日刊ゲンダイDIGITAL 2024/03/14
《やることなすことトンチンカン》
《はあ?問題の本質を全く理解していないな》
《なぜ国民感情を逆なですることばかりやるのだろうか》
SNS上は批判の声で溢れている。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、共同通信が13日夜、安倍派、二階派の議員ら85人が<受け取った還流資金の相当額を寄付する方向で検討に入った。能登半島地震の被災地支援に充てる案が浮上している>などと報じたためだ。
この事件では、2018~22年の5年間で総額5.8億円が裏金化されていたことが判明。市民団体はこれらの裏金は所得税法違反(脱税)の疑いがあるとして、安倍派幹部に対する告発状を東京地検に提出。さらに国税庁に対しても、裏金を「雑所得」として扱い、あらためて課税するよう求めている。
■「黒いカネ」で支援される被災地の住民らにとっては迷惑ではないのか
安倍派議員らは裏金を「寄付」することで、こうした世論批判をかわす狙いがあるとみられるものの、「マネーロンダンリング」と揶揄されている「黒いカネ」で支援されることに対する被災地住民らの感情は考えなかったのだろうか。被災地にとっては「歓迎」するよりも、むしろ「いい迷惑」になるのではないか。
そもそも国民が今、裏金議員に求めていることは被災地への「寄付」ではなく、いつからどのような理由で裏金を作り、これまで一体何に使ったのかという正直な説明と、裏金の額に応じて重加算税を含めた適正な納税をすること。
《裏金がバレたら適当に収支報告書を訂正し、それでもダメとなったら寄付って。国民をバカにしています?》
《「政治資金だから納税義務はない」と言って蓄えてきた裏金を寄付?寄付の政治利用は止めろ》
《寄付って聞こえはいいけど、ある意味、被災地住民の「票を買う」ような。それしか使い道が考え付かないのかな》
ネット上は怒りの投稿が目立つが、ハッキリしたことは、裏金議員はとにかく「納税」だけはしたくないということだ。
いやはや何とも・・・である。
わたしもアルバイトで稼いだわずかな給料から差し引かれた所得税を取り戻すために確定申告をしなければならない。
軍事費や支持もしていない政党に政党助成金を払うために納税などしたくもない。
数千円でも、数百円でもきっちりと返してもらう。
議員先生の「納税」だけはしたくない気持ちがわからない。
いや、わかりすぎるほどにわかるのだ。
国民の金は湯水のように使い、自分の金はびた一文出したくないのだろう。
ブルーインパルス実行をやめよ!