映画館といえば、単館上映の映画館が衰退しシネコン(シネマコンプレックス)ばかりになり、
映画館と観た映画とのセットの想い出が希薄になったと嘆くシネマディクトの独り言。
・・・ Amarcord ! ・・・
あの映画は、名駅の「シネラマ名古屋」で観た。これは伏見「名宝スカラ座」で、そうそう
あの大作は「グランド劇場」と「中日シネラマ劇場」で上映だった。「名鉄東宝劇場」もよく
行ったね。「毎日ホール大劇場」や「セントラル劇場」は便利だけど好きな劇場じゃなかった。
名画座(2番館)は小便臭い「ミリオン座」 矢場町の「シネチカ」 栄の老朽「ロマン座」や
伏見の狭小「名宝シネマ」へ通い特選洋画3本立でもって一日中映画館にいたっけ。
仕事で東京や大阪に在住や滞在した時にも、週末の密かな愉しみは映画館!
新宿 銀座 六本木 梅田界隈の繁華街にあった単館映画館へ足繁く通ったものだ。
こんな映画館の想い出とともによみがえる愛しの映画を貴方に!...ってな訳で。
ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo Cinema Paradiso (1988・伊)
監督・脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ 音楽:エンリオ・モリコーネ、アンドレ・モリコーネ
出演: フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ
物語: 映画監督サルヴァトーレ(J・ペラン)の故郷シチリア、少年時代の回想物語。
映画好きな少年時代のサルヴァトーレ(愛称トト)と映画館「パラダイス座」の
映写技師アルフレード(P・ノワレ)との映画を介した友情そして映画愛を描いた秀作。
トトは僕だったし、映画館は僕にとってもパラダイスな場所だったからこの映画は
ホント泣けたな~。この映画は好きで「毎日地下劇場」へ2回も通ったっけ。
ここまで記述した名古屋の映画館は、映画同様すべて閉館取り壊しになった。
「ミリオン座」は場所が変わり「伏見ミリオン座」として3スクリーンのミニ・シネコンで
復活し良心的な作品を上映している。いやぁ、映画って本当にいいものですね~。
では次回また お会いしましょう。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。