♪くもりガラスを 手で拭いてあなた明日が 見えますか~。ナァーンて歌がありましたが、
アルバム・ジャケット史上最も安上りなもののひとつ。暗く寂しいアルバムは如何ですか。
Richard and Linda Thompson/ I Want to See the Bright Lights Tonight (1974年)
リチャード・トンプソンは、'60年代後半から英国フォーク・ロックの先駆者的グループ
フェアポート・コンベンションで活躍したが、ホトホト疲れ果てた為グループを脱退。
リチャードはリンダ・ピータースと結婚し、妻のリンダとデュオで伝統的な英国トラッド
音楽にフォーク・ロックをブレンドし、卓越したギター演奏と歌を披露したのがこの作品。
アルバムは1973年に完成していたが、レコード会社は折からのオイルショックにより、
レコードの塩化ビニールを主材とする樹脂素材が調達できない為、翌年1974年の発売に。寂
そんな曰くつきで地味なレコードは、当然ながら当時の米国や日本では未発売でした。不憫
21世紀の恐ろしく目まぐるしく変化していく現代に、このアルバムを聴けば心落ち着くかも。
このアルバムには楽しいロックンロールはありません。陰鬱で荒涼とした寂寞感を抱く音楽。
どの曲も素朴で、不思議と心に響きます。あなたの心にも刺さるでしょうか。
1974年のアルバム発売だから、今年で50周年。記念にあなたもいっとく!?
♪「くもりガラスを 手で拭いてあなた明日が 見えますか」
夜霧にむせぶ倫敦のお宿でも、明日は見えるのか?どうなんでしょう。
”I Want to See the Bright Lights Tonight”
♪「おどま盆ぎり 盆ぎり盆から先ゃ おらんど 盆が早よ来りゃ 早よもどる」
もうひとつ子守歌に、こちらはいかが。
"Withered And Died" ・・・ この曲エルヴィス・コステロがカバーしてます。
【EXTRA(おまけ)】Proxy Music (2024)
2024年、今年リンダ・トンプソン11年ぶりこの5作目のソロアルバムが発売された。
何処かで、似たようなジャケットを見たことない?
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