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MOTのベトナム ノスタルジックツアー vol.5 フエ郊外編

2023年05月03日 | ベトナム
フエ市内を出ると、交通量は少なくなりバイクでも走りやすくなります。
道もGoogleMapのナビであってました。
道は平たんでアップダウンもなく道幅も適度に広い道で運転はしやすいと思います。
途中に小さな町があり、ガソリンスタンドやお店、食事もできました。
警察は見かけなかつたです。
バイクに乗りなれている人ならバイクで行けます。








■カイディン帝陵


静寂な森の中に突如現れる、西洋の壮麗なるバロック建築とベトナムの伝統的な装飾の折衷様式が壮麗な帝陵。カイディン帝の霊魂を守る兵馬の石像は一人ひとりの顔が異なり、中国の思想を受け継ぐ東洋建築美が見れます。
華やかなフランス美術に魅せられた派手好きのカイディン帝の人柄を表すように、世界各国の高級素材を使用し、贅の限りを尽くして建築されたバロック様式が美しい帝陵は、世界遺産フエの建築物の中でも一際華やかな雰囲気です。
美の集大成とも称される陵内は特に必見。中国風の洗練された陶器やガラス細工が、ヨーロッパの宮殿のように豪華絢爛にちりばめられてる内装は、世界でも類を見ない美しさです。
⇒今回は外からだけの見学としました。 山の中腹で入口からもなんとなく雰囲気はわかりました。

■トゥドゥック帝陵












グエン朝最長の在位期間を誇る第4代皇帝トゥドゥック帝の陵。広々とした離宮風の雅な雰囲気の造りが、水墨画のように優美な空間を生み出しています。
木造建築の月見殿からは、詩歌を愛したトゥドゥック帝が遊興を楽しんだ美しい蓮池の風光明媚な景色が広がります。さわやかな涼風が吹き抜ける心地よい月見殿で、緑香る美しい庭園を眺めながらひと休みしてみてはいかがでしょうか。
トゥドゥック帝が自ら綴った、フランスとの協定の経緯や自らの生涯、グエン朝の憂いが書かれた石碑文も必見です。
⇒観光に飽きてきたので、釣り殿でごろごろと寝て休憩したら当時の人もこんな感じかなと思えてきた。
 たくさん陵があるが、メイン以外小さくてさーと見る感じでした。

■ミンマン帝陵


















第2代皇帝ミンマン帝(在位1820〜41)の陵墓で、考陵と称されます。
フエ市街から15km離れた小高いカムケー(錦鶏)山にあります。
考陵は1840年から3年かけて建設されました。ミンマン帝は完成前の1841年1月に病が急変し崩御されたため、次代皇帝ティエウチー帝により完成しました(1843年)。
ミンマン帝は先代とはかわって西洋文化を廃し、儒教的思想を重視していたため、陵は中国の明や清の陵制を参考にしています。
周囲1750mの城壁に囲まれた陵内には、拝庭、碑亭、寝殿、陵墓など主要な建造物が700m の真っすぐな参道の上に配置され、グエン王朝の最盛期を感じさせる威風堂々とした構成になっています。また顕徳門、崇恩殿、明楼には約600点の詩文が美しく彫刻されており、オリジナリティーのある建築物を見ることができます。
陵と優雅な大庭園がひとつに融合し、他の帝陵と比べて最もととのった構成の考陵は皇帝の荘厳さを体現しているといえます。
⇒初めに見学したせいか、見ていて興味深いことが多かったですね。
 場所はフエの街から一番遠いので、私はここから戻るように綾を見て行きました。

■バン山遺跡(Di tích núi Bân)にある石像。

ここはグエン王朝の前の王朝−西山朝のグエンフエが光中帝と号して1788年12月22日に2代皇帝に即位した場所です。
現在は広場になっており、光中帝の石像が置かれています。石像は高さが21メートルあり、タインホアの青灰色の石からつくられています。光中帝はベトナムのナポレオンと称される人物で、シャム族や清王朝などとの戦闘に連戦連勝した戦い上手。今でも英雄としてたたえられています。是非この大迫力の石像を見てください。
⇒道沿いにあるので、通りすがりに横目で見れば十分ではないでしょうか?

■アンディン宮殿
アンディン パレスは、市内中心部から約 2 km のグエン フエ通りにあります。
皇帝カイディン (1916-1925) は、彼が住み続けていた小さな住居に基づいて宮殿を建設しました。
外国人の使節団を迎える場所となりました。トゥ・クン夫人は1945年から1950年、1968年、1975年に宮殿に滞在しました。
王宮には阮朝時代の伝統建築が今も残っています。建築は、柱やアーチなどの装飾様式やアイテムによっても明確に示されています。
当時建設された他の作品と同様に、アンディン宮殿では西洋化された建設資材が使用されました。
部屋、階段、装飾パターンは伝統的なスタイルから離れています。
龍や鳳凰の文様の代わりにぶどうの葉を使いました。デイジーと蓮のパターンはバラのパターンに置き換えられました。
特筆すべきは、1階のリビングルームと2つの応接室。
リビングルームには、ザーロン、ミンマン、チュー・トゥリ、トゥドゥック、カイディン、ドン・カーンの6人の皇帝の墓を描いた絵が飾られています。
西洋建築を忘れさせてくれるドローイングや滑り模様が心地よい。2階と3階はTu Cung夫人が住み、神々を崇拝する場所でした。
⇒ここは、行かなくても入らなくてもいいですね。
 解説を読むと凄いのですが、かなり小さくて、展示も保存状態もよくないですね。

