「ロコモ」という言葉は、私も知りませんでした。
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「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」は、
日本整形外科学会打ち出した、新しい概念で、
骨や関節、筋肉など体を支えたり、
動かしたりする「運動器」の機能が、年齢を重ねることなどで低下し、
バランスや歩行の能力が落ち、寝たきりや要介護になるリスクが、
高い状態を言います。
専門家は、「早めに自覚し予防を」、と呼びかけています。
ロコモは重力や身体活動などによる、負荷の不足や過剰が原因。
宇宙空間で過ごした、宇宙飛行士の筋力が低下したり、運動選手が
激しいトレーニングで、疲労骨折したりするのも、負荷のバランスが崩れて
運動器が障害を起こすためといい、広い意味で、ロコモに含まれる。
予防のために若い頃から、適度な運動で体を動かすことが重要だ。
日本整形外科学会理事長の中村 耕三・東大教授は、「多くの人は
『脳率中や認知症は怖い』という意識はあるが、運動器の機能が衰える
ことへの、感心は薄い」と話す。
中村教授によると
①片足立ちで靴下が履けない ②家の中でつまづいたり滑ったりしやすい
③支えなしにはいすから立ち上がれない ④階段の上りに手すりが必要
⑤鏡を見て姿勢が悪くなったと感じる。
この5項目のうち、一つでも当てはまれば、すでにロコモだという。
悪化すると、骨租鬆症、関節リウマチなどを引き起こす
「運動器不安定症」となる場合も。
日本整形外科学会などの調査では、
片足立ちを左右一分ずつ、一日3回計6分行うと、
53分間歩くのと同じ運動負荷がかかり、
高齢者も骨密度や筋力が高まって、転倒回数が減る
という結果が出ているという。
*** 朝日新聞・元気のひけつ・より抜粋にて ***
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