五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

サバ ダバ サバ ダバゞ

2022-03-27 18:00:11 | 音楽

春です。桜が開花し花粉が舞い春の足音が聞こえます。東欧では軍靴も響きますが…。
『春眠暁を覚えず』の言葉の意味を、ぼくは違う意味で覚えてました。
それは、子供の頃<野球は巨人、司会は巨泉>の大橋巨泉さんと
<朝まるで弱い朝丘雪路です>の朝丘雪路さんのTV番組11PMを
ドキドキしながら深夜まで見ていたから。

ボサ・ノヴァ(ラテン・ロック/サンバ/ブラジル音楽)との出会いはこの番組かな。
”サバ ダバ サバ ダバ ー ゞー ”と期待に胸?膨らむ11PMのオープニング曲は、サンバ?
ボサ・ノヴァ?なのか。春の気怠い(けだるい)気分、うたた寝、昼寝に心地よいと
感ずるのがボサ・ノヴァなんだ!でっ、ぼくの五大ボサ・ノヴァ/ブラジル音楽曲はコレ。

ソウル・ボサノヴァ/クインシー・ジョーンズ
/アントニオ・カルロス・ジョビン
イパネマの娘/アストラッド・ジルベルト
サマー・サンバ/ワルター・ワンダレイ
マシュケ・ナダ/セルジオ・メンデスとブラジル’66

という訳でそこから5曲目に出てきたセルジオ・メンデスをいってみよう!
フール・オン・ザ・ヒル/セルジオ・メンデスとブラジル’66
Fool on the Hill/Sergio Mendes & Brasil '66 (1968)

タイトル曲Fool on the Hillは、もちろん 御存知ビートルズの曲。
アレンジの妙というか、サンバ的なフィーリングが斬新で秀逸ですね。
そしてもう1曲のカバー曲がS&G(サイモンとガーファンクル)の
スカボロー・フェアScarborough Fair/Canticle
これもシエスタ(siesta)向きの出色の出来でアルバムの価値を高めています。
その他の曲は、ウ~ン… 春眠暁を覚えず...ですねっ(笑)


アルバムをひろげればサバ ダバ サバ ダバ また来週<The End>

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ウエスト・サイド・ストーリー

2022-03-13 10:30:33 | 映画

スティーブン・スピルバーグ監督が不朽の名作を再映画化したミュージカル作品
ウエスト・サイド・ストーリーWest Side Story(2021・米)

(ものがたり)1950年代のN.Y. 二つの移民 破落戸(ごろつき)集団
ポーランド系移民のジェット団とプエルトリコ系移民のシャーク団の対立・諍いから、
シェークスピアの『ロミオとジュリエット』のような悲劇が演じられるミュージカル傑作。

1961年のロバート・ワイズ監督の映画『ウエスト・サイド物語』より60年!数々の
ミュージカル・ナンバー(「トゥナイト」「アメリカ」「マンボ」「クール」etc...)が
S・スピルバーグ監督によりスクリーンにキレのいい群衆ダンスシーンとともに甦った。

映画館の大画面の映像と音響・音楽でしか味わえないダンスシーンのダイナミズムを
S・スピルバーグ監督は見事に映像の光と影にて表現しており素晴らしい。特に旧作を
リスペクトしながらスケールが大きくなった「アメリカ」は興奮もの。是非、映画館で!

元々素晴らしいブロードウェイ・ミュージカル(1957)なので再映画化で脚色を加えるのは
難しい。でもR・ワイズ版のファンでもあったスピルバーグは、オマージュをリタ・モレノ
(なんと御年90才!)出演に与えているのがニクイ。歌まで歌う見せ場を創っていますヨ。

個人的には、今年のアカデミー賞「作品賞」をとってほしい。
評判のいい日本の『ドライブ・マイ・カー』は「国際映画賞」がふさわしいのかな。

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ひまわり

2022-03-06 13:00:03 | 映画

ひまわり(I Girasoli/Sunflower) 1970<伊・仏・ソビエト・米>
監督ビットリオ・デ・シーカ 出演ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ、
リュドミラ・サベーリエワ 音楽ヘンリー・マンシーニ

1982年のリバイバル上映(ヘラルド映画配給)以来、何度映画館・名画座に足を運んだろう。


(2011年リバイバル上映)

イタリア映画界の巨匠V・デ・シーカ監督の下、S・ローレンとM・マストロヤンニが
演ずる夫婦が戦争によって引き裂かれる悲劇、魂を揺すぶられる感動の名作。
H・マンシーニの美しい主題曲に涙を濡らす。



何といってもスクリーン画面いっぱいひろがるウクライナ地方のひまわり畑が美しい。

おお!このウクライナの地に2月24日から頭の狂ったロシアの指導者が戦争を開始した。

映画で有名なったひまわり畑は、キエフから南へ500キロメートルほど行ったヘルソンで
撮影されたもの。まさにこの地域もロシア軍が侵攻し制圧されたのである。


テレビなどのメディアが連日報道しているとおりウクライナ軍とロシア軍の戦争により
映画のような悲劇が繰り返されている。

あのひまわり畑は、
ロケット弾が撃ち込まれているのか?
戦車のキャタピラで踏みにじられてしまったのか?

侵攻が続くウクライナに想いを馳せる名作『ひまわり』が劇場で緊急公開されるという。
収益の一部がウクライナの人々の人道支援の為、在日ウクライナ大使館へ寄付される。
お近くの方は、上映劇場へ足を運んでみては如何でしょう。

コメント (8)
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