子どものいない私は、年齢からいっても、いずれひとり暮らしに
なることも、考えておかなくては、と思っています。
生活評論家、1918年生まれの吉沢 久子さんが、
「ひとり暮らしの秘訣は?」の記事のなかで、
次のように書かれていました。
必要なときは、人の手を借りることも大切です。
そういう人は、どうやってみつけられるでしょうか?、の問いに、
やっぱり人間関係の貯蓄だと思います。親類でも友人、ご近所でも、
そですよね。食事を一緒にしたり、作った料理を分け合ったり、
できることは、相手に甘えないでできる限りして。
そんな良いつきあいをしていれば、色々なことが頼みやすいし、
快くやってもらえる。どの世代でも同じ。ひとりで生きているように
思っていても、人の助けを受けている。
ひとり暮らしだけれども、ひとりぼっちではないんです。
ただね、自分を慎まなくては、いけないこともあります。
ひとり暮らしだと、だんだん自堕落になることもある。
なんとなしに散らかって、生活が汚らしくなっていく。
戒めるためには、何か自分に課すものがあった方がいい。
私はメダカを飼っているんです。
世話をする生命がいる、面倒を見る責任がある、
それが自分に緊張感を、持たせてくれるのです。
*** 朝日新聞・くらし考より抜粋にて ***
いい人生の、先輩の言葉と思っています。
ひとりの食事になりますと、おろそかにもなりますし、
身だしなみを整えて、だらけた生活にならないように、気をつけたいと。
健康にも、気を配って、動作はのろくなっても、自分でできるところは
自分で、そして人の手も借りられるようになれたらと、願ってしまいます。
よそのお宅の、ツツジ見事です