五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

エルヴィス+1.0

2024-05-16 00:05:16 | 音楽

ゴジラ70周年記念作品となる日本製作の実写版ゴジラ30作目『ゴジラ-1.0』が今年大ヒット
迫力ありましたね、孫が真似て吠えていますw。そのゴジラと同じく1950年代にスクリーン
デビューしたのがエルヴィス・プレスリー。主演劇映画は31作品(ドキュメンタリーを除く)
でエルヴィスの記録はまだゴジラに抜かれていないんだぜ!30作+1.0 …という訳で、

以前紹介したElvisの1960年代に発表された楽曲集CD5枚組の『フロム・ナッシュビル・トゥ
・メンフィス~ジ・エッセンシャル60'sマスターズⅠ』(1993)はアメリカン・ポップスの
素晴らしさがいっぱいの優れたボックス・セットでした。あれには映画のサウンドトラック
録音は意図的に外されていました。

その続編が今回紹介するCD2枚組セット『コマンド・パフォーマンス~ジ・エッセンシャル
60'sマスターズⅡ』(1995)です。1960年~1969年に製作された27本の映画のサウンド・
トラック用に録音された楽曲のハイライト計62曲が収録されています。

僕のようにエルヴィス万才!と映画、音楽ともに熱愛している者にとっては待望のコンピ
レ-ション盤だが、映画を観てない一般のロック、ポップスファンには一部の曲がつまら
ないと感じるのも仕方ないことと思います。サウンドトラック盤という性格上 映画の内容
(場面・状況・情景)に深く関連する曲・歌ほど、その傾向は顕著になりますよね。

そこでmoondreamsがこのCDセットからさらに厳選した曲目・プレイリストがコレです。
60'sサントラ傑作集『エルヴィス+1.0』を皆様にお届けします、気楽にお楽しみ下さい。
なお元のCD2枚組セットには収録されていないmoondreamsが独自で選曲したボーナス曲
”+1.0”がありますのであしからず。孫よ、Elvisを真似てニヒルに笑っておくれ!(爆)

『エルヴィス+1.0』~60'sマスターズⅢサントラ傑作集 (『映画作品名』公開年度)
<Side A>
1. 広い世界のチャンピオン 『恋のKOパンチ』1962
2. G.I.ブルース 『G.I.ブルース』1960
3. 好きにならずにいられない 『ブルー・ハワイ』1961
4. 心の届かぬラブ・レター 『ガール!ガール!ガール!』1962
5. あなたにそっくり 『ヤング・ヤング・パレード』1963
6. 夢の渚 『夢の渚』1962
<Side B>
1. ラスベガス万才 『ラスベガス万才』1964
2. ボサ・ノバ・ベイビー 『アカプルコの海』1963
3. 愛しているのに 『ブルー・マイアミ』1967
4. おしゃべりはやめて 『バギー万才』1968
5. 破れたハートを売り物に 『ヤング・ヤング・パレード』1963
6. クリーン・アップ・ユア・オウン・バックヤード 『トラブル・ウィズ・ガールズ』1969
7. ユーアー・ザ・ボス 『ラスベガス万才』1964*ボーナス曲<60'sマスターズⅡ未収録>
 (Elvis Presley&Ann-Margret)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Rouletteを廻せ!

2024-05-01 00:05:01 | 音楽

1970年代末から1980年代前半に流行したAC(Adult Contemporary music)
当時、日本ではAOR(Adult Oriented Rock)なんて呼称で呼ばれ人気のジャンルでした。
僕はちょうどAmericanTOP40のヒットチャートをラジオでよく聴いていた時期と重なり
トミー・ジェイムスの『3つの恋のメロディー(邦題)』"Three Times In Love"を
カセット・テープにエアチェック(死語!)してました。1979年末リリースで1980年の春
アダルト・コンテンポラリー・チャートでは1位(HOT100は19位)久々の ヒットでした。
当時、突如ソロでの復活だと知り彼の1960年代の音楽活動をディグった事がありました。

Tommy James & the Shondells / ANTHOLOGY(2007)
これは彼の全盛期ルーレット・レコードに残したシングルヒット曲集。古いロックファンなら
1966年から1971年に次々ヒットを飛ばしたトミー・ジェイムス&ザ・ションデルス
(当時の表記は、シャンデルズ!)のウキウキするロック・チューンを想い出すのかな。

何故か多くのヒット曲を飛ばしたにもかかわらずグループは忘れ去られたものになっている。
しかし、当時子供だった頃に彼らの曲を聴いて育ったアーティスト達が、大人になり
カバー曲を大ヒットさせている。原曲がいいのは言わずもがなでその影響力は絶大なのだ!!

Hanky Panky (日本のTV番組のBGMとしてもお馴染み)→ニール・ダイアモンドのカバー
I Think We're Alone Now(邦題:君と僕の世界)→ティファニーのカバー(ふたりの世界)
Mony Mony→ビリー・アイドルのカバー
Crimson And Clover→ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツのカバー
              →プリンスのカバー

他に重要ないわくつきの素晴らしいヒット曲(薬物の影響もありなのかしら?)
Crystal Blue PersuasionDraggin' The Line
これらの曲は、薬物使用に関連付けられた曲と当時評判になったようだ。
トミー・ジェイムス本人は否定してますが、自身も薬物乱用していたのでした。
   Roulette Record
ルーレット・レコード社長の裏の顔はギャングで悪辣な奴。ジョン・レノンを権利絡みで
恐喝したり、著作権搾取やギャラ未払い、暴力沙汰も絶えないなどブラック企業だった。
またシングル曲中心の彼のキャリアはアルバムも重きを置く時代となり時代遅れとなった。

そんなことはさて置き、ロックの黄金時代に放ったヒット曲満載の魅力的なアンソロジーで
素敵な時を過ごそう、凄く楽しいよ。さあ、Rouletteを廻せ!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする