日刊ゲンダイDIGITAL 2020/10/19
「安倍政権が史上最悪と思っていたが、もっと悪くなっている」
「任命しなかった理由を説明してもらいたい」
18日、東京・渋谷ハチ公前で行われた「日本学術会議会員候補の任命拒否に対する抗議街宣」。駆け付けた野党議員からは、こんな怒りの声が飛んだ。菅政権は任命拒否の理由をウヤムヤにしたまま幕引きを図ろうと躍起だが、国民の怒りはまだまだ収まらない。
ハチ公前広場のステージ前に集まった聴衆は、約200人。DJブースから流れる爆音をBGMに、国会議員や大学教授らが抗議の声をあげると、聴衆は拍手喝采だった。
怒りの矛先はもちろん、任命拒否をした菅首相だ。先週16日に行われた学術会議の梶田隆章会長とのわずか15分間の面会は、いわゆる“シャンシャン会談”で終了。菅首相は「学術会議のあり方を『未来志向』で考えることで合意」したとして、自身の説明責任を棚に上げ、問題の沈静化と国民の忘却を図っているが、そうは問屋が卸さない。学術会議には、法に基づいた正攻法の「奥の手」があるからだ。
そのヒントが、7日の衆院内閣委員会での学術会議事務局長(内閣府)の答弁に隠されている。立憲民主党の川内博史議員が、学術会議メンバーが6人欠けている現状について認識を問うと、福井仁史事務局長は「210人が早くそろうのは好ましい」と答弁。
■「必要な手続きはいとわない」
さらに、6人の任命について「そのようにしていただけるのであれば、必要な手続きはいとわないと考えております」と踏み込んだのだ。
実際、学術会議は日本学術会議法にのっとって、任命拒否された6人を再び推薦することができる。菅首相は「推薦に基づいて任命」しなければならず、再び拒否しようものなら、いつまでも問題が蒸し返される。つまり、菅政権がいくら問題をやり過ごそうとしても、「再推薦」という“反撃”の一手があるのだ。抗議街宣を主催した高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。
「政府の言う『未来志向』は、過去のことをウヤムヤにするということ。安倍政権と同じです。政権は観測気球を上げて、国民がどこまで抵抗するか、あるいは、黙るかということを見ている。だから、ちゃんと民意があって、怒っていることを伝えていく必要があります。まず、法治国家に戻せという当たり前の要求を突きつけていかなければなりません」
安倍・菅と続く脱法政権をこれ以上、図に乗らせてはいけない。
天気に恵まれ、残っているジャガイモ堀。今日で終わらせたかったがあと2列残ってしまった。明日も天気の崩れはなさそうなので、明日で終わらせよう。
変な芋が出てきた。亀の甲羅みたい。