンロールが好きなのさ❞

~”Old Time Rock & Roll”より~

もう一つ忘れちゃいけないのがトム・クルーズが駆け出しの頃に出演した映画での使用。
「卒業白書(Risky Business)」(1983)で、この曲に合わせ踊り狂うシーンに使われて
大いにウケた。この余波により"Old Time Rock & Roll"もリバイバル・ヒットしました。
T・クルーズ君パリ五輪の閉会式の登場シーンは、ミッション・インポッシブル風じゃなく
コレをやってくれなくちゃ~!!パリ市民にもロス市民にもきっと大いにウケるでしょうに。

さらに余波(Aftermath)が続くぞ(笑)トム・クルーズを真似たこのビデオも楽しい!
ランジェリー姿で踊るスーパーモデルのハイディ・クルム(Heidi Klum)と昔NHKで放映
されていた海外TVドラマのアルフ(ALF)によるパロディ。貴方の魂も癒されましたか?

コメント (4)
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