「耳順=じじゅん」と「華甲=かこう」と「還暦=かんれき」。
ベストエッセイ2006(意地悪な人)の表題にて、
日本文芸協会編・78名のエッセイ集を読んだ中に、
詩人・高橋 順子さんの「したがう耳」に、
60才の還暦のことが書かれていました。
60才=還暦、という言葉は知っていましたが、
「耳順」と「華甲」という言葉があることは、私は知りませんでした。
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60才のことを「耳順=じじゅん」といい、「華甲=かこう」というそうだ。
もっとも後者は、正確には61才である。
還暦は、数え年の61才という訳だ。
「華」の字を分解すると、十が六つと、一が一つあるとか。
なんだか面はゆくて、とても、「華甲でございます」なんて言えない。
耳順、広辞苑によると、「論語」の一説であること。
ついで「修養ますます進み、聞く所、理にかなえば、何等の障害なく、
理解しうること、転じて60才の異称。」と記されている。
分かったような、分からないような。
「字適」によれば、「他人のことばが、すなおに分かる」ということだそうだ。
五十才で天命を知り、ずっと、垂直的人間だったのが、
やっと、水平的人間になるということか。
*** 文中より ***
私も三省堂国語辞典で引いてみました。
耳順は
道理に通じたために、聞いたことがすべて、よく分かること。
60才のこと。
華甲は
還暦・数え年61才。
華という字を分解すると、六つの十と、一とになることからいう。
と出ていました。
フェンスに絡まって、咲いていました。
載せていただいたのかな(笑)
私も還暦しか知りませんでした。
耳順=道理に通じたために、聞いたことがすべて、
よく分かること・・・・。
何だか耳順だけに、耳が痛い話ですね。
こんなレベルには、一生かかっても達し得ないかも
知れません(トホホ)。
でも、努力だけはね。
いいえ、たまたま読んだエッセイに、知らなかった
ことが、書かれていましたので、記事にしたまでで~す。
60才になるということは、「聞いたことが全て
よく分かる・・・」なんて、ホントに耳が痛いですね。
「還暦」を引いてみましたら、干支が一巡して、
数え年で61才を迎える年」とのみ出ていました。
耳順や華甲のような、難しい意味は書いてありませんでした。
意味を考えますと、「還暦」が一番無難ですね。
私も、還暦だけのほうが、気が楽です。(笑い
ありがとうございます!
華甲はちょっとわかりにくいですが、60歳って華やか☆華麗ってこと(にしておきましょう)
60になれば私も”他人のことばが、すなおに分かる”ようになるのかな(笑)
私も還暦の他に、このような言葉があること、
教えられました。
辞書を読書しましたら、いろいろ知ること、
多いことでしょうね。
今は、60才といっても、若々しく、これからの方もいますし、華麗に変身の年、の意味になるかもしれませんね。
あやのすけさんは、まだま~だ先のことですので、
“すなおにわかるよう”に、なっていると思います。