アニメ映画『銀魂 THE FINAL』が12週連続首位だった『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』
映画観客動員数の首位を奪った・・・というのが巷の話題らしい。ふ~ん(あまり興味ナシ)
おいどんにとっては”ぎんたま”と言えば”銀魂”ではなく”銀弾”なんでごわす。ってな訳で
『銀弾 ❛LIVE❜BULLET ロック魂編』をいってみよう。
ライヴ/ボブ・シーガー&ザ・シルバー・バレット・バンド
'LIVE'BULLET/Bob Seger &The Silver Bullet Band (1976)
ボブ・シーガーと彼が率いる”銀の弾丸<ぎんたま>バンド"が地元デトロイトは
コボ・ホールCobo Hallで繰りひろげるロックンロール・ライヴ盤だ。
ハードなロックとスロー・バラードの混ざり具合も よかね~。
この頃に2枚組のライブ盤を出すなんてよっぽど人気・実力とも伴わないと叶わない。
大手レコード会社CAPITOLもB・シーガーのデトロイトでの凄まじい人気に気圧されて
ドーン!と発売。哀しいかな日本では前作『美しき旅立ちBeautiful Loser』が細々と
紹介・発売された程度だったし、このライブ盤もさほど有名ではない(泣)。
コロナ禍で鬱鬱とした気分をぶっ飛ばしたいなら、ロックンロールの醍醐味、
ダイナミズム (dynamism)を発揮しているこのアルバムを訊け!と云いたい。
ボブ・シーガー&シルバー・バレット・バンドの日本でのコンサートは遂に
実現しなかったが、またいつかこんなライブに行ける日がくるのを期待しつつ
ロック魂がこもったこのレコードにもう一度針を落とそうか。
(余談)この頃の2枚組米国盤レコードの場合、1枚目レコード(1面目-4面目)、
2枚目レコード(2面目-3面目)の組み合わせなんだよね。当時のラジオ番組DJが
かけやすくする工夫(ターンテーブルにレコード片面が連続再生可能のものが
あった。ジュークボックスのようなプレーヤー)だと聞いたけど。おいどんは、
よく順番まちがえる ばい。
昨年末に筒美京平、なかにし礼、中村泰士と昭和歌謡・POPSの
偉大な作詞・作曲家が相次いで亡くなった。ぼくが、鼻歌まじりで
口ずさむのは、こうした職業作家の歌が多いのでとても寂しいです。
随分前に筒美京平さんについて書いたので、なかにし礼さんについて
書いてみよう。訃報後の12月末に図書館に行ったところ、なかにし礼
さんの著書が受付カウンターに並んでいた。そう、なかにし礼さんは
『長崎ぶらぶら節』で第122回直木賞を受賞する小説家でもありました。
借りた本は『てるてる坊主の照子さん』NHKの連続テレビ小説でドラマ化
された傑作小説。なかにし礼の奥さん(石田ゆり)家族をモデルに、
昭和30年から40年代の大阪・池田市を舞台として照子お母さんを中心に
4姉妹の成長物語を笑いあり・涙ありで描いたストーリー。
ラストのエピソードが、実の義理の姉にあたる、いしだあゆみの歌
『ブルー・ライト・ヨコハマ』で大団円なのもヨカッタな~!
<追悼>以下は大喝采を贈りたい最初に挙げた3名の関連曲をご紹介。
数多くのヒット曲からほんの少しのご紹介なのが心のこりですが…。
いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』詩・橋本淳/曲・筒美京平
石田ゆり『悲しみのアリア』詩・なかにし礼/曲・筒美京平
いしだあゆみ『あなたならどうする』詩・なかにし礼/曲・筒美京平
ちあきなおみ『喝采』詩・吉田旺/曲・中村泰士
細川たかし『心のこり』詩・なかにし礼/曲・中村泰士
新年に入り35年ぶりの大雪が福井・富山北陸地方で降り、海外では
スペイン・マドリードで50年ぶりの大雪だとか(1/10現在)。
記録的な寒波に見舞われてる皆さんお気負つけ下さい...という訳で。
Joy to the World: Their Greatest Hits/Three Dog Night (1974)
70年代前半に数多くのヒットを放ったスリー・ドック・ナイト(TDN)の2枚目の
ベスト盤です。忘れ去られてしまった感があるグループですが、コレは13曲の
シングル・ヒットナンバーにアルバム収録曲1曲という14曲入りお得盤LP。
CMなんかでも使用される№1ヒット”喜びの世界Joy To The Wold”や
”One”,”Old Fashioned Love Song”なんかは、この曲聴いたことある!
というポップス・ファンが多いのではないかと思われます。3曲ともイイね。
3人のボーカリストがいるという珍しいグループ。だから恥ずかしなら最初
7人グループとは知らないで3人のボーカルブループだと思ってました(汗その1)
エルヴィス・プレスリーファンの僕としては”Never Been to Spain”
(・・・ぼくもスペインに行ったことがないけど・・・汗その2)をELVISがすぐさま
カバー『エルヴィス・イン・ニューヨーク』(1972)に収録してるのに驚きました。
きっとTDNのメンバー達も喜んだことでしょう。だからこの曲もお気に入りです。
ワンちゃんが3匹もいない貴方は、スリー・ドック・ナイトを聴きながら
寒い夜を暖かくしてお過ごしください。
<追伸>このアルバム、彼らの最初のナンバーワン・ヒット
”ママ・トールド・ミー(Mama told Me)”があれば最高なんだけどね(汗 おまけ)
2021年あけましておめでとうございます。今年は丑年いうことで、
ローズ・オヴ・イングランド/ニック・ロウ(1985)正確にはっ!
The Rose Of England / Nick Lowe and his Cowboy Outfit
ニック・ロウが”ザ・カウボーイ・アウトフィット”名義付きで出した
2枚目(ソロ作では計6作目)の傑作アルバムを聴くのは乙なもの。
僕が持ってるのは米国盤LPなのでオリジナル英国盤ジャケットとは
相違があります(さらにA面1曲目⇔B面1曲も入れ替えがある)。
(英国盤)渋い!Cool!!
恋するふたり"Cruel to Be Kind" (1979年)のヒットくらいしかN・ロウは
知名度が低く寂しいのだが、彼が1980年代に出したアルバムの中でも
コレはルーツ志向R&Rの楽しさがギュウっとつまっていて好きだなぁ。
新年早々長い記事は、なんだから一曲のみ紹介しよう。A面1曲目
ロックンロール・ブライド”I Knew The Bride(When She Use to Rock and Roll)"
これはニック・ロウのセルフ・カバー曲です。ヒューイ・ルイス&ニュースが
全面バック・アップしたウッシシの楽しい曲。初春に聴くにばっちりよ!
ニック・ロウ(Nick Lowe and his Cowboy Outfit)のことを、牛も知ってるカウシルズ(The Cowsills)以上にモゥ~っと皆に拡散・知らせたいぜ。