「ミミズがもぐったり、出たりすると、何ができる?」
「トンネル!」
「トンネルの中に空気が出たり、入ったりすると、土はどうなる?」
「穴だらけになる」
先生は、「ミミズが一万匹いると想像してみて。土の中を出たり
入ったりすると、土がほぐれるよね。ミミズに土を耕せて、
畑を豊かにする人もいます」 と紹介する。
先生の方針で、土の中の小さな生き物や、
自然界のつながりを学んでいる、生徒との会話です。
土の中には、ダンゴムシやミミズなど、たくさんの小さな
生き物がいることを、知ってもらうのが狙いです。
ダンゴムシは、落ち葉や虫の死骸などを食べてフンをし、そのフンを
食べて土に分解する小さな生物がいて、その土で植物が元気に育つと
いう、自然の循環を実感してほしい、先生の理科の授業風景です。
*** 朝日新聞・花まる先生より抜粋にて ***
ミミズやダンゴムシの働きは、考えてみたこともありませんでしたが、
よく、ミミズのいる土はよい土、と聞いたことはありました。
ミミズたちが、このように働いていてくれるわけです。
でも、正直草取りなどしたときに、鎌でミミズを知らないうちに、
切ってしまうことも、ありました。
こんな働きをしてくれるミミズたちを、違う目でみてあげなくては、
奇麗な花の咲くのも、ミミズたちのおかげかもしれません・・・・・。