MOTのベトナム ノスタルジックツアー vol.5 フエ(Hue)編1 宿泊と王宮見学

2023年05月01日 | ベトナム
■世界遺産フエ
グエン朝時代の王宮や歴代皇帝の帝陵からなる「フエの建造物群」はベトナムで最初の世界遺産です。
グエン王朝の栄華を物語る壮麗な王宮、雅で華やかな離宮、西洋風の建築物など個性豊かな建造物が点在し、
時代に翻弄されたグエン朝の歴代皇帝の想いや歴史的背景を色濃く反映した古都フエの街並みは、今も古きよき時代の情緒が漂っています。

■フエでの宿泊
フエに連泊する人はあまりいないと思うので、おすすめは、旧市街地のグエン朝王宮近くがいいのではないでしょうか?
旧市街地のリバーサイドでは、夜市もあり楽しいと思います。
新市街地は、ナイトスポットで飲みたい人向けですね。
地図中心辺りがおすすめです。
今回宿泊したホテルは
SOLEIL BOUTIQUE
46 Lê Duẩn, Thôn Kim Long (1),
1泊2000円で朝食付きで、奇麗でした。
朝食はついていたけど、コーヒーは有料で20kですからなんか騙された気もしますが、
スタフが親切でおすすめできます。

■グエン朝王宮の概略
グエン王朝の歴史舞台となった
威風堂々たる紫禁城
古都フエの最大の見所。19~20世紀にかけて150年に渡る長期政権を築いたグエン王朝の歴史舞台となり、華麗なる宮廷文化が花開いた王宮です。

ベトナム最後の王朝の栄華を残す歴代皇帝の帝廟や劇場が立ち並び、格式高い当時の雰囲気を味わうことができます。

中国への憧憬を伺わせる壮麗な中華様式の楼閣の「午門」、皇帝の華やかな生活様式の跡が残る黄金の龍が佇む「紫禁城」、鮮やかな朱色の柱と黄金の装飾が美しい「回廊」、季節の花々が咲き誇る「王宮庭園」など、栄華を極めたグエン朝の宮廷文化を今に伝えています。

ベトナム戦争の激戦地フエを象徴するように城壁には銃痕跡が残り、幾多の戦禍のため多くの建築物が破壊されていますが、今なお毅然と残る壮麗な宮殿の数にグエン朝の栄華と歴史を偲ぶことが出来る特別な場所です。

■入場券について
チケットには、数種類あります。
フエの世界遺産として登録されている「フエの建造物群」(15ヵ所にある、16の建物)のうち、代表的な5ヵ所といえば「王宮、ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドック帝廟、ティエンムー寺」です。
そのうち、グエン王朝に関連する建物である「王宮、ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドック帝廟」の4ヵ所には旅行者にお得なセットチケットの販売を行っています。
※セットチケットは時期によっては「王宮」でのみ販売されている場合がありますので、最初に「王宮」を訪れてチケットを購入することをおすすめします。
◆料金

・3ヶ所セット[王宮・ミンマン帝陵・カイディン帝陵]または[王宮・ミンマン帝陵・トゥドック帝陵]
 大人 420.000VND / 子ども 80.000VND
・4ヶ所セット[王宮・ミンマン帝陵・カイディン帝陵・トゥドック帝陵]
 大人 530.000VND / 子ども 100.000VND
※チケットの有効期限は購入日から2日間

正直、王宮が広く見ごたえあるので4か所は飽きると思います。
カイディン帝陵は小さく上に斜面に立っているので入口付近から見て十分です。
[王宮・ミンマン帝陵・トゥドック帝陵]の三か所でいいのでは?

■王宮の詳しい説明は、ネットで調べて下さい。
建築的に納まりが面白かった所とデザインが面白かった所だけ書きます。

①小屋組

日本と違い垂木の上に母屋が乗っています。
垂木にくさびがやといになっていて、母屋が転がらないようにしていました。
小屋束のほぞ接合も興味深い感じでした。

②妻側のこの字の小屋束
構造的に腕の部分の接合はかなり無理してますね。留加工が開いてきていました。

③柱の頭つなぎがない?
上り梁というか、上り母屋なのでしょうか?

④セメントの文化
日本は漆喰で仕上げますが、ベトナムはセメント仕上げの塗籠ですね。
モニュメントが壊れているところを見たら、針金が入っていました。
だから、現在まで残っているのかな?

⑤小屋束に加工をして、直接丸太の母屋をのせています。
垂木は板材で、瓦のピッチで取付してあります。野地板は無いようです。


⑥建築中の建中殿
タイル職人がモザイクタイルを一つ一つ貼ってました。
モルタル張りですが、この暑さだとモルタルの施工時間はかなり短いのではと心配になります。

⑦小屋組
小屋束と右から腕のように母屋受けが出ている組み合わせ。
この組み合わせもいいですね。

⑧ジエント宮
初代皇帝(ザーロン帝)の皇太后(母親)の住居だったところです。
ベッドとか生活感があり、
住居学が好きな俺としては、ここでどんな暮らし方をしていたか考えると時間を忘れますね